トヨタ、ヴォクシー／ノア／エスクァイアに多人数送迎に対応する「ウェルジョイン」を新設定

トヨタは、ヴォクシー／ノア／エスクァイアをマイナーチェンジし7月3日に発売。これに伴いウェルキャブ（メーカー完成特装車）についても、同様の改良を施した。

関連記事：顔面アルヴェル化！？トヨタ、ヴォクシー／ノア／エスクァイアをマイナーチェンジ

今回さまざまな用途で多人数の送迎が快適にできる「ウェルジョイン」（2017年9月発売予定）を3モデルに新たに追加した。価格（消費税込）は、ヴォクシー／ノアが252万2880円、エスクァイアが273万1320円となる。

加えて、セカンドシートが電動で回転し前傾するチルト機構の追加により、乗降をよりスムーズにサポートする「サイドリフトアップチルトシート車」（2017年10月発売予定）をヴォクシー・ノアに新設定した。

価格（消費税非課税）は、ヴォクシー、ノアともに292万8000円となる。

さらに、車いす仕様車については、付属する電動ウェルチェアが容易に固定できる装置を備えた「車いす仕様車タイプIII」の開発を現在進めている。

＞＞フォトギャラリー

◆詳細

▽ウェルジョインは、乗員が自力でサードシートへ乗降できるよう、乗降し易い専用の手すりを最適な箇所に設置したほか、乗降時の通路幅を確保した専用セカンドシートを導入。介護施設への送迎のみならず、過疎化にともなう路線バスの廃止により交通空白の問題を抱える地域の移動手段など、さまざまな用途に合わせ使い易い車両とした。

▽サイドリフトアップチルトシート車は、チルト機能の導入により乗降時にシートが前傾するため、利用者のシートへの着座、立ち上がりをサポートし介助者の負担を軽減。また、車外へのシートの張り出しを約55cmに抑えたことにより、一般家庭の駐車場や外出先の狭いスペースでも乗降を可能とした。