ボクらが熱く語れたあのクルマ、あのエンジン|【1980年代パワーウォーズ ベスト3】(1/2)

  • 筆者: 永田 トモオ
  • カメラマン:日産自動車/トヨタ自動車/ホンダ

リッター当たり100馬力越えを競った1980年代

ガソリンエンジン危うし? 世界の自動車メーカーが、こぞってハイブリッド車や電気自動車化に舵を切っていく今、ガソリンエンジンは、日本でも徐々に脇へと追われ始めている。

もちろん、ガソリンエンジンが消えることは当分ないし、自動車の性能ももっとよくなるだろう。でも、その昔のように、みんなが熱く語れるようなエンジンとクルマの関係は、生まれてこないかもしれない。

ではその昔、日本の乗用車が高性能化してパワーウォーズに突入した1980年代の、クルマとエンジンのベスト3カップルを独断と偏見を交えて、個人的な思い入れもたっぷりに挙げてみようと思う。

まずはFJ20ETエンジンを搭載した日産 スカイライン 2000 RSターボC。次に1G-GTEU搭載のトヨタ ソアラ 2.0GT ツインターボ。そして、ZCエンジンを搭載したホンダ シビックSiだ。ベスト3もこの順番としたい。

1位のスカイライン 2000 RSターボCは、84年に六代目R30型の最強モデルとしてラインアップ。FJ20ETは、排気量2リッターの4バルブDOHCにターボ・インタークーラーの装着で最高出力205psを発揮するという、国産初の“リッター100ps”オーバーエンジンだった。

誰からともなく呼ばれ始めたニックネームが「鉄仮面」で、国内ツーリングカーレースでも大活躍している。それでも、スカイラインRSがGT-Rを名乗れなかったのは、『FJ20エンジンが4気筒だったから』というのも有名な都市伝説だ。結局、FJ20ETは86年までの5年間という短命で生産終了。鉄仮面の名前とともに、80年代パワーウォーズの起爆剤として、オールドファンの語り草になっている。

懐かしの鉄仮面やソアラ、シビックSiを画像で見る[フォトギャラリー]

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筆者永田 トモオ
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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