試乗レポート

テスラの自動運転 ”オートパイロット”を使って、高速道初の専用急速充電スポットに行ってみた／テスラモデルS 試乗レポート(2/4)

公開日:2016/07/22 15:05 最終更新日:2016/07/22 15:05

施設の安全を願い・・・「テスラ浜松スーパーチャージャーステーション」を宮司と巫女さんがお祓い

当日、各地から同イベントのために多くのオーナー諸氏が集まる中、シリコンバレーに本拠を置くテスラに対し、宮司と巫女さんによる純和風の安全祈願祭が最初に行なわれたのは、見ていて非常にインパクトがあった。

続いて、テスラモーターズジャパンのニコラヴィレジェ代表取締役社長が登壇。

「江戸時代から東海道の宿場町として栄えた浜松は、今でも東京と名古屋や大阪をつなぐ拠点であり、そこにスーパーチャージャーを設置できた意義は大きい。11ヶ所目でも重要度では一番といえます。日本のみなさんに、EVの時代が来たことを、もっと強く伝えていきたいと思います」と挨拶を述べた。

さらに、浜松市やNEXCO中日本の貴賓が祝辞を贈った。

鈴木康友浜松市長は「浜松は多くの2輪4輪の有力メーカーの発祥の地でもあり、震災後には発電量日本一を誇る太陽光発電だけでなく、バイオマスをはじめさまざまな再生可能エネルギーの導入に取り組んでいます。

そんな浜松市にシンボリックな施設ができたことは我々にとってもうれしいこと。これにより浜松を訪れる機会も増えることと思いますが、浜松は海の幸や山の幸にも恵まれているので、ぜひ観光のほうも楽しんでいただけるとありがたい」と述べた。

そしていよいよ、4基のスーパーチャージャーによる初チャージングが行なわれた。

イベント終了後、我々も持ち込んだモデルSをチャージした。

テスラではすでにCHAdeMO（チャデモ：日本が推し進める急速充電機器の規格）用のアダプターを用意しており、筆者は他車種も含めチャデモでの充電をこれまで何度も経験しているわけだが、汎用の充電施設では認証等の手間がかかるのに対し、スーパーチャージャーならその必要もなく、料金もかからない。

さらにはチャデモでは非常に重くて扱いづらい機器を操作する必要があり、それだけでもかなり労力を要するところ、スーパーチャージャーはシンプルに充電ポートに差し込むだけでチャージできるのは本当に便利。

そこには極めて大きな違いがある。

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