デビュー4年目、なぜ今ごろ「ハイブリッド」追加なのか/トヨタ オーリスハイブリッド 試乗レポート(2/5)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:茂呂幸正
コンパクトにハイブリッド追加したら爆発的ヒット→Cセグでもイケるんじゃね?
アクアは初心者でも運転のしやすい小型5ナンバー車で、装備はシンプルながら、売れ筋グレードの価格帯は180~200万円だ。JC08モード燃費は、新型プリウスに抜かれたものの、依然として国内最高レベルの37km/Lに達する。
対するオーリスは海外(特に欧州)指向の強い3ナンバー車。価格は標準仕様の「オーリス ハイブリッド」が262万473円、上級の「オーリス ハイブリッド”Gパッケージ”」は283万2545円になる。装備の違いを補正すれば、価格は現行プリウスとほぼ同じだ。
しかしプリウスに比べればハイブリッドシステムが古く、オーリスハイブリッドのJC08モード燃費も30.4km/L(現行プリウスは売れ筋グレードが37.2km/L)にとどまる。
自動ブレーキは最新「プリウス」よりも劣る設定
緊急自動ブレーキを作動できる安全装備も、プリウスは「ミリ波レーダー+単眼カメラ」を使う「Toyota Safety Sense P」(トヨタセーフティセンスP/オプション価格は8万6400円)、オーリスは「赤外線レーザー+単眼カメラ」の「Toyota Safety Sense C」(トヨタセーフティセンスC/同5万4000円)だ。
オーリスのタイプは緊急自動ブレーキの作動が時速80km以下で(警報は時速140kmまで作動する)、歩行者も見分けられず、アクセルとブレーキペダルが自動調節されるレーダークルーズコントロールも備わらない。これだけの違いがあって価格差が3万2400円なら、Toyota Safety Sense Pが魅力だろう。
以上の点を踏まえると、オーリスハイブリッドの商品力には疑問符が付くが、運転感覚はどうなのか。試乗を開始した。
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