日産 マーチ 試乗レポート/吉田由美(2/3)
- 筆者: 吉田 由美
- カメラマン:柳田由人/島村栄二
旧型に比べおとなしくなった新型マーチのデザイン
新型マーチの話題は、発売前からニュースや新聞などで大きく取りあげられていましたが、新型マーチはタイ、中国、インド、メキシコで生産されて世界中へ輸出し、日本仕様もタイで生産されます。
ある意味、逆輸入というか、輸入車です。
「マイクラ」としては今年のジュネーブモーターショーで初公開されましたが、「マーチ」としての世界初公開はタイのバンコクモーターショー。私も、今年のバンコクモーターショーへ行きましたが、タイ政府は今年から国家プロジェクトとしてエコカー政策を行い、またタイ国内で生産すると関税が安くなるなどの優遇処置が得られます。
いくつもの厳しい条件をクリアした新型「マーチ」は、タイでのエコカー第1号と認定され、バンコクモーターショーでも大きな目玉として扱われていました。
というわけで、バンコクモーターショー会場で私ははじめて新型マーチに遭遇するのですが、残念ながら華が無いというかおとなしい感じに見えて仕方がありません。先代(3代目)マーチがライトもルーフもすべてが丸っこい個性的なデザインだっただけに、あまりにも‘普通’になりすぎた感があり、個人的にはちょっとがっかりですが、デザイン的には上手くまとまっているのかも。
各段に向上した実用性と「てんこ盛り」の最新技術
が、実際に試乗してみると実用面は各段に向上しているし、最新技術が「てんこ盛り」。
たとえば後席の頭上空間の広さ。後席の丸みを帯びたサイドガラス面は先代マーチをイメージするものですが、後部の屋根部分をやや直線で延ばすことにより、頭上の圧迫感も減り、乗り降りのしやすさもアップ。
フロントガラス面が大きく、前席のベルトライン前方がやや下がり気味になっているので、視界もまずまず。車両感覚もつかみやすい感じ。
ダッシュボードが全体的に高めなので、小柄な女性はシートをやや高めにしないといけないかも。しかし、ハンドルの高さやシートの高さが調整できる機能は付いていますので、問題の無い範囲だとは思います。
エクステリアに丸みが減った分(?)、車内は‘丸’のオンパレード。まず目につくのは、中央に構えるベーグル風のエアコンスイッチとドアハンドル。
ドアハンドルはほかのモデルにも使用されているものですが、手を入れる部分が大きく掴みやすいので、お年寄りから小さなお子様、そして爪の長い女性にもフレンドリーです。
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