ディーラーから試乗車がなくなる!? スバル流の“新しいカタチの試乗”は定着するか?【未来モビリティ総研】
- 筆者: MOTA編集部 木村 剛大
- カメラマン:MOTA編集部
2019年11月よりスバルが導入したVR試乗。これまでとは違う、まったく“新しいカタチ”の試乗の導入を決めた張本人を直撃! なぜVRだったのか? など気になる真相を暴く。
安全機能をわかりやすく説明したい
なぜVR試乗を始めた? という率直な疑問を担当の国内営業本部 販売促進部 推進課の中路 勝博さんに質問すると、とにかくアイサイトの実力を知ってもらいたい! そして、高速道路でしか多感デキない機能の説明をお客さまにわかりやすく伝えたい、というのが最大の理由だという。
ぶつからないクルマというキャッチーなCMでしっかり市民権を得たアイサイト。だが、スバルユーザーでもすべての機能を体感している人は多くないという。
元々スバルは、試乗してもらうことで“走る愉しさ”や“スバルの良さ”を知ってもらいたいという信念がある。だが、高速道路において操舵アシストをしてくれるアイサイトツーリングアシストなど、試乗などの限られた時間しかないため、購入前に試すチャンスがこれまでなかったのだ。この問題を解決してくれるのが今回のVRというワケだ。
販売強化に直結!? スバルを知るキッカケに
スバルに限らず、ディーラーの敷居は正直いって高い。ことに試乗ともなれば、買うまで帰らせてくれないのは? と思う人も少なくないのだ。かくいう筆者も「試乗はちょっと……」というのが正直なところ。
だが、VR試乗だったら気軽に体験できるうえ、アイサイトの知名度をより広められる可能性も大いにある。実際に体験した筆者に言わせると、VRとしても魅力満点なのだ。後方から迫ってくるクルマや追い越してくるクルマ、突然停止してぶつかりそうになるなど、スリル満点。極端な話、まったく買う気が無くても、VRが気になるのであれば、是非体験しほしい! そこから、気になったらリアル試乗をしてスバルの本当の味を体験するのも大いにアリだ。
クルマ好きは知っていても、そうでない大半のユーザーに知ってもらう“いいキッカケ”づくりというワケだ。
VRがディーラー革命を起こす?
インタビューをしていて、もしかして!? と思ったのは、自動車業界が長年抱えている問題を解決するかもしれないということ。大型店舗を除いて、国内にはまだまだ展示車も置けないような小さな販売店も多くある。
そもそもショールームに置く展示車や試乗車の目的は、実際にクルマに触れてもらって、販売意欲を掻き立てるという側面がある。
だが、試乗車や展示車がないなら話は別だ。実際の販売に大きく響いてしまうことも多々。ことにアイサイトなどの先進安全支援システムは体感して初めてその機能の必要性を知ることがほとんど。大型店舗では衝突被害軽減ブレーキの体験試乗会が催されるが、そのスペースを確保できない小規模店舗ではどうしたって不可能だ。
そこで、今回のVRだ。今まで体感してもらうためにはクルマとスペースが必要であったが、VRならば極端な話、椅子さえあればOK。もっとも今回のスバルに関しては、展示車に“乗ってもらいながら体験”が前提ではあるのだが……。
今後VRの技術がもっと進めば、衝突被害軽減ブレーキなどの体験はもとより、より"リアル"な体験ができる時代が来るかもしれないのだ。
スバルが進めるVRプロジェクト、今後の進化にも目が離せない!
【筆者:MOTA編集部 木村 剛大】
>>次回は、来たるべきEV時代を見据えてスバルが考える未来の走りを特集予定!
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