最先端すぎ! 今なら売れるかもしれないホンダ車3選!

  • 筆者: MOTA編集部
画像ギャラリーはこちら

それまでになかった新しい発想や独自のコンセプトを持った車は、後にスタンダードとして定着することがあります。しかし、何がいつ当たるのかは誰にもわかりません。流行だけでなく独自のコンセプトを持った車を世に送り出してきたホンダにも、そんな意欲的と言える車種が存在していました。ただ、志と販売台数は別問題。いま見れば革新的だけど、当時はイマイチ売れなかったホンダ車3車種をご紹介しましょう。

目次[開く][閉じる]
  1. 時代を先取りしていた軽自動車ホンダ 2代目Z
  2. コンパクトで広いキャパシティを持つホンダ キャパ
  3. コンパクトクロスオーバーの先駆けホンダ HR-V

時代を先取りしていた軽自動車ホンダ 2代目Z

1998年にデビューしたホンダ 2代目Zは、エンジンをミッドシップに搭載したSUVテイストの軽自動車。195mmの最低地上高や5穴15インチの大径ホイールと175/80R15タイヤなど、本格クロカン顔負けの装備が自慢です。

エンジンを車両中央の床下に搭載し、走行に関わる空間と居住空間を上下に分けたことで、室内長は、なんと現行型フィットの1935mmよりも長い2380mm確保。さらに、前後重量配分は50:50を実現し、背の高い軽自動車とは思えない安定感のある走りを実現していました。

今なら売れていた軽SUV

床下エンジンやミッドシップ4WDなど、2代目Zはホンダらしいアイディアが凝縮された1台です。しかし、3ドアしか設定がなかったことや、1675mmという全高にしてはそれほど高さの無い室内高(1135mm)など、既に軽自動車の主流となっていた他社のトールワゴンと比較すると、やや使い勝手という点では見劣りしてしまいます。

また、価格は114万円からと、当時の軽自動車として割高だったことが影響し販売が低迷。価格をあと10万円下げ、もっとSUV要素を強調していたなら、軽SUVのトップ争いに加わる存在に成長していたかもしれません。

ホンダ 2代目Zの中古車相場

■中古車掲載台数:45台

■中古車相場:13.5万円~59.8万円(応相談含む)

※中古車掲載台数および相場は、2020年10月9日時点のデータ

コンパクトで広いキャパシティを持つホンダ キャパ

ホンダ ロゴのプラットフォームを使って開発された、ホンダ キャパは、1998年にホンダのコンパクトカー戦略「J・ムーバー」のシリーズ第1弾として登場したトールワゴン。

5ナンバー枠のコンパクトサイズで運転がしやすく、全高を1650mmと高くしたことで、クラストップレベルの広い室内空間を確保しています。また、二重フロア構造である「デュアルデッキパッケージ」を採用し、ボディ剛性を強化しつつ、フラットなフロアを実現していることも大きな特徴です。

今なら売れていた使い勝手に優れたパッケージング

ホンダ キャパは、ハイトワゴンであることを活かした室内空間により実用性が高く、座り心地が良いシートを装着しています。また後席は、スライド調整幅250mmの「マルチモードリアシート」が採用していたため、足元のゆとりも十分でした。

しかし、使いやすさや機能を重視するあまり、デザインは少々地味。さらに、分かり易い機能や装備もなく、日産キューブやトヨタ ヴィッツなどのライバルに埋もれてしまったことも、販売が振るわなかった理由の一つです。

もう少し遊び心のあるデザインや室内空間、使い勝手のいいスライドドアを装備していれば、現在ヒットしているトヨタ ルーミーやスズキ ソリオの先輩格として、ホンダ史に残るヒットモデルとなってたかもしれません。

ホンダ キャパの中古車相場

■中古車掲載台数:2台

■中古車相場:13万円~35万円

※中古車掲載台数および相場は、2020年10月9日時点のデータ

コンパクトクロスオーバーの先駆けホンダ HR-V

ホンダ HR-Vは、日常でのユーティリティ、コンパクトさ、軽さによる環境性能、楽しさ(Joyful)を追い求めた「J・ムーバー」の第2弾として登場しました。

先に販売されていたコンパクトカー、ホンダ ロゴのシャーシをベースに、175mm~190mmという高めの最低地上高や205/60R16の大径タイヤを装着。ボディタイプは、3ドアのみでスタートし、1999年には5ドアをラインナップに追加します。

今なら売れていた先進的なスタイリング

ホンダ ヴェゼルをはじめ、今でこそ人気ジャンルとなったコンパクトクロスオーバーSUVですが、HR-Vが発売された当時、日本においてコンパクトクロスオーバーSUVは「鬼門」と呼ばれる市場でした。

また、当時コンパクトカーに求められていたのは、扱いやすいサイズと購入しやすい価格です。そのため、SUV要素を持ったHR-Vは、価格という点で不利になってしまい、販売台数は振るいませんでした。

先進的でカッコ良いウエッジシェイプのスタイリングは、ヴェゼルがヒットしている今ならもっと売れていたかもしれません。

ホンダ HR-Vの中古車相場

■中古車掲載台数:8台

■中古車相場:33.6万円~79万円

※中古車掲載台数および相場は、2020年10月9日時点のデータ

ホンダ/Z
ホンダ Zカタログを見る
新車価格:
116.4万円141.7万円
中古価格:
10万円95.8万円
ホンダ/キャパ
ホンダ キャパカタログを見る
新車価格:
142.8万円190.1万円
中古価格:
43万円89万円

この記事の画像ギャラリーはこちら

  すべての画像を見る >

愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!

  • 一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?

    これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。

  • 一括査定は本当に高く売れるの?

    これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。

【PR】MOTAおすすめコンテンツ

検索ワード

MOTA編集部
筆者MOTA編集部

MOTA編集部。編集部員は、自動車雑誌の編集者やフリーランスで活動していた編集者/ライター、撮影も同時にこなす編集ディレクターなど、自動車全般に対して詳しいメンバーが集まっています。

MOTA編集部
監修者MOTA編集部

MOTA編集部は自動車に関する豊富な知識を持つ専門家チーム。ユーザーにとって価値のあるコンテンツ・サービスを提供することをモットーに、新型車の情報や、自動車の購入・売買のノウハウなど、自動車に関する情報を誰にでも分かりやすく解説できるように監修しています。

MOTA編集方針

「車好きのみんなが見ているメルマガ」やSNSもやってます!

新車・中古車を検討の方へ

人気記事ランキング
最新 週間 月間

新着記事

新着 ニュース 新型車 比較 How To
話題の業界トピックス・注目コンテンツ

おすすめの関連記事

ホンダ Zの最新自動車ニュース/記事

ホンダのカタログ情報 ホンダ Zのカタログ情報 ホンダの中古車検索 ホンダ Zの中古車検索 ホンダの記事一覧 ホンダ Zの記事一覧 ホンダのニュース一覧 ホンダ Zのニュース一覧

コメントを受け付けました

コメントしたことをツイートする

しばらくしたのちに掲載されます。内容によっては掲載されない場合もあります。
もし、投稿したコメントを削除したい場合は、
該当するコメントの右上に通報ボタンがありますので、
通報よりその旨をお伝えください。

閉じる