スバルWRX STI・グループR4モデル 同乗試乗レポート/マリオ高野(2/2)

スバルWRX STI・グループR4モデル 同乗試乗レポート/マリオ高野
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これぞまさに戦うマシンだ!

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マシンの外観はボンネットに設けられたダクト以外はほぼノーマルですが、徹底的な軽量化がはかられた室内は完全に戦闘機のコクピット状態。ドアの内張りはリアルカーボン製となっているなど、ガチの戦闘機であることが座った瞬間から実感できます。

スピンターンを決めやすいよう、サイドブレーキのレバーが垂直にそそり立っているところも緊張感を高めるポイントです。走り始めると、まずはWRCのインカー映像で聞き慣れた凄まじい吸排気系の爆音とミッションノイズのハーモニーに包まれながら、電光石火のごときシフトアップを行う新井選手のお姿に胸キュン♪ ラリー好きにとってはノイズではなくオーケストラによる音楽そのもの!

エンジンは基本的にノーマルながら、53kgも軽量化しているので加速力は凄まじいものがありますが、何よりもビビってしまうのが「こんな狭い道でこんな速度を出すのか!?」という信じ難い蛮行!(笑) 道幅はせいぜい2車線分ほどしかなく、先の見えないブラインドコーナーが連続する場面でも新井選手は「ありえない速度」でコーナーに突入します!

一般道と違って対向車こそ来ませんが、サーキットのようにエスケープゾーンがあるわけではありません。わずかでもコースアウトするとたちまちガードレールや森の大木に激突するという状況ながら、普通なら100%確実にオーバースピードで曲がりきれないはずと思える速度でも華麗に駆け抜けてしまう新井選手とインプレッサ!もはや、物理の法則を完全に無視しているとしか思えない動きです。

前後左右、そして上下のGが凄まじ過ぎて、手持ちのカメラではマトモな動画撮影など絶対に不可能。ドライバーも神ですが、こんな状況でペースノートを正確に読み上げるコドライバー(助手席のナビゲーター)も同じぐらい神だと思いました。

しかし、そんな状況でも「今、フロントが死ぬほど路面に食らいつきながらボディを捻るようにして鼻先がインに向いている!」「リアがスライドしている!」「イン側の後輪が浮いてる!」といったマシンの挙動がまるで実況中継のように逐一伝わって来ることにも驚きました。なんと濃密なインフォメーション性能なのでしょう!

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ラリードライバーは神だ!そんな神の操縦に応えるマシンも神である!

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ヘアピンでは首の骨が折れそうなフルブレーキングの直後に180度スピンターン!フロントを軸に浅田真央の回転ワザのように華麗な瞬間的旋回がバッチリ決まります!これぞまさに、憧れの「ツール・ド・コルス」の映像でVHSやDVDが擦り切れるほど繰り返して鑑賞したターマックラリーのハイライトシーンそのものじゃないですか!

ここでは恐怖からではなく、積年の夢が叶った嬉しさでダダ漏れの失禁が誘発されました!

ラリードライバーは神だ!神すぎる!そんな神の操縦に応えるマシンも神です! 阿鼻叫喚の最中に、極楽浄土が見えた思いがしました。

仮にあのまま天国へ昇天したとしても、我が生涯に一片の悔いナシ!という感じでありました。R4競技車の後には、ノーマルのスペックCでも同じ道で同乗走行を体験。いかにスペックCとはいえ、100%ノーマルの状態ではさすがにすべてのスケールが小さくなるはずだと思いきや、これがR4の競技車と遜色のない走りを魅せてビックリ!

比較的サスが柔らかいため、競技車よりも上下のGがデカくて、車内の絶叫マシン度はむしろ高まっていたのでありましたが、現行型インプレッサの戦闘力の高さにぶったまげました!

インプレッサって、市販の状態からこんなにもすごかったんですね。現行型のインプレッサには今まで軽く1万キロぐらいは乗ってきましたが、今さらながら真の性能を実感して、少し恥ずかしくなってしまいました。

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新井選手が出場するIRCイベントは、まずは5月11~12日にフランスで開催される第4戦の「ツール・ド・コルス」。去年も出場しておられますが、今年はYOKOHAMAから供給されるタイヤの性能が格段に向上したことで、去年よりも上位をゲットする自信が漲っておられるご様子でした!

IRCでの「シリーズ連覇」を目指す新井選手とインプレッサには、熱烈大注目であります!がんばれ新井選手!がんばれインプレッサ!

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マリオ 高野
筆者マリオ 高野

1973年大阪生まれ。免許取得後にクルマの楽しさに目覚め、ヴィヴィオとインプレッサWRXを立て続けに新車で購入。弱冠ハタチでクルマローン地獄に陥るも、クルマへの愛情や関心は深まるばかりとなり、ホンダの新車セールスマンや輸入車ディーラーでの車両回送員、ダイハツ期間工(アンダーボディ組立て)などを経験。2001年に自動車雑誌の編集部員を目指し上京。新車情報誌やアメ車雑誌の編集部員を経てフリーライターとなる。編集プロダクション「フォッケウルフ」での階級は「二等兵」。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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