スバル インプレッサWRX STI A-Line 試乗レポート(4/4)

スバル インプレッサWRX STI A-Line 試乗レポート
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リラックスして楽しめる、大人のSTI

試乗4

MTのSTIに比べると、4WDシステムがDCCD式かVTD式かという違いがあり、基本の前後駆動力配分は、MTが41:59であるのに対し、A-Lineは45:55となる。また、LSDはフロントがトルセン→オープンデフ、リアがヘリカル→ビスカスになる。

サスペンションチューニングは共通で、A-Lineでは21万円でオプションとなったブレンボ製ブレーキを選択すると、外観もまったく同じとなる。絶対的な性能の高さを追求するのであれば、やはりMTにはかなわないが、A-Lineも「STI」を名乗るに相応しく、レガシィやインプのGT系とはずいぶん印象が違う。本格的パフォーマンスをリラックスして楽しめる、大人のSTIである。

あるいは、ライバル車に見られる2ペダルMTに対しても、ビギナーや女性でも臆することなく乗れるであろうイージードライブからの観点でも、いまだATに分がある。

全体の内容を考えても、MTより30万円以上も安い価格には買い得感があるし、実用性に優れる点も強み。かつてスポーツカーを愛用し、今でも乗りたい願望はあるが、諸事情でMT車を買うわけにはいかず・・・・・・A-Lineは、そんな人にもうってつけの1台だろう。

テールランプタイヤ&18インチアルミホイールエンブレム試乗1試乗2
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岡本 幸一郎
筆者岡本 幸一郎

ビデオ「ベストモータリング」の制作、雑誌編集者を経てモータージャーナリストに転身。新車誌、チューニングカー誌や各種専門誌にて原稿執筆の他、映像制作や携帯コンテンツなどのプロデュースまで各方面にて活動中。記事一覧を見る

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