モデル末期でもニューモデルを設定する、スバルらしい理由 /スバル インプレッサスポーツ ハイブリッド 試乗レポート(1/5)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:和田清志・SUBARU
いずれ出てくるだろうとは思っていたけど・・・
スバル初のハイブリッド車として、「インプレッサXV ハイブリッド」が発売されたのは2013年6月。『基本部分を共通化したインプレッサにもスグに設定するだろう』と思っていたら、意外に待たされた。もともとXVハイブリッドはインプレッサシリーズの最上級モデルとして設けられた経緯があり、スバルでは市場の反応も見ていたようだ。そして2年を経た2015年6月、スバル インプレッサスポーツにもハイブリッドモデル「インプレッサ SPORT HYBRID」を加えた。
クルマの成り立ちは、基本的にXVハイブリッドと同じだ。駆動用電池を含めたハイブリッドシステムの制御に改善を加えて、JC08モード燃費を20.4km/Lとした。発売当初は20km/LだったXVハイブリッドも、同様の改善を受けて今は同じ20.4km/Lに向上している。
そしてXVハイブリッドと同様、サスペンションにはノーマルエンジンを搭載するインプレッサスポーツとは異なる専用のチューニングを施した。駆動用電池周辺の補強も、XVハイブリッドと同様になる。
約130kgの重量増に伴いタイヤサイズを拡大
「インプレッサスポーツ ハイブリッド」では、タイヤサイズにも注目したい。水平対向4気筒2リッターのノーマルエンジンを搭載したインプレッサスポーツは、2.0i系が16インチ(205/55R16)、2.0i-S系が17インチ(205/50R17)だが、ハイブリッドは17インチのみの設定でサイズは215/50R17と少し太い。タイヤサイズを細かく使い分ける。
開発者にタイヤサイズを変えた理由を尋ねると「ハイブリッドはボディが重く(約130kgの増加)、荷重の違いも考慮してタイヤサイズを拡大した」と言う。前述の足まわりも、荷重とハイブリッドの性格に合わせてチューニングした。
ちなみにXVのタイヤサイズは、ノーマルエンジン、ハイブリッドともに225/55R17。これに比べるとインプレッサスポーツハイブリッドのタイヤは少し小さい。
[ハイブリッド専用のエクステリアが与えれた・・・次ページへ続く]
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