トヨタ、ハイブリッド車のグローバル累計販売台数が700万台を突破

2013年12月末に600万台を突破してから約9か月で700万台を達成

トヨタ プリウス

トヨタは、ハイブリッド車のグローバル累計販売台数が2014年9月末までに705万台となり、700万台を突破したと発表した。

トヨタは、環境への対応を経営の最重要課題の1つと位置付け、「エコカーは普及してこそ環境への貢献」との考えのもと、これまでハイブリッド車の普及に取り組んできた。1997年8月に日本でコースターハイブリッドEVを発売、同年12月に世界初の量産ハイブリッド乗用車「プリウス」を発売して以来、2013年12月末に600万台を突破してから約9か月で累計販売台数700万台を達成した。

2014年からの2年間でグローバルで新型ハイブリッド車15モデルを投入予定

2014年9月末現在トヨタは、ハイブリッド乗用車27モデル、プラグインハイブリッド車1モデルを合わせて90以上の国・地域で販売している。1月より発売したヴォクシー・ノアのハイブリッド車や、7月より発売したレクサスNX300h、10月下旬発売予定のレクサスRC300hなどを含め2014年、15年の2年間でグローバルで新型ハイブリッド車を15モデル投入する予定であり、引き続き更なるラインナップの拡充、販売地域の拡大に努めていく。

なお、2014年9月末までに販売したハイブリッド車のCO2排出抑制効果は、車両サイズおよび動力性能が同等クラスのガソリンエンジン車のCO2排出量と比較し、約4,900万トンに上るとトヨタでは試算しており、気候変動の原因のひとつとされるCO2の削減に寄与したと考えている。また、ガソリン消費抑制量は、同等クラスのガソリンエンジン車のガソリン消費量と比較し、約1,800万kLの効果があったと試算している。

トヨタは、各種のエコカー開発に必要なすべての要素技術を含み、様々な燃料と組み合わせることができるハイブリッド技術を「21世紀の環境コア技術」と位置付け、その技術を活用することでハイブリッド車以外のエコカー開発にも取り組んでいる。そして、ハイブリッド車についても、より多くのユーザーに選んでもらえるよう、更なる高性能化やコスト低減、商品ラインナップの拡充に今後も取り組んでいく。

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