今やスーパーカー並みの価格! R32、R33、R34、あの頃憧れた「スカイラインGT-R」

  • 筆者: MOTA編集部
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はっと目を見張るような流麗なフォルムのスポーツカー。屈強なボディでどこにでも行けそうなSUV。それともオシャレで可愛らしいコンパクトなモデル。最新モデルから懐かしの名車まで。燃費や車格、維持費など現実問題は一旦置いておいて、誰しも1度は自分の憧れのクルマを思い描いたことでしょう。そしてそれを自慢したいなんてことも…。

今回はR32、R33、R34といった、あの頃憧れた「スカイラインGT-R」を振返っていきます。あなたの好きなクルマは何ですか? 昔から憧れていた1台はありますか?

目次[開く][閉じる]
  1. スカイラインGT-R(BNR32型):1989~1994年
  2. スカイラインGT-R(BCNR33型):1995~1998年
  3. スカイラインGT-R(BNR34型):1999~2002年

スカイラインGT-R(BNR32型):1989~1994年

1989年に16年ぶりにGT-R復活のモデルとなったのが、R32型スカイランGT-R。FRベースながら、高度な電子制御により4輪に自在に駆動力を配分できる4輪駆動システム(アテーサE-TS)を搭載します。

R32型はスペック上では280馬力となっていますが、実際にはレース仕様の600馬力を想定して開発されました。

さらに、その後のマイナーチェンジでは、Vスペック(1993年)、VスペックII(1994年)が登場。フロントヘビーな弱点を補うため、前後輪のブレーキローターをそれぞれ大型化。ブレンボ製のベンチレーテッドディスクブレーキを装備しました。

その後、当時行われていたツーリングカーレース「グループA」では4年間で29戦29連勝という金字塔を樹立するなど、国内・海外のレースで活躍。数々の輝かしい成績を残し、500台限定の「GT-R NISMO」やオーテックバージョン、そして、耐久用のベース車「N1」など、多くの限定車がいくつも存在します。

スカイラインGT-R(BCNR33型):1995~1998年

1995年、ボディサイズの大型化・ホイールベース延長などにより、ひと回り大きな3ナンバーサイズとなって登場したのがR33型スカイラインGT-R。

エンジンは引き続きRB26DETTを搭載。足廻りにはブレンボ製ブレーキキャリバーを全車標準装備していました。

1997年にはオーテックジャパンより、4ドアセダンGT-Rとなる「スカイラインGT-Rオーテックバージョン 40th ANNIVERSARY」を発売。422台のみ生産された4ドアGT-Rは、2ドアのGT-Rを4ドアに改良したため、リアフェンダーやリアドアなどは新たに形成されていました。

他にも、R33型 GT-Rがル・マンへの参戦記念として期間限定販売された「LMリミテッド」なども。LMリミテッドは、チャンピオンブルーのみ販売されました。さらに、NISMOが手がけたコンプリートカー「NISMO 400R」は、その名のとおり400馬力を発生させるハイパフォーマンスモデルで、生産台数はわずか55台。

日産の技術力の高さはもちろん、オーテックやNISMOから販売されていた限定モデルやコンプリートモデルは、当時のキャッチコピー「マイナス21秒のロマン」のようにロマンを感じさせてくれる魅力がありました。

ボディの大型化などにより、失敗作と揶揄されるR33型ですが、プロトタイプでは世界一過酷なサーキットとして名高いニュルブルクリンク北コースで先代(R32)のラップタイムを21秒上回る7分59秒を記録するなど、潜在能力の高いGT-Rでした。

スカイラインGT-R(BNR34型):1999~2002年

最後にして最強のスカイラインGT-RとなったR34型。

先代R33型で不人気だったボディ周りを凝縮。ホイールベースを約50mm縮め、空気抵抗を軽減する新しいエアロシステムを搭載しながらも、先代とほとんど変わらない重量に抑えハンドリング性能が向上しました。

エクステリアでは吊り目タイプのヘッドライトを採用するなど、より迫力のあるデザインに。

他にも、スカイライン初の6速MTの採用やカーボンディフューザー、可変リアスポイラーといった意欲的なメカニズムも多数備えます。約3年と短い生産期間ながら2002年に有終の美を飾ります。

また、スカイラインGT-RはR34まで日本国内のみでの生産・販売だった為、海外でも「伝説のマシン」として今なおその名を轟かせています。

大ヒットカーアクション映画「ワイルド・スピード」シリーズでは、故ポール・ウォーカー演じる主人公ブライアンが駆るマシンとしてアメリカでも高い注目を浴びるようになりました。

日産/スカイラインGT-R
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新車価格:
555.3万円693万円
中古価格:
418万円7,730万円

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筆者MOTA編集部

MOTA編集部。編集部員は、自動車雑誌の編集者やフリーランスで活動していた編集者/ライター、撮影も同時にこなす編集ディレクターなど、自動車全般に対して詳しいメンバーが集まっています。

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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