注目の兄弟車「新型エクストレイル」と「新型アウトランダー」どちらが欲しい?【みんなの声を聞いてみた】
- 筆者: 望月 達也(MOTA編集部)
北米では既に兄弟車の日産 新型ローグ(日本名:エクストレイル)が2020年10月より先行して発売されていたが、2021同年4月21日より開幕する上海モーターショー2021にて、遂に日産 新型エクストレイルが公開されることがアナウンスされた。新型エクストレイルはアライアンスパートナーの三菱の新型アウトランダーとプラットフォームなどを共有する兄弟車となる。今回、実際に一般ユーザー、購入検討者達は注目の2台のどちらが欲しいと感じているのか? SNSで挙げられているみんなの声を探ってみた。
新型からは兄弟車となる2台
日産 エクストレイルは、現行モデルとなる3代目が2013年に登場。2021年現在まで、マイナーチェンジや仕様向上を繰り返しながら販売を続けるロングランモデルだ。
近年では幾度となく新型モデルの登場が囁かれるも、日産からの正式アナウンスはなかった。
そんな中、2021年3月26日(金)に、ついに上海モーターショー2021で新型エクストレイルの登場が予告された。正式な内外装のデザインはまだ公開されてはいないが、先行して北米で展開中の新型ローグが、新型エクストレイルとなる見込みだ。
一方、兄弟車である三菱 新型アウトランダーは、スタイリング、走行性能、上質な室内空間の3点を特徴として、全方位で大きく進化。2021年2月17日にエクストレイルより一足先に北米にて公開され、4月からは発売が開始されている。
日本導入が待ち遠しい2台だが、購入検討者たちは、実際のところ新型エクストレイルと新型アウトランダーではどちらが欲しいと感じるのだろうか? MOTA(モータ)では公式Twitter上でアンケートを募集した。
※アンケート測定期間:2021年4月11日(日)~4月14日(水)/測定方法:MOTA編集部公式Twitter
SNS上でのみんなの声は?
新型エクストレイル派はデザイン面とe-POWERを支持
Twitterアンケートでは、全体の53.9%が新型エクストレイルが欲しいと答え、残りの46.1%が新型アウトランダーが欲しいという僅差の結果となった。また、アンケートの他にもSNS上ではどのような意見が飛び交っているのか確認してみた。
まずは新型エクストレイルを推す声。主に見受けられたのは「原点回帰とまではいかないが、少し戻った路線のデザインが好印象」「デザインが現行モデルより好き」といったデザイン面に対する声。現行モデルの丸みを帯びたスタイリッシュなデザインから、角ばった無骨なデザインが今でも人気のある初代モデルの方向性に戻って良かったとする層がいくつも見受けられた。
次いで多く挙げられていた声に「いよいよe-POWER搭載の噂なので楽しみ」「エクストレイル × e-POWERは売れそう」「新型ノートのe-POWERが良かったから、エクストレイルでも期待が高まる」といったパワートレインに関する声。かねてからe-POWER搭載を望む声があったが、いよいよそれが現実となると思われる新型に注目が集まっている。
新型アウトランダー派は走行性能、PHEVを支持
一方、新型アウトランダーを推す声には「このオフロードっぽい無骨なマスクがかっこ良い」「エクストレイルよりも質感が高そう」といった声。無骨さが強く、デザイン面では新型エクストレイルよりも上とする声がいくつか見受けられた。
そして最も多かったのは「S-AWCが気になるから断然アウトランダー」「スペックはトヨタ RAV4 PHVを上回ってほしい」といった走行性能やPHEVとしての性能に追及する声。中には、新型エクストレイルと兄弟車になることから「三菱自動車ではe-powerは採用しないでほしい」と指摘する声も存在した。やはり人気の高いPHEVに対して注目が集まっている様子だ。
電動化に対する期待値はPHEVがリード
日本仕様の導入が待ち遠しい今回の2台。どちらもそれぞれの特徴を支持しつつ、僅差で新型エクストレイルに軍配が上がる形となった。
そんな中、中間的な声として「共有にするならPHEVにする方が電動化になると思う」「両車ともPHEVを採用すれば良いのに」「PHEVの方が何かと使える。この2択ならe-power選ぶ理由がわからない」などの声も一定数確認できた。今後の電動化にもつながる重要なポイントは、メリットの高いPHEVが一歩リードしている様子だ。
国内では、先行して展開している強力なライバル「トヨタ RAV4 PHV」がバッテリー総電力量18.1kWh、EV走行距離は95kmというスペックで人気を集める中、新型エクストレイル、新型アウトランダーの日本仕様はどんな仕上がりとなってくるのか? 今後の展開にまだまだ目が離せない。
[筆者:望月 達也(MOTA編集部)]
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