【写真で解説】「GRヤリス」はトヨタが必勝体制で造ったホンキの4WDスポーツだった!
- 筆者: MOTA編集部
- カメラマン:小林 岳夫
かつてWRC参戦のために造られた4WDスーパースポーツ“ランエボ”や“WRX STI”が相次いでモデル消滅する中、新たに現れたGRヤリスとは一体どんなクルマなのだろう。画像を中心にサクッと解説していく!
ラリーの知見を市販車に落とし込んだ必勝マシン「GRヤリス」
トヨタとTOYOTA GAZOO Racingが2017年から参戦を続けるWRC(FIA世界ラリー選手権)。その参戦マシン「ヤリスWRC」から得た“勝ち抜く”ための知見やノウハウを全てつぎ込み、2020年9月4日に発売を開始した4WDスポーツカー「GRヤリス」。
発売されたばかりのGRヤリスの全容について、いち早く画像と共に解説していこう!
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世界ラリー選手権参戦マシン「ヤリスWRC」のノウハウをすべて投入
トヨタ GRヤリスは、FIA世界ラリー選手権(WRC)への参戦を目指すホモロゲーション(参戦に必要な規定を満たす型式認定)モデル。開発に当たっては、2017年からWRCへ参戦中のラリーマシン「ヤリスWRC」の経験がフルに生かされた。
“ヤリス”を名乗るが、5ドアハッチバックのヤリスとは別物で、より空力特性に優れる3ドアハッチバックスタイルとした。TNGAプラットフォームも専用のスポーツ4WDプラットフォーム。エンジンフード、トランクリッド、ドアパネルはアルミ製で、ルーフには軽量で高強度なCFPR(炭素繊維強化プラスチック)素材を採用するなど、軽量化にも注力されている。
日本向けの設定グレードは3タイプ。高出力版3気筒 1.6リッターターボ+6速MT+4WDのスポーツモデル「RS」と競技用ベースモデル「RC」、さらに3気筒 1.5リッター+CVTの「RS」が用意される。
製造はトヨタ元町工場内に新設された専用ライン“ GR FACTORY ”で、「匠」に認定された熟練の技能者たちが生産にあたるという意味でも、特別な1台である。
高性能版1.6リッターターボに加え、1.5リッターモデルも用意
RSとRCグレードに搭載される直列3気筒 G16E-GTS型 1.6リッターターボエンジンは、最高出力272ps(200kW)、最大トルク370Nm。
トルセンLSDやBBS製鍛造アルミホイールを備え、スポーツ走行時の限界性能を高めた“High performance”には、冷却スプレー機能付空冷インタークーラーも加えられる。
タイヤサイズは225/40R18。“High performance”のみ、225/40ZR18のミシュラン製Pilot Sport 4Sが装着される。
メーター中央部には4.2インチのカラーTFT液晶画面によるスポーツメーターを装備。前後輪トルク配分やターボ過給圧、各種ウォーニングなどを表示する。
なお競技用ベースモデルのRCでは、走りに必要な装備以外は極力排除されたシンプルなインテリアとなり、ラリー用小径タイヤの装着を考慮した16インチベンチレーテッドディスクブレーキと17インチタイヤ(205/45R17)が採用される。
ラリーでの活躍と公道での愉しい走り、どちらも期待大の1台
トヨタ GRヤリスの価格は、1.5リッター+2WDの「RS」が265万円、1.6リッターターボ+4WDの「RZ」が396万円、「RZ “High performance”」が456万円となっている。また競技ベースモデル「RC」は330万円だ[価格は全て消費税込]。
市販車をモータースポーツ用に開発するのではなく、モータースポーツ用に開発されたクルマを市販化したGRヤリス。世界のラリーシーンでの活躍、そして公道で楽しめる日がそれぞれ待ち遠しい期待の1台だ。
[筆者:MOTA編集部/撮影:小林 岳夫]
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