ルノー カングー 特別色限定車「カングー クルール」発表会速報

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  • カメラマン:オートックワン編集部
ルノー カングー 特別色限定車「カングー クルール」発表会速報
ルノー カングー クルール(限定300台)[ボディカラー:ベージュ カマルグ(ルノー4純正色)] ※「クラシック15インチスチールホイール」はオプション ルノー カングー クルール(限定300台)[ボディカラー:ベージュ カマルグ(ルノー4純正色)] 外観 ルノー カングー 限定車「カングー クルール」(限定300台)[ボディカラー:ブルー エクスプレス(ルノー エクスプレス純正色)] エクステリア ルノー カングー クルール(限定300台)[ボディカラー:ヴェール パステル(ルノー 4CV 純正色)] エクステリア ルノー カングー クルール(限定300台)[ボディカラー:ベージュ カマルグ(ルノー4純正色)] フロント ※「クラシック15インチスチールホイール」はオプション ルノー カングー クルール ブラックドアミラー ルノー カングー クルール(限定300台)[ボディカラー:ブルー エクスプレス(ルノー エクスプレス純正色)] リアビュー ルノー カングー クルール(限定300台)[ボディカラー:ベージュ カマルグ(ルノー4純正色)]と、3月に追加されたカングーの上級仕様「カングー イマージュ」(左) ルノー カングー クルール[ボディカラー:ヴェール パステル(右)とベージュ カマルグ(左)] ルノー カングー クルール(限定300台)[ボディカラー:ベージュ カマルグ(ルノー4純正色)] エクステリア(オプション装着車) ルノー カングー クルール インテリア 画像ギャラリーはこちら

早いもので・・・「色」という名の限定車、第3弾が登場

ルノー カングー クルールを紹介するルノー ジャポン 大極 司 代表取締役 社長ルノー カングー クルール 全3色のカラーラインナップ

もう、ルノー ジャポンはよ~くわかってる。何がって「ルノー カングー」ファンの心理をだ。

ルノー カングーは、フランス本国では商用用途がメインの実用車。郵便局の集配から建築業の職人さんまで広~く愛されていて、街中のそこかしこで見かけることが出来る。日本でいうと「ハイエース」のような『はたらくクルマ』の代表格だ。

しかしそこはフランス人が造るだけあって、機能的な実用車とはいえ、ただ無骨で無機質なワケではない。積載能力や実用性は極限まで突き詰めてあるのは前提として、どこかオシャレで、どこかかわいらしく、そしてどこか変わってる

国産ミニバン大全盛の日本にあって、このニッチでステキなクルマを我が家の相棒に、と目をつけた人は少なからずいて、実際カングーはルノー ジャポンの稼ぎ頭の1台となっている。もちろんいくら「はたらくクルマ」が元とはいえ、日本にやってくるルノー カングーは、5人乗りの真っ当な乗用車仕様なのは言うまでもない。初代モデルのように黒バンパーだったり、ドアの一部が鉄板むき出しということもなくなって(あれはあれでオシャレだったけど)、ファミリーカーとして使うのに何の問題もない。

しかし、だ。

遠く極東の地から、まだ観ぬパリの街角の風景を想像し目を閉じると・・・かの地でへこみ傷をつけながら、洗車もされずに健気に働く「はたらくクルマ」カングーのそっけない姿などをついつい考えてしまうもの。ええ!?マニアだなあ・・・などと言わないで欲しい。カングーを好むエンスーの中でもそうした嗜好はあるようで、以前実施したカングーオーナーの取材でも、そうした本国仕様にあえて近付けようとドレスアップ(ドレスダウン?)するユーザーが居たのだから。

ならば、とルノー ジャポンは考えた。乗用車仕様のカングーに、あえて「商用車」のテイストを与えてみてはどうだろう、と。

2012年版カングー クルールのテーマは「フレンチレトロ」

ルノー カングー クルール(限定300台)[ボディカラー:ベージュ カマルグ(ルノー4純正色)] フロント ※「クラシック15インチスチールホイール」はオプション
ルノー カングー クルール(限定300台)[ボディカラー:ブルー エクスプレス(ルノー エクスプレス純正色)] リアビュールノー カングー クルール(限定300台)[ボディカラー:ヴェール パステル(ルノー 4CV 純正色)] エクステリア

もちろん、単にドレスダウンしたワケではない。クルールはフランス語で「カラー(色)」の意味。特別なボディカラーを与えたのだ。なにせ出自が商用車だけに、生産ラインでは企業などの指定カラーに塗り変える対応はお手のもの。塗装の自動ラインで下地塗りをしたあとに、本塗りの際だけラインからいったん外し、特別色(300色の対応が可能!)を手塗り。仕上げのコーティングを再びラインで行う、なんていうことが出来ちゃうのだ。

