トヨタ カムリハイブリッド(2014年マイナーチェンジモデル)試乗レポート/渡辺陽一郎(1/2)

トヨタ カムリハイブリッド(2014年マイナーチェンジモデル)試乗レポート/渡辺陽一郎
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9月のマイナーチェンジで内外装を一新した新型「カムリハイブリッド」を試乗チェック!

今は大半の自動車メーカーが、生産総数の80%以上を海外で販売する。トヨタの場合、2014年1~10月の累計データを見ると82%を海外で販売している。

このようなトヨタのグローバル化を象徴する車種が「トヨタ カムリ」だろう。北米では1ヶ月に3万~4万5,000台前後を販売して、中国でも売られるようになった。

今のトヨタ車は多岐にわたり、北米で売られるLサイズピックアップの「タンドラ」、ミニバンの「シエナ」、セダンの「アバロン」などは、日本では購入できない。トヨタに限らず「日本で買えない日本車」が増えているが、カムリは日本でも取り扱う世界戦略車だ。

トヨタ カムリハイブリッド(2014年マイナーチェンジモデル)

先代カムリの日本仕様は、直列4気筒の2.4リッターエンジンを搭載していたが、2011年に登場した現行型は直列4気筒2.5リッターのハイブリッドのみ。海外では直列4気筒2.5リッター、V型6気筒3.5リッターのノーマルエンジンも用意されるが、日本仕様はハイブリッドに統一した。

この国内戦略は納得できる。カムリは北米などではスタンダードなセダンだが、日本では明らかに大きい。全長は4,850mm、全幅は1,825mmに達する。となれば豪華さ、あるいは高性能といった趣味性が必要だが、海外向けのスタンダードセダンとして開発されたカムリにそれは求められない。そこで現行型はハイブリッド専用にして、特徴を持たせたのだ。

そんなカムリが、2014年9月9日にマイナーチェンジを実施した。当記事では、主力グレードのカムリハイブリッド Gパッケージを試乗したので、そのレポートをお届けしよう。

重厚感を増した「フロントフェイス」が存在感を放つ

トヨタ カムリハイブリッド(2014年マイナーチェンジモデル)
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まずは外観だが、以前に比べるとフロントマスクの存在感が増した。

ラジエターグリルの開口部が拡大され、フロントバンパーはエアロ形状になる。ヘッドランプはディスチャージだが、昼間に点灯するデイライト機能が付いたLEDクリアランスランプを加えた。リアビューもコンビネーションランプ、装飾のガーニッシュなどを変更している。

ボディ前後のデザインを変えたことで、全長は25mm拡大して前述の4,850mmに達した。Lサイズセダンの高級感を強めている。

TFT液晶付メーターへ刷新、安全面も大きく進化

トヨタ カムリハイブリッド(2014年マイナーチェンジモデル)

内装では、メーターのレイアウトを一新。

左側にはノーマルエンジン車のタコメーターに相当するハイブリッドシステムインジケーター、右側にはスピードメーターが装着され、中央には4.2インチTFTカラーのマルチインフォメーションディスプレイが備わる。平均/瞬間燃費、エコドライブの実績、レーダークルーズコントロールの作動状態などを表示する。

装備については安全面を進化させた。従来の先進装備は、2車線道路などで後方を並走する車両を知らせるブラインドスポットモニターだけだったが、新型ではミリ波レーダーを使ったプリクラッシュセーフティシステム、この応用機能となるレーダークルーズコントロール、車線逸脱を警報するレーンディパーチャーアラート、オートマチックハイビームも加えた。

これらをセットにして、Gパッケージの場合は13万2,840円でオプション設定される。

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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