燃費は日産の圧勝! 人気の軽「ルークス」vs「N-BOX」の実燃費対決はホンダの完敗だった(1/2)
- 筆者: トクダ トオル(MOTA)
大人気の軽自動車で、現在特に売れているのは、後席にスライドドアを備え、背の高い“軽スーパーハイトワゴン”と呼ばれるカテゴリーだ。
その中でも最も新しい、2020年デビューの「日産 ルークス ハイウェイスター」(ノンターボ)の実燃費を計測した。都心から神奈川県境、千葉県を回り、また東京都に戻る160kmのコースを走破し、25.1km/Lの燃費結果となった。
軽NO.1人気の王者「ホンダ N-BOX」と、実燃費ではどのくらい違うのだろうか。ライバル2台の実燃費を中心に徹底比較してみよう。
日産 ルークス ハイウェイスター Xの実燃費は25.1km/L!
まずは、日産の軽スーパーハイトワゴン「ルークス」(ルークス ハイウェイスターX プロパイロットエディション)の実燃費をチェックしてみよう。
今回も都内から首都高速経由で木更津・東京湾アクアラインを渡り、千葉県長南町から一般道を経由して都内に戻る約160kmのコースを走行した。
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「日産 ルークス ハイウェイスターX プロパイロットエディション」の実燃費は、カタログ燃費20.8km/L(WLTCモード燃費)を大きく上回る、25.1km/L(達成率120.9%)となった。
特に郊外モードが高く、WLTCモード燃費22.3km/L(市街地モード)に対し、達成率134.5%の30.0km/Lを記録した。
なお燃料タンク容量27リッターを満タンにすると、計算上は東京から岡山県倉敷市の距離に相当する677.7kmを走る計算となる。
N-BOXよりはるかに低燃費! 日産 ルークスの実燃費はクラストップレベルだった
日産 ルークス ハイウェイスターXとライバル車 実燃費比較
そして本題のライバル「ホンダ N-BOX」(ノンターボ)の燃費と比較してみよう。
MOTA(モータ)では現行型N-BOXのデビュー直後の2017年10月に燃費レポートをお届けしている。その結果、ホンダ N-BOXの実燃費は19.6km/Lと、ライバル各車に比べやや物足りない結果を記録している。
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軽スーパーハイトワゴンの元祖、ダイハツの「タント」も2019年のフルモデルチェンジ時に計測した。ダイハツ タントの実燃費は23.4km/L。そして近年販売台数を伸ばすスズキ「スペーシア」は、フルモデルチェンジ翌年の2018年計測で、実燃費21.8km/Lを記録している。
最後発の日産 ルークスは、各ライバル車に対しどのモードでも優秀。2019年デビューと、やはり発売時期が新しいダイハツのタントがそれに続いている。
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■ダイハツ 新型タント(NA)実燃費レポート│基本性能から見直したスーパーハイト軽ワゴン立役者の実燃費は!?[2019年記事]
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ルークスとデイズ、日産の軽自動車同士を比較してみる
日産 ルークスと日産 デイズ(三菱 eKワゴン) 実燃費比較
さて同じ日産の軽自動車でも、少し背の低い「デイズ」(三菱 eKワゴン)とも比較をしてみよう。エンジンの仕様は2台共通だ。
なんと、車両重量が重く背も高いはずのルークス(車両重量970kg)がデイズ(車両重量840kg)に肉薄している。実はデイズ(兄弟車の三菱 eKワゴンで実施)の燃費計測を行ったのが5月の終わり頃。特に市街地コースは外気温が26度まで達しており、エアコンも稼働している状態だった。これに対しルークスはまだほとんどエアコンも稼働しない3月に計測を行っており、その差が数値に現れた。
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