日産、二人乗り超小型電動車両の国土交通大臣認定を取得
公道走行の実証テストにも参加
日産は、2010年秋に発表した2人乗り電気自動車のコンセプトカー「NISSAN New Mobility CONCEPT(日産ニューモビリティコンセプト)」の公道走行を可能とするための大臣認定を、国土交通省から取得した。
NISSAN New Mobility CONCEPTは、高齢者や単身者世帯の増加といった社会背景や、乗用車の近距離移動・少人数乗車の使用実態に着目した、持続可能かつ効率的で使い勝手のよい移動手段を実現させるための新しいコンセプトを持った車両だ。
同車を用いて、国土交通省の平成23年度「環境対応車を活用したまちづくりに関する実証実験」にに参加。横浜市、青森県、福岡県(高齢者にやさしい自動車開発推進知事連合)と共同で、超小型モビリティの活用による地域交通システムのあり方の検証や、アンケート及び実証実験後の聞き取り調査により、車両の使い勝手を評価してゆく。
また公道走行における各種データの収集を通じて、超小型車両が他の車両と混走する上での円滑な自動車の流れ(交通流)の確保などについても検証する。
なおNISSAN New Mobility CONCEPTの日本での公道走行はこれが初めてとなる。
■車両概要
車名: Nissan New Mobility CONCEPT
リチウムイオン電池を搭載した電動車両
最高速度 時速80km 全長 234cm、全幅 119cm、全高 145cm、車両重量 470kg 乗車定員: 2名
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