エクストレイルの兄貴分! 日本ではとっくの昔に消えた“日産 テラノ”が6代目に進化【日本にない日本車】

画像ギャラリーはこちら

日本では2世代でモデル消滅した日産 テラノだが、北米では独自の進化を遂げていた!

フルモデルチェンジし、大きく生まれ変わった5代目の日産 新型テラノ(北米名「パスファインダー」)についてご紹介する!

日産 新型パスファインダーを写真で見る[画像60枚]

目次[開く][閉じる]
  1. 日産 テラノ(北米名“パスファインダー”)が知らない間に進化していた!?
  2. フルモデルチェンジした新型パスファインダーは3列シートの大型SUVに
  3. 初代のモチーフも与えられたタフな内外装デザイン

日産 テラノ(北米名“パスファインダー”)が知らない間に進化していた!?

初代はトラックベースのライトクロカンモデル

日産のSUV「テラノ」を覚えているだろうか。ピックアップトラック「ダットサントラック」をベースにワゴンボディを載せたライトクロカンモデルで、同様の出自を持つトヨタ ハイラックスサーフと並んで1980年代から90年代にかけ人気を集めていた。

なお北米市場ではテラノではなく、初代より「パスファインダー」というネーミングで売られていた。

4代目からは乗用車プラットフォームに移行

日本では2代目(R50型)が2002年に販売終了しテラノの名は絶版となったが、パスファインダーは存続。その間、2012年登場の4代目パスファインダーでは、それまでのラダーフレームの古典的なスタイルから、乗用車のFF系モノコックプラットフォームへ大変革を遂げている。

現在はファミリー向け3列シートのミディアムSUVという位置付けで、ローグ(日本名「エクストレイル」)のいわば兄貴分である。

フルモデルチェンジした新型パスファインダーは3列シートの大型SUVに

5代目となる新型パスファインダーのボディサイズは、全長197インチ(約5003mm)×全幅77.9インチ(約1978mm)×全高70インチ(約1778mm)、ホイールベース114.2インチ(約2900mm)。

ボディサイズ自体は4代目とほぼ同等だ。全長5メートルの同クラスは、他にもトヨタ ハイランダーやスバル アセント、マツダ CX-9など多数のライバル車が存在している激戦区だ。

タフなイメージの強い歴代にならって、インテリアのデザインはシンプルかつ力強い形状。いっぽうで12.3インチのデジタルディスプレイ(メーター)や、先進の運転支援機能「プロパイロット(ナビリンク機能付)」やセーフティシールド360といった最先端技術も広く採用する。

初代のモチーフも与えられたタフな内外装デザイン

新型パスファインダーの外観では、初代パスファインダー(テラノ)のオマージュとしてフロントのVモーショングリル上部に3スロット形状がデザインされている。タフな印象のスクエアなフォルムとブリスターフェンダーの形状の組み合わせも、どこか初代を想わせる。

搭載されるのはV型6気筒 3.5リッターのガソリン直噴エンジン。最高出力284ps、最大トルク259lb-ft(約350Nm)を発揮し、新開発の高効率な9速オートマチックトランスミッションと組み合わされる。

ラインナップは2WD(FF)に加え、4WDが選択出来る。新型インテリジェント4WDは、ノーマル、スポーツ、エコ、スノー、サンド、マッド/ラット、トーンイングの計7種類のモードを選べるドライブ&テレインモードセレクターを備えた。

初代テラノ発売開始から35周年! 日本での販売復活も期待したい!

フルモデルチェンジした新型日産 パスファインダーは、2021年夏に北米で正式な発売を開始する予定となっている。日本への導入予定はないという。

しかしここ日本でも、アウトドアブームの高まりと相まって、大型のファミリーSUVを求める需要は確実に増している。初代登場から35年。再び“テラノ”の名で復活を遂げて欲しい1台だ。

[筆者:MOTA(モータ)編集部 トクダ トオル/撮影:NISSAN]

日産/エクストレイル
日産 エクストレイルカタログを見る
新車価格:
360.1万円533.3万円
中古価格:
29.8万円574.9万円
日産/テラノ
日産 テラノカタログを見る
新車価格:
268.7万円339.8万円
中古価格:
69.8万円260万円

この記事の画像ギャラリーはこちら

  すべての画像を見る >

愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!

  • 一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?

    これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。

  • 一括査定は本当に高く売れるの?

    これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。

【PR】MOTAおすすめコンテンツ

検索ワード

トクダ トオル(MOTA)
筆者トクダ トオル(MOTA)

昭和44年生まれ。週末は愛車に乗って(時に鉄道に乗って)家族とともにドライブやキャンプを楽しむ1児のパパ。自動車メディアに携わるようになってから15年余りが経過。乗り換えに悩むユーザーの目線に立った平易なコンテンツ作りを常に意識し続けている。記事一覧を見る

MOTA編集部
監修者MOTA編集部

MOTA編集部は自動車に関する豊富な知識を持つ専門家チーム。ユーザーにとって価値のあるコンテンツ・サービスを提供することをモットーに、新型車の情報や、自動車の購入・売買のノウハウなど、自動車に関する情報を誰にでも分かりやすく解説できるように監修しています。

MOTA編集方針

「車好きのみんなが見ているメルマガ」やSNSもやってます!

新車・中古車を検討の方へ

人気記事ランキング
最新 週間 月間

新着記事

新着 ニュース 新型車 比較 How To
話題の業界トピックス・注目コンテンツ

おすすめの関連記事

日産 エクストレイルの最新自動車ニュース/記事

日産のカタログ情報 日産 エクストレイルのカタログ情報 日産の中古車検索 日産 エクストレイルの中古車検索 日産の記事一覧 日産 エクストレイルの記事一覧 日産のニュース一覧 日産 エクストレイルのニュース一覧

コメントを受け付けました

コメントしたことをツイートする

しばらくしたのちに掲載されます。内容によっては掲載されない場合もあります。
もし、投稿したコメントを削除したい場合は、
該当するコメントの右上に通報ボタンがありますので、
通報よりその旨をお伝えください。

閉じる