お手頃なのに妥協ナシ! ファイナルコネクションの車高調キットを実際に装着してみた

クルマを買ったらまず足回りを交換したい!

クルマのカスタマイズの第一歩、それは人それぞれ考えるところは違うだろうが、筆者としてはまず足回りをキメたいと常々思っている。先にホイールを替えたいと思う人もいるかもしれないが、そのあとに車高を変えるとサイズやオフセットに不満が出てくるだろうし、エアロパーツを先に装着してもチグハグ感がでてしまう。

>>■ファイナルコネクションの車高調を装着したクリッパーを写真で見る

それならまずはビシっと足回りをキメてから、他の部分をカスタマイズしていくことが二度手間になることもなく、結果的に余計な費用が発生することも少ないというのが持論。今回は筆者がレジャー用に購入した軽商用バンである日産NV100クリッパー(スズキ エブリイのOEMモデル)の足回りをキメるべく、ベストなアイテムを探すことにしたのである。

手頃な価格で車高を変えるとなると真っ先に思い浮かぶのがスプリングのみの交換。確かにスプリングだけであれば、車高調キットよりも安価に購入することができる。しかし、工賃を考えると実はあまり得策とは言えない。

スプリングを交換するということは、当然サスペンション一式を取り外し、さらにサスペンションをばらしてバネを入れ替えるという作業が発生してくることになる。そうすると、まるっとサスペンション一式を交換するだけの車高調キットよりも工賃が大幅にかかってしまうのだ。

最近では車高調キットの価格もかなりこなれてきているので、トータルでかかる費用を考えると車高調キットを導入するのとあまり変わらなかった……ということも大いにあり得るのである。

言うまでもなく、車高調キットなら車高の微調整も可能だし、多くの車高調キットは減衰力の調整機能も有しているため、購入後のセッティングの幅も考えると圧倒的に車高調キットの導入の方が良いということがお分かりいただけたのではないだろうか。

企画、生産から出荷、取り付けまで自社で行うファイナルコネクション

ただ、車高調キットといってもそのクオリティはさまざま。ネットなどで検索すると有名メーカーから聞いたことがないようなメーカーのものまで、多くの情報がヒットするが、あまりに安いものはクオリティが低いものも残念ながら存在している。

足回りはクルマを支える重要な部品でもあるため、いくら安くても品質の悪いものは装着したくないというのは当然だろう。そこで筆者が白羽の矢を立てたのが、企画、制作から出荷、取り付けまで自社で行うことで中間マージンをカットし、リーズナブルな価格を実現しているファイナルコネクションの車高調キットだったのだ。

VIP系や軽自動車ユーザーにはもちろん、ドリフト系ユーザーからも高い支持を集めるファイナルコネクションだけに、ユーザーの目的に合わせてさまざまな仕様の車高調キットが用意されている点も魅力のひとつ。

今回はリーズナブルな価格ながら、全長調整式や減衰力20段調整機能付といった基本を押さえたエントリーモデルである「STYLE KIDS」(税別79,800円)をチョイスした。車種によって若干内容は異なるが、DR17型NV100クリッパー用のキットにはスタビリンクロッドも同梱されており、別途購入しなくてもいいというのも嬉しいポイントだ。

ファイナルコネクションなら取り付けからアライメント調整までOK

今回は装着も含めて東京都あきる野市にあるファイナルコネクション本社併設の工場にお願いすることにした。同社では予約をすることで取り付け作業をお願いすることができ、本格的なアライメント測定器も常設されているため、同時にアライメントを測定、調整してもらうことも可能となっている。

もちろん、足回りに精通したスタッフが作業をしてくれるので、セッティングの相談をすることもできる。そのため、関東近郊にお住まいのユーザーであれば、是非とも装着もお願いすることをオススメしたい。

今回は同社が推奨する車高(純正からおよそ30mmダウン)に設定したが、同社曰くこの型のエブリイ系はリアサスペンションのストロークが少なく、極端なローダウンを施すと乗り心地が極端に悪化するというのだ。こういった情報も自社でキッチリ開発しているからこそ分かるものと言えるだろう。

実装着でどうなったの? 試乗インプレッション

ということで、ファイナルコネクションのSTYLE KIDSを装着した我がNV100クリッパー。ノーマル状態ではフェンダーとの隙間に握りこぶしが入るほど高かった車高も良い感じに下がってくれた。本来は最大積載量350kgということもあり、フル積載しても大丈夫なようにマージンがとられているのだろうが、レジャー使用の筆者はそこまでの重量物を積む予定もないので、全く問題ないハズだ。

今回の減衰力はちょうど真ん中の設定にしてもらったが、ノーマルよりはやや硬めであるもののスポーツカーを乗り継いできた筆者にとってはちょうどいい硬さで、ワインディングも今までとは比べ物にならないほど楽しく走れるセッティングとなった。もちろん減衰力は20段階調整なので、もう少しソフトな方がいい人もハードな人がいい人も許容できる懐の広さも兼ね備えていると言えるだろう。

ただ、カスタマイズに慣れ親しんだ友人からは「もうちょっと下げたほうがキマるんじゃない?」という悪魔のささやきももらっている。まだ実行には移していないが、こういった微調整ができるのも車高調キットの良いところなのだ。

[筆者/写真:小鮒 康一]

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小鮒 康一
筆者小鮒 康一

1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後に急転直下でフリーランスライターへ。国産旧車に造詣が深いが、実は現行車に関してもアンテナを張り続けている。また、過去に中古車販売店に勤務していた経験を活かし、中古車系の媒体でも活動中。最近では「モテない自動車マニア」の称号も獲得。記事一覧を見る

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