新型ハリアー、ガソリンとハイブリッドはけっきょくどっちが買い!?【新型ハリアー発売まであと5日】

  • 筆者: MOTA編集部
  • カメラマン:茂呂 幸正
画像ギャラリーはこちら

4代目トヨタ ハリアーの6月17日の正式デビューまであと少し! 新型ハリアーは2リッターガソリンと2.5リッターハイブリッドの2種類のエンジンが搭載されますが、2つの違いについて解説します。

>>どっちが買い!? 新型ハリアーを画像でもっと見る[画像60枚]

目次[開く][閉じる]
  1. ガソリンとハイブリッドの違いをスペックから検証
  2. 同じプラットフォーム、同じエンジンラインナップのRAV4との違いはあるの? ないの!?
  3. 新型ハリアー、ガソリンとハイブリッドはけっきょくどっちが買い!?

ガソリンとハイブリッドの違いをスペックから検証

新型ハリアーのエンジンラインナップは、直列4気筒2リッターノンターボのノーマルタイプ(M20A-FKS型ダイナミックフォース・ガソリン直噴エンジン)と、2.5リッターハイブリッド(A25A-FXS型直噴エンジン+THSII)の2機種。

それぞれFFと4WD(ハイブリッドはE-Four)が用意されます。

実はこの組み合わせは2019年春にデビューしたRAV4と一緒。もともとRAV4と新型ハリアーは同じTNGA GA-Kプラットフォームを共有する兄弟車ですが、エンジンラインナップも差別化されず一緒でした。

同じプラットフォーム、同じエンジンラインナップのRAV4との違いはあるの? ないの!?

歴代ハリアー初のFF+2.5リッターハイブリッドモデルが新設定

さて、いくら兄弟車とはいえ、新型ハリアーは高級なモデルです。スペック上、多少なりとも差別化が図られているのでは? そう思って両車のスペックを並べてみると・・・

全く同じでした(笑)。

ハイブリッド車用のA25A-FXS型2.5リッターガソリン直噴・ダイナミックフォースエンジンの最高出力は131kW(178ps)/5,700rpm、最大トルク:221Nm(22.5kgf・m)/3,600~5,200rpmで、システム出力はFFが160kW(218ps)、4WDが163kW(222ps)となっています。そう、今回の4代目から初めてFFのハイブリッドモデルが登場しています。

なお4WDのE-Fourにはリアモーターが追加されていて、電気で後輪を駆動させる仕組みです。FF、E-Fourともにトランスミッションは電気式無段変速機との組み合わせになります。

正式発売前なので、まだ燃費だけは明らかになっていません。

参考までにRAV4の数値を記載しますと、WLTCモード燃費はFFで21.4km/L、4WDで20.6km/Lです。RAV4と比較すると新型ハリアーのほうが車両重量は80~90g前後重く、数値は若干劣ると思われます。

※ハリアーの数値は社内測定値

ダイレクトな走りが自慢の2リッターガソリンエンジン

いっぽうガソリン車はM20A-FKS型2リッターガソリン直噴・ダイナミックフォースエンジンの最高出力は126kW(171ps)/6,600rpm、最大トルク:207Nm(21.1kgf・m)/4,800rpm。エンジン単体ではハイブリッド用の2.5リッターに匹敵するパワーの持ち主で、熱効率も高い最新型のエンジンです。

やはりFFと4WD(ダイナミックトルクコントロール4WD)から選択出来て、こちらはRAV4から初採用されるDirect Shift-CVTを搭載します。発進用ギアが追加されていて、ダイレクト感が増しているのが特徴です。

こちらも参考までRAV4の燃費ですが、WLTCモード燃費はFFが15.8km/L、4WDが15.2km/Lとなっています。

RAV4のFFモデルはベーシックなX(車重1500kg)にのみ設定されていて、新型ハリアーのFFモデルは1620kgなので120kg差。4WD比では、同じダイナミックトルクコントロール4WD搭載のGグレードと比較すると90kg差となります。

新型ハリアー、ガソリンとハイブリッドはけっきょくどっちが買い!?

