富士の麓にKangooが640台集結!「ルノーカングージャンボリー2013」イベントレポート
- 筆者: トクダ トオル(MOTA)
- カメラマン:オートックワン編集部
人生を共に愉しむクルマ「ルノー カングー」
フランスのスペースワゴン「ルノー カングー」。はっきり言ってニッチなクルマだ。月平均25,000台も売る「トヨタ アクア」などと比べれば、その1%にも満たない台数しか売れていない。しかし、カラフルなルノー カングーが勢揃いするこのページの画像を見て欲しい。どのクルマもどこか生き生きとしているし、オーナーの皆さんは実に楽しそうだ。クルマと共に、オーナーが人生を愉しんでいる様子が伝わってくる。こんなクルマ、他にあるだろうか。
そんなルノー ジャポンの稼ぎ頭(そう、ニッチとはいえ、ルノー・ジャポンにとってみたらTOPの売れ行きを安定的に示す大切な1台なのである!)「ルノー カングー」オーナーのためのイベント、「カングージャンボリー」が今年も行われた。
今年は前回よりもさらにキャパの大きい会場で開催
5月19日(日)に行われた第5回「ルノーカングージャンボリー2013」の会場となったのは、山梨県山中湖村にある「山中湖交流プラザ”きらら”」。富士五湖のひとつ、山中湖の湖畔に広がる敷地の中に、大型野外ステージ「山中湖シアター ひびき」を始めとする様々な施設を備えている。そして湖の向こうには、世界文化遺産の登録がほぼ確定となった明峰、富士山の姿が見渡せるという、これ以上ない絶好のロケーションが素晴らしい。前回のカングージャンボリー2012ではルノー車が600台以上集まり、会場のキャパシティをオーバーしてしまうほどの盛況ぶりだったため、今年はさらに大きい会場へと移った経緯がある。
今回はステージで「スチャダラパー」のスペシャルライブが行われたほか、例年にも増して様々なイベントが用意され、過去最高の参加台数を記録した!
富士の麓で大いに盛り上がりをみせたルノーカングージャンボリー2013会場の模様を、写真とともにお伝えしていこう。
参加台数、カングーだけで過去最高の650台以上!!
会場は「山中湖シアター ひびき」でのステージイベントを中心に構成された。ステージ前には、部品メーカーなどによる車中泊や愛犬家仕様などに架装された数々のカングー試作車を展示。カングーオーナーたちは1台1台真剣にチェックしていた。さらにセグウェイの体験試乗や、奥様向けのスペシャルネイルサービスをジャンケン大会の勝者に提供する太っ腹ぶり。またルノー車の展示やマルシェ(グッズなどの販売)、キッチンカーでのランチコーナー、キッズネイチャークラフト教室、キッズペーパークラフト 、キッズスポーツコーナー、ドッグランでのワンちゃんスポーツ大会といった、参加者全員を飽きさせない工夫が用意されていた。
クルマのイベントというと、ついついお父さんだけが盛り上がってしまい、連れの奥様や子供たちが手持ち無沙汰に、というシーンが散見されるものだが、そこはファミリーにも愛されるカングーだけに、手抜かりはなかったようだ。これもルノーカングージャンボリーが支持される理由のひとつだろう。
その結果として、今回のルノーカングージャンボリー2013はルノー カングーだけで640台の参加台数が集まった! このほかのルノー車も200台弱、他銘柄の車も含め、1200台以上のクルマが会場に集まった。もちろんこれは、ルノーカングージャンボリー史上過去最高の記録である。
来場者のカングーを観てまわるだけでも十分に楽しめる
しかし、様々な催しが行われたルノーカングージャンボリー2013だが、何より楽しめたのは、来場者が乗ってきた650台を超えるルノー カングーを1台1台観て回ることだった。
ただでさえ個性的なカングーだが、カラフルなボディカラーのみならず、ステッカーの貼り方ひとつからオーナーのこだわりでカスタマイズされ、1台として同じクルマが見当たらない状態だ。別に派手なエアロパーツを付けなくたって、個性は主張できるものなのである。
手馴れた様子でルーフキャリアにタープを取り付け、コーヒーなど飲みながら湖畔を眺めのんびり過ごす夫婦。何かと荷物が多くなるアウトドアファンには、荷室が広いカングーの使い勝手の良さは大きな魅力だろう。また自転車が積まれたカングーも多く、アクティブなユーザー像も見て取れる。
フリーマーケットコーナーでは、カングーの大きな荷室を展示スペースにして、オシャレな洋服や手作りのグッズ、さらには陶器で出来たカングー(!)などを売る人たちも多数。いずれの商品も趣味が良くこだわりが見られ、オーナーたちそれぞれにブレないライフスタイルをしっかり持っていることが良く分かる。カングーオーナーのみならず、カングーがちょっと気になっているアナタも、この楽しそうな様子を見て回れば、確実にカングーが欲しくなってしまうことだろう。
スチャダラパーのMC Boseは、カングーオーナーになっていた!
「スチャダラパー」といえば、1990年にデビューした日本のラップグループの草分け的存在だ。小沢健二との「今夜はブギー・バック」の大ヒットでその名を知った方も多いはず。メンバーはBose(ボーズ)、ANI(アニ)、SHINCO(シンコ)の3人。そう、ルノーカングージャンボリー2013の目玉イベントが、スチャダラパーのスペシャルライブだ。
中でもMC Boseといえば、「あやまんJAPAN」ファンタジスタさくらだとの熱愛を写真週刊誌にスクープされた際、初代のフィアット パンダに乗っていたエンスーぶりがクルマ好きの間ではつとに有名(?)だが、その彼女とは昨年めでたく結婚。奥様の妊娠をきっかけに、愛車をルノー カングー(電動キャンバストップの付いた初代モデルの中古車らしい)に乗り換えていたというから驚いた。
ライブ合間のMCでは、イタリアやフランスの小型車が好きだというクルマ好きのBoseが、まったくクルマに対して無頓着なスチャダラ・アニに対して、いかに会場のカングーやルノー車がステキかについてあれこれ語り、来場したルノー車オーナーたちの心をグッと掴むも、「クルマは音楽が聴けて壊れなければいい」などと、いくら言ってもまるで興味がない様子を隠さないアニ(フォードトーラスに10数年間も乗っていたそうだ。それはそれでステキ)。そのゆるーい対比具合がまた彼ららしく、会場を沸かせていた。
[Photo&レポート:トクダ トオル(オートックワン編集部)]
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