売れすぎ! 6速MTも選べるファミリーカーのヤリスは200万円で買えるミニ高級車だった
- 筆者: まるも 亜希子
家族みんなで使うミニバンとは別に、ひとりでサッと出かける時に乗るコンパクトカーが欲しいという人や、車庫環境などでファミリーで使えるコンパクトカーが欲しいという時。
走りがいいと話題のトヨタ ヤリスが気になっている人も多いのではないでしょうか?
6速MTも選べる手頃なファミリーカー! コンパクトカー乗り換え候補におすすめのトヨタ ヤリス
ヤリスは1.5L(リッター)ハイブリッド、ガソリンの1.5Lと1.0リッターの3タイプをラインアップしています。
ハイブリッドの魅力は何と言っても最高36.0km/L(WLTCモード)の低燃費。そしてモーターアシストによる上質でパワフルな走りです。
ただその分、価格はベーシックな「HYBRID X」で199万8000円からのスタートとなっています。
ガソリン1.5Lは、高速巡航も余裕のあるパワーと、最高21.6km/Lの低燃費をバランスよく手に入れられます。価格もベーシックな「X」が154万3000円からと、グッと控えめ。走り好きな人には6速MTが設定されているのも嬉しいですね。
トヨタ ヤリス ベースグレード | 価格 |
---|---|
HYBRID X(1.5L/ハイブリッド) | 199万8000円 |
X(1.5L/ガソリン) | 154万3000円 |
X Bパッケージ(1.0L/ガソリン) | 139万5000円 |
そしてガソリン1.0Lは、装備はやや簡素ですが軽快でナチュラルな走りが楽しめます。エントリーモデルとなる「X "Bパッケージ"」なら139万5000円と、かなりリーズナブルな価格設定です。
頻繁に乗るなら1.5LのXがおすすめ! 160万円で必要最低限の安全装備を
ただ、先進の予防安全装備がごっそりと省かれてしまうので、もし通勤などの足グルマだから1.0Lで十分、という場合でも、「X」145万5000円がオススメ。
それでも、メーターがデジタルではなくアナログだったり、エアコンがマニュアル式だったり、スマートエントリー&スタートシステムがオプションだったりするので、毎日乗るなら「G」161万3000円が欲しいところですね。
でもそうなると、ガソリン1.5Lの「X」(6MT)の方が7万円も安いんです。「X」(CVT)でも1万5000円安い159万8000円で、装備内容は大きくは1.0L「X」と同じながら、外観だと1.5Lの方にだけフロントのエアスパッツがついたり、安全装備だと1.5Lの方だけレーントレーシングアシスト(LTA)やレーダークルーズコントロールがついたり。
トヨタ ヤリス(ガソリンモデル)1.0Lと1.5Lの価格差 | 価格 |
---|---|
G(1.0L/ガソリン) | 161万3000円 |
X(1.0L/ガソリン) | 145万5000円 |
X(1.5L/ガソリン/CVT) | 159万8000円 |
X(1.5L/ガソリン/MT) | 154万3000円 |
1.0Lはエコドライブモードだけなのに、1.5Lには加えてパワーモードがついたりと、ちょいちょい豪華になってくるので、それじゃ1.5Lの方がいいかな、となりますよね。
ヤリス選びのキモはシートにあり! 長距離移動が多い方はZの検討を
ここで1.5Lの方に目を向けてみると、「G」(CVT)は1.0L「G」より14万3000円アップの175万6000円。
「X」同様の装備差があるので、差額分以上の価値はあると思います。でもちょっとチェックしたいのが、1.0Lも1.5Lもこの「G」まではすべて、フロントシートがヘッドレスト一体型。
どんな体型にも合わせやすく、長距離ドライブなどの快適性も高いセパレート型のシートは、ガソリンモデルではトップグレードとなる1.5L「Z」187万1000円(6MT)、192万6000円(CVT)にしか装備されないんです。
グレードZ(ガソリン/1.5L)の3つのおすすめポイント
しかも「Z」は「G」の17万円アップだけあって、装備内容が格段に充実しています。
とにかく外装がスポーティ! 他グレード比べ存在感が出ている
外観だとフロントグリルがブラック塗装になって、ドアベルトモールディングもサテンクロムでゴージャス。
大型のリヤルーフスポイラーはつくし、エアスパッツもフロントだけじゃなくリヤにもついて、まるで存在感が変わってきます。
フルLEDライトに紫外線カット、収納装備まで充実
ヘッドライトだって、ガソリンモデルで唯一、フロントもリヤもフルLEDが標準装備。
ガラスにはUVカットに加えてIR(赤外線)カット機能がつくし、シートヒーターや助手席の買い物アシストシート、シートバックポケットやシートアンダートレイ、ラゲッジのアジャスタブルデッキボードなど、収納関係まで一気に便利になっちゃいます。
コロナ対策に嬉しい! ナノイーエアコンを装備
エアコンにナノイーがつくのも、LEDアンビエント照明で室内がムーディーになるのも、ガソリンモデルでは「Z」だけなんですよね。
200万円でこの高級感! ヤリス買うなら充実装備のZがおすすめ
となると1.5Lガソリンの「Z」(6MT:187万1000円/CVT:192万6000円)の装備の充実度は、36万9000円も高くなるハイブリッドのトップグレード、「HYBRID Z」とほぼ同じなんです。
ハイブリッドでは、20万4000円高くなる「HYBRID G」も、7万2000円高くなる「HYBRID X」も、装備内容としては1.5L「Z」より簡素になります。
なので静粛性やモーターならではの俊敏な加速、よっぽどシビアに燃費もこだわるという人ならハイブリッドがオススメだけど、そうでなければ走りも贅沢装備も価格も、すべてバランスよく備わる1.5L「Z」がイチオシです。
もしハイブリッドモデルに4万4000円でオプション設定されている「アクセサリーコンセント(非常時給電システム付)」が標準装備だったら、気持ちはグイッと傾くんですけどね。災害などの備えも考えたい、という人は検討してみてくださいね。
車内でも油断は禁物! コロナ対策にプラズマクラスターオプションの検討を
そしてオプション装備は、こんなご時世なので車内の空気をいつもきれいにできる、「プラズマクラスター搭載LEDルームランプ」1万9140円。
ウイルスもニオイもアレル物質も撃退して、ヤリスとともに快適でアクティブな毎日を楽しんじゃいましょう。
[筆者:まるも 亜希子]
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