TOMICA誕生48年目の超進化「トミカ4D」登場|日産とコラボでGT-Rのリアルすぎるエンジン音を再現!【東京おもちゃショー2018】
- 筆者: 遠藤 イヅル
- カメラマン:遠藤 イヅル/タカラトミー
みんなのミニカー「トミカ」が48年目の“大革命”、その内容とは!?
わずか6車種のラインナップで1970年にスタートしたトミカ。ダイキャスト製のずっしり感と手で転がした時の楽しさを持ち、誕生以来48年で930種類以上・累計約6億2500万台も生産されて来た「みんなのミニカー」です。
そのトミカに「トミカ史上でかつてない進歩と大きな革命が起きる」との情報が入りました。それが“超進化を遂げたトミカ”、「トミカ4D(フォーディー)」。
2018年6月7日(木)~10日(日)に東京ビッグサイトで開催の「東京おもちゃショー2018」で詳細が発表されると聞き、記者発表会に行って参りました。
>>「トミカ」48年目の“大革命”を画像でもっと見る[フォトギャラリー]
クルマ好きで知られるフリーアナウンサーの安東 弘樹氏による司会で記者発表会が進みます。まず登壇したのは、株式会社タカラトミー トミカ企画部 部長 竹内 俊介氏です。
「今まで子供たちが手転がしで『ブーンブーン』と言いながら楽しんでいたトミカが本当にエンジン音や走行音を発したら、子供たちはどう思うでしょうか。トミカ4Dはトミカの特長であるラインナップの豊富さ、再現性、品質、そして音と振動による“リアル”を加えることで今までにない感覚と感動を提供します。トミカ4Dは究極の“手転がし”です。」
と語った竹内氏。その「音と振動」とはどんな感じなのでしょう!?
エンジン始動音、空ぶかし音、走行音などで感じる「音と振動のリアル」
続いて株式会社タカラトミー トミカ企画部 企画開発課 係長 大井 崇司氏がトミカ4Dについての詳細を説明しました。
「手のひらの上の振動と手転がしをした時のリアルな走行音や働くクルマのサイレン音によって、トミカの普遍的な魅力を一段階昇華しています」
その遊び方とは、まず、トミカの屋根を長押しします。するとエンジン始動音が鳴り響き、トミカがアイドリング音と振動を発します。振動もアイドリングを表現しているのです。さらにトミカを押すと、今度は空ぶかし(ブリッピング音)に変化。10回に一度ほど「プー」とクラクションも鳴るとのことです。そして手転がしを始めると、アイドリング音は走行音になります。ただブーンというのではなく、加速音、シフトチェンジの音、さらには減速の音まで、様々な音が入っているのですからオドロキです。パトカーや救急車などの働くクルマではサイレンやアナウンスの音も入っています。遊び終えたらまたトミカを長押ししてください。音と振動が停止します。しかもエンジンが切れる時の音付きです。
トミカ4Dは2018年10月から予価1,600円(税抜き)で発売が予定されています。
その第1弾は日産 GT−R(赤と黒)、ホンダ NSX(青と白)、トヨタ クラウン パトロールカー、トヨタ ハイメディック救急車の計6種類でスタートします。このうちGT−RとNSXのスポーツカータイプに関しては、内蔵している音は日産とホンダの全面協力のもと実車のエンジン音を収録したものが使用されており、臨場感あるサウンドを楽しめるようになっています。
タカラトミーブースではトミカ4Dの試作品を用意して「トミカの革命」である音と振動を体感できるコーナーがあり、筆者も実際に体感しましたが・・・「音が出て振動するトミカ」、思った以上に感動しますよ!
トミカ4Dをひと足お先に動画で体感!【タカラトミー TAKARATOMY】
トミカ中心世代の小学生の親代表として登壇した品川庄司も大興奮
記者発表会には日産 GT−R及びフェアレディZの統括責任者を務める日産自動車の田村 宏志氏と、トミカ中心世代の小学生の親を代表してタレントの品川庄司も登場しました。
トミカ4D開発の大井氏は田村氏と密に連絡を取ったこと、音源収録時にはGT−Rのステアリングを田村氏が握っていたこと、音の収録が大変だったことなどの裏話を披露しました。
品川庄司は持ちネタの「ミキティー!」を「トミカフォーディー!」に置き換えて絶叫したり、ジャケットを脱いでタンクトップになるなど笑いを交えながらトミカ4Dを実際に体感。「この『ブーンブーン』ってリアルな音は口に出せない!」とトミカ4Dが発する音と振動のリアルさに驚いた様子です。
田村氏は「スポーツカーというのは速くてかっこよくて、いい音がするのですが、ミニカーにもようやく揃ってきました」と感想を述べていました。
なおトミカ4Dは早くも「日本おもちゃ大賞2018」共遊玩具部門で大賞を受賞しています!
[レポート:遠藤イヅル/Photo:遠藤イヅル・タカラトミー]
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