マツダ i-stop、「2010年次RJCテクノロジーオブザイヤー」を受賞

マツダは、特定非営利活動法人（NPO）の日本自動車研究者・ジャーナリスト会議（RJC）による「2010年次RJCカーオブザイヤー」の最終選考において、マツダが開発したアイドリングストップ機構「i-stop」が「RJCテクノロジーオブザイヤー」を受賞したことを発表した。

マツダの「ｉ-stop」は、直噴エンジンの燃焼エネルギーを利用することにより素早くエンジンを再始動、一般的なアイドリングストップ機構の半分となる約0.35秒を実現。また、エンジン再始動時の振動や騒音を抑えることにより、乗用車にふさわしい、自然な使い心地を提供する。

マツダは、今年6月に発売した新型マツダ アクセラに、この「i-stop」を初めて採用し、10・15モード燃費を旧型比で約15％改善した。i-stop付モデルは、「環境対応車普及促進税制」による減税対象および「環境対応車普及促進対策費補助金」の対象となり、国内におけるアクセラの全販売台数のほぼ半分を占めている。

日本自動車研究者・ジャーナリスト会議は1990年に設立し、カーオブザイヤー選考委員会による優秀車および優秀技術の選考の他に、研究活動を通じた道路行政への提言等を行ってる。マツダによる「RJCテクノロジーオブザイヤー」の受賞は、1993年の「ミラーサイクルエンジン（ユーノス800）」、2003年の「RENESISロータリーエンジン（RX-8）」に続き3度目となる。