新型ハリアーを買うならハイブリッドとガソリン、どっちが買いなのか。気になるところです。

新型ハリアーの正式な価格発表はまだですが、既に販売店では事前予約に際し価格が提示されており、それらの情報によると、ガソリンの最安モデルは299万円/319万円(FF/4WD)から、ハイブリッドは358万円/380万円(FF/E-Four)からとのこと。両車の価格差はおよそ60万円程度となっています。

ガソリン車とハイブリッド車の燃費差でガソリン代の差額を算出し、何万キロ走れば価格差の損得がなくなる…といった計算をすることも出来ますが、あまり意味があるとは思えません。RAV4もそうでしたが、両車は乗り味や性格が異なるからです。

FFガソリンとハイブリッドE-Fourの違いは明確

プロトタイプに試乗した今井優杏さんのレポートでも、FFガソリンは軽快、ハイブリッドE-Fourは上質で快適、そしてFFハイブリッドはまさに両車のあいだを取った性格だと伝えています。

結論。ガソリンとハイブリッドは、好みと予算に応じて(出来ればディーラーで試乗してから)選んでください!

・・・あ、玉虫色の答えだと怒らないで(汗)!

明確にどっちが優れてどっちが劣ってるとかではなく、新型ハリアーはそれぞれ明確なキャラ付けがされている。そう理解すべきなのですから。

[筆者:MOTA編集部/撮影:茂呂 幸正]

2020年6月17日まで日替わりで新型ハリアーの情報をお届け! 次回は!?

いかがでしたか。ちょっと結論が結論になっていませんでしたが、そのくらい新型ハリアーのグレード選びは悩ましく、でもどれを選んでもそれぞれ違った個性が得られるということのようです。

新型ハリアーのまだまだ知られていない秘密を毎日ご紹介していく本企画、2020年6月17日と噂される発売日まで毎日、新型ハリアーにまつわる様々な情報をお届けしていきます。

明日6月13日(土)も、新型ハリアーにまつわる最新情報を続々と公開予定なので、ぜひお楽しみに…。

トヨタ 新型ハリアー(プロト)試乗レポート2【今井優杏さん 動画レポート】

▼2.5Lハイブリッドの4WDとFFを比較してます▼

トヨタ 新型ハリアーの関連記事

トヨタ/ハリアー
トヨタ ハリアーカタログを見る
新車価格:
312.8万円620万円
中古価格:
57.8万円702.1万円

この記事の画像ギャラリーはこちら

  すべての画像を見る >

【PR】MOTAおすすめコンテンツ

検索ワード

MOTA編集部
筆者MOTA編集部

MOTA編集部。編集部員は、自動車雑誌の編集者やフリーランスで活動していた編集者/ライター、撮影も同時にこなす編集ディレクターなど、自動車全般に対して詳しいメンバーが集まっています。

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

MOTA編集方針

「車好きのみんなが見ているメルマガ」やSNSもやってます!
カー用品・カスタムパーツ

愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!

  • 一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?

    これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。

  • 一括査定は本当に高く売れるの?

    これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は、申込翌日18時に最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。

新車・中古車を検討の方へ

人気記事ランキング
最新 週間 月間

新着記事

新着 ニュース 新型車 比較 How To
話題の業界トピックス・注目コンテンツ

おすすめの関連記事

トヨタ ハリアーの最新自動車ニュース/記事

トヨタのカタログ情報 トヨタ ハリアーのカタログ情報 トヨタの中古車検索 トヨタ ハリアーの中古車検索 トヨタの記事一覧 トヨタ ハリアーの記事一覧 トヨタのニュース一覧 トヨタ ハリアーのニュース一覧

この記事にコメントする

コメントを受け付けました

コメントしたことをツイートする

しばらくしたのちに掲載されます。内容によっては掲載されない場合もあります。
もし、投稿したコメントを削除したい場合は、
該当するコメントの右上に通報ボタンがありますので、
通報よりその旨をお伝えください。

閉じる