日産 リーフが4日分の電力になる!? 災害時、EVの蓄電機能が活躍
日産は、蓄電機能のある電気自動車「リーフ」の新たな活用法として、「太陽光発電でフル充電したリーフの電気で一軒家3人家族が何日間暮らせるか」を特設Webサイトにて検証するとともに、1日に家庭で使用する電気量と電気費用に関するWEBムービーも公開した。
リーフe+をフル充電すると一般家庭で使う電力の4日分相当になり、優れたエネルギー源としての活躍も期待される。
日産 リーフe+の蓄電を使って何日暮らせる!?
一般家庭(3人家族想定)で使用する1日当たりの電気使用量は、約12kWhと言われている。リーフ e+に搭載した大容量のバッテリー(62kWh)を太陽光パネルからフル充電すると、一般家庭で使用する電力の4日間分相当となる。
V2Lシステムを活用した電気機器への電力供給
V2L(Vehicle to Load)システムとは、電気自動車(EV)などの発電・蓄電能力の発電能力を活用して電気機器に電力供給を行う装置である。
これによりリーフに充電された電気を取り出し、AC100Vに変換することで家電機器への電力供給を可能にする。
電気自動車の歴史
世界初めての電気自動車は、約180年前の1830年代に誕生した。当初はガソリン車と注目度がほぼ同等であったが、戦争などの影響でガソリン車の普及が進み、反対に電気自動車は急速に衰退してしまった。
こののち電気自動車の開発は2000年代後半より活発になり、2010年の日産 リーフの発売を皮切りに本格的な普及が始まった。電気自動車保有台数の推移を見ると、2010年から2017年にかけて約15倍に伸びており、大きな市場を作り上げている。
クルマの普及に伴い、多くの人々がモビリティによる利便性や運転する楽しさを享受しているが、その一方で、温室効果ガスの排出量や交通事故は緊喫の課題となっている。日産は新車走行中のCO2排出量をゼロの実現を目指している。
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