マツダ CX-8はカメラ機能のサポートが秀逸! しかもディーゼル(4WDモデル)の実燃費は14.3km/Lとかなり優秀だった
- 筆者: MOTA編集部 木村 剛大
- カメラマン:MOTA編集部
ミニバン市場から撤退し、その受け皿として2017年に登場したマツダ CX-8。今やもっとも売れている3列シートSUVに輝くなど、いま大人気のモデルである。今回、編集木村は2週間弱テストを行い、改めてその実力を検証。するとカタログでは分かり得ない、魅力がいくつも判明した。そこでCX-8に乗ってわかったいいポイントをご紹介する。
CX-8は未だディーゼルモデルが大半を占める!
今回お借りしたのはCX-8 XD Lパッケージ(AWDモデル)である。CX-8はガソリンとガソリンターボ、そしてディーゼルと2種類のエンジンをラインアップしており、今回テストしたのは一番人気のディーゼルモデルである。
CX-8の燃費はカタログ値とほぼ同じ! 650km走って燃料代は6000円弱
改めてCX-8に乗って、評価すべきポイントはまず実燃費の良さだ。
2週間弱のテストで約650kmを走行。一般道はもちろんのこと高速道路も使用し、平均燃費は14.3km/Lをマークしてくれた。ちなみにCX-8のWLTCモード燃費は15.4km/Lであるため、かなりいい結果なのだった。
そしてディーゼルエンジンのため、使用する燃料は軽油だ。今回給油したガソリンスタンドが129円/Lであったので、47.63Lを給油。燃料代にして6144円であった。3列シートを備え、車両重量が1920kgということを考えれば、かなり優秀な結果である。
カメラ機能に注目! 4.9mの巨大ボディでも扱いやすさバツグン
次の評価ポイントとしては、きめ細やかなカメラサポートだ。CX-8は全長4900mmとかなり巨大なボディの持ち主である。そのため、狭い道でのすれ違いや駐車時にはかなり気を遣う必要があるのだが、CX-8の全グレードに搭載される360°ビューモニターがかなり使える仕上がりなのだ。
見たいタイミングで自動的にカメラ画像を表示してくれる
例えば、前向きに駐車する際に、どこまで進めていいのか? 迷った経験のあるユーザーも多いはず。そしてCX-8はボンネットもかなり長いために、車両感覚に慣れるまで時間を要するひとも多いという。
そこでこのカメラ機能が活躍するワケだが、駐車時や狭い道に入ると自動的にセンターモニターにカメラ映像が表示される仕組みなのだ。車両サイズを鑑みたアシスト線も表示されるために、迷うことなく駐車ができるのだった。
この機能は目新しいものではないが、レクサスなどの高級車に採用されているケースが多いのが現状である。それが300万円台から購入できるCX-8に標準装備されているのはかなりの評価ポイントである。
置くだけ充電の設置位置が秀逸!
CX-8 XD Lパッケージには置くだけ充電が装備されている。この機能も新しい技術ではないが、設置位置が秀逸なのだ。というのも他のメーカーの場合、センターアームレスト内に設置されているケースが多く、取り出すにもワンアクション必要なのだ。
ところが、CX-8の場合エアコンパネル下に設けられているために、まさに “置くだけ”なのだった。そして正面から見ると、斜めに設置されているために置きやすさもバツグンであった。
アシスト機能や快適装備が充実! 素直にオススメできる一台
今回はマツダ CX-8を実際に2週間使用し、改めて感じた評価ポイントを3つご紹介してきた。カタログ燃費に迫る数値を叩き出すだけでなく、全長4.9mの巨大ボディを扱いやすくしてくれるアシスト機能なのが満載という結果であった。
マツダのほとんどのモデルは毎年改良を重ねており、日々進化をしている状況だ。置くだけ充電は当初設定すらなかったために、文字通り進化を遂げているのだった。これからCX-8の購入を考えている方はこの記事を参考にしっかり魅力を理解して欲しい。
【筆者:MOTA編集部 木村 剛大】
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