プジョー 新型508 速攻試乗|2700kmのロングドライブで見えた上級グレードの実力とは(5/5)
- 筆者: 内田 俊一
- カメラマン:和田 清志・内田 千鶴子
気仙沼まで足を延ばして
今回の試乗会では、トータル2700kmにわたって508のテスト走行を行った。東京を起点として前半は岐阜、近江八幡を経由し伊勢へ。後半は気仙沼へ向かうことを選択した。
これは中央道、東名・新東名、伊勢・東名阪、東北、常磐などの主要高速道路を使用した印象を知りたかったこと。そして、せっかく長距離を走るのであれば、気仙沼に向かい現地で様々な観光をすることで、少しでも復興の役に立てればという思いからだった。
復興支援に繋がる“ポイントカード”とは
昨年、気仙沼へ行った時からはかなり復興のスピードは上がっていたが、それでもまだまだ道半ばという印象だ。そんな中、気仙沼市ではクルーシップカードというポイントカードを発行している。実は筆者もこのカードを前回訪問した時に作っている。現地の加盟店で買い物や食事をするとポイントが貯まるもの。
現在その加盟店は70店舗以上で、カードの保有者は1万7000人を超えているという。また、通販サイトでも使えるところが増えてきている。さらに、このカードのポイントは最長2年を経過した場合、単に消滅するのではなく、1ポイント1円で計算され、気仙沼市へ寄付されるのだ。つまりそのポイントが無駄になることはないばかりではなく、復興支援につながるのだ。
そもそも気仙沼は水産業が主力だった。しかし、8年前の震災で壊滅的な被害を被り、さらに、それ以前から問題だった人口流出もより多くなってしまった。そこで観光に力を入れるためのデータベースづくりを始めた。それがこのシステムだったのだ。
クルーシップ事務局気仙沼地域戦略 渡邊 幸市氏は、「外から来てもらう交流人口を増やすことで、これからの気仙沼を作っていくことがいいのではないかという発想なのです」とコメントする。また、気仙沼市からも人件費などの予算も計上され、しっかりとしたシステム作りがなされている。
気仙沼へ寄った際は、買い物や食事で復興支援に貢献してみては
もうひとつ、このクルーシップに関して渡邊氏は、「ボランティアに来ていただいた方の中にもこの会員になって頂いている方々が多くいらっしゃいます。そういった方々と気仙沼が、このカードがあることで精神的なつながっている、そういう思いになれば嬉しいですね」ともいう。
多くの会員を確保した現在、その会員のリピート率も向上しているという。そういったデータを基に様々な分析を行い、加盟店への提案を始めたところのようで、いよいよ次のステップへ進む準備ができたようだ。
ぜひ、読者の皆さんもこのクルーシップカードを手に入れて気仙沼で買い物をし、また、通販サイトで買い物を楽しんでもらいたい。これで少しでも復興の役に立てるのであれば、嬉しい限りではないか。
[筆者:内田 俊一/撮影:和田 清志・内田 千鶴子]
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