一昨年、ソリットのオレンジ、グリーン、ブルーの3色各30台限定で発売したところ、これが瞬く間に売り切れ。昨年発売した第2弾のカングー クルールは、再びソリッドのオレンジとグリーン(初代とは少し異なる色合い)、それにブルーメタリック、さらにはピンク(!)の全300台限定としたのだけど、こちらもあっという間に売れてしまったのだった。カラー仕上げのバンパーをあえて商用モデル用の黒いバンパーとし、1970年代のテイストを感じさせるビビットなカラー(実際、それぞれが70年代のルノー車の純正カラーなのだ)と組み合わせたことで、不思議とレトロでオシャレな雰囲気がウケたようだ。

というワケで、長い前振りの後にようやく本題。本日5月17日に発表された2012年版カングー クルールのテーマは「フレンチレトロ」。一昨年、昨年が70年代カラーの復刻なら、こちらは主に1960年代から1950年代(!)のそれだ。ベージュ、グリーン、ブルーの3色が設定された。さらにはオプションで、レトロカラーに良く似合うアイボリーカラーのスチールホイール(つまり鉄っちんだ!)などもオプションで用意している周到さ。やられた。

ベージュの「ベージュ カマルグ」は、大衆小型車「ルノー 4(キャトル)」の純正色そのもので、南フランス カマルグ地方の美しい砂浜をイメージしたもの。緑色「ヴェール パステル」は、終戦直後から生産を開始した大衆モデル「ルノー 4CV」風。プロヴァンス地方を彩るオリーブの葉の緑を再現した。最後に水色の「ブルー エクスプレス」だけはグッと新しく(?)1980年代テイスト。カングーの祖先「ルノー エクスプレス」風で、陽光に輝く地中海の青をイメージしている。

つまりこういうことだ。

冬のパリは日照時間も短く、また霧も深い。暗い空が覆うモノトーンのパリ。そんな中、パリっ子たちがこぞって陽ざしと青い海を求め、バカンスへと向かうのが南の地中海エリアだ。多くの浜辺は砂利で覆われている中で、南フランス カマルグ地方の白い砂浜は希少なものとして親しまれている。そしてクルマは、オリーブの木が茂るプロヴァンス地方へ・・・

・・・と、今回のカングー クルールは、まさにあの南フランスの景色をイメージさせてくれるような、楽しいカラーリングなのだ!

・・・などと、さもプロヴァンスの景色を観てきたかのように書いてみたりするが、これはルノー ジャポンのマーケティング・商品企画を取りまとめるフレデリック・ブレンさん(ちなみに日本語ベラベラです)のお話の受け売り。今回のカラーをセレクトした背景には、そうしたストーリーが隠されていたというワケだ。なるほど。

今回も全部で300台の限定発売となる「カングー クルール」。3色各100台ずつという単純な割り当てではなく、また5速MT車は特に台数が少ない(詳細は下記の諸元をご参照・・・)。「欲しい!」と感じたなら、迷わずディーラーへ向かうことをおススメする!

ルノー カングー クルール インテリアルノー カングー クルール 専用ナビゲーション用化粧カバー(ボディカラー:ブルー エクスプレス用)ルノー カングー クルール 「クラシック15インチスチールホイール」(60900円[消費税込み])ルノー カングー クルール専用 インナーハンドルカバー(ボディカラー:ベージュ カマルグ用)ルノー カングー クルール専用フロアマット(写真はボディカラー:ベージュ カマルグ用)

「ルノー カングー クルール」主要諸元

ルノー カングー 限定車「カングー クルール」(限定300台)[ボディカラー:ブルー エクスプレス(ルノー エクスプレス純正色)] エクステリアルノー カングー クルール(限定300台)[ボディカラー:ベージュ カマルグ(ルノー4純正色)] 外観

全長x全高x全幅:4215x1830x1810mm/ホイールベース:2700mm/車両重量:1420kg(5速MT)/1460kg(4速AT)/定員:5名/ステアリング位置:右/エンジンタイプ:直列4気筒 DOHC 16V/総排気量:1598cc/最高出力:105ps(78kW)/5750rpm/最大トルク:15.1kg-m(148N・m)/3750rpm/トランスミッション:5速MT/マニュアルモード付き4速AT/駆動方式:FF(前輪駆動)/タイヤサイズ:195/65R15(前後)/全国希望小売価格:219.8万円(5速MT車)/229.8万円(4速AT車)[価格は共に消費税込み]/台数割り当て:「ベージュ カマルグ」116台(うちMT車は25台)/「ブルー エクスプレス」100台(うちMT車は25台)/「ヴェール パステル」84台(うちMT車は19台)

◎関連情報もチェック!

ルノー カングーに人気の限定車シリーズ「カングー クルール」が3度目の登場[2012年5月17日|自動車ニュース]

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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