トヨタ 先代センチュリー 実燃費レポート|ハイブリッドモデルとの燃費の差は!?(3/6)

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トヨタ 先代センチュリー 実燃費レポート|郊外路編

■トヨタ V12センチュリー 郊外路での実燃費:6.7km/L

車種 V12センチュリー ハイブリッドセンチュリー

カタログ燃費

7.2km/L(10・15モード)

13.6km/L(JC08モード)

郊外路実燃費

6.7km/L

13.5km/L

先代センチュリーを乗りこなせれば、運転技術がアップする!

郊外路での私のV12センチュリーの燃費は6.7km/Lと、市街地の燃費と、動き出せばほぼトップギアで走れるのを考えると意外に伸びなかった感もありますが「20年前の5リッターV12+4速AT」というのを考えれば、及第点とは言えるのではないでしょうか。

如何せん新車の状態が分かりませんが(笑)、郊外路編ではハンドリングと乗り心地を中心に報告しましょう。

まずハンドリングについてですが、操作に対する反応は、現代の基準ではかなりスローな部類です。コーナーに対してなるべく手前で曲率(曲がり具合)を読み丁寧にハンドルを切る、戻すという運転が要求され、そうしないとコーナーでハンドル操作が忙しくなり、クルマは美しく動いてくれません。

ハンドルの重さ自体は、指で回るというほどではないにせよ非常に軽いので運転は楽です。ハンドル操作に対する車の動きもまずまず正確で、ハンドルに伝わる手応えはちょっと細い感じです。この手応えを感じつつクルマと対話しながらハンドル操作をすると、ヘッドライトが丸かった頃のジャガーXJを思い出すところもあります。

さらに車の劣化も考慮しなければならないにせよ、「こんなにロールする車はいつ以来だろう?」というくらいコーナーでの傾きが大きく、その上ロールスピード(車が傾くスピード)もカクンと早いので、その面でも丁寧なハンドル操作が必要とされます。なおこの傾向はリアシートに座っていると一層強調されます。

またブレーキは主にプロの運転手さんが乗るのを想定しているのか、ブレーキを踏むと奥で効くタイプで、効き始めてからのコントロール幅は広いです。しかし横方向だけでなく、前後方向にも車が柔らかく大きく動くので、ブレーキも丁寧に掛けないと車は前後にギッタンバッタンと大きく動いてしまいます。

つまり雑な操作をする運転手さんだと乗客はひどく揺すられ「車酔いしてしまうこともありそう」ということです(センチュリーを任せられる運転手さんでそういう人は極めて少ないでしょうが)。

ここまで書いたことを読んでいただくと悪い車のようにも見えますが、決してそうは言い切れません。万人向けとは言えないにせよ、スローなハンドルや大きな動きを逆手に取って丁寧かつスムースな運転をすれば、美しく動いてくれるのも事実です。そのため私は運転の練習も兼ね自分のV12センチュリーに結構楽しく乗っています。いずれにしてもV12センチュリーを美しく動かすには、それなりの技量が必要だと思います。

乗り心地については、中国製タイヤや車の劣化も考慮する必要もありますが、ハンドリングも含めてひとことで言うと「船のよう」という言葉がピッタリ当てはまります。具体的には、さすがにボディの弱さを感じるところもあり、中くらい以上の路面の凹凸では車が本当にフワリフワリと動き「いいと言えばいいけど、場合によっては車酔いするかもしれない」というタイプで、好きな人は好きなのではないでしょうか。

なお路面の小さな凹凸ではコトン、スパンという上品な音を伴いながらしなやかに通過していくという、乗り心地のいい車の見本のように感じることもあります。要するに私のV12センチュリーに関しては、気の持ちよう次第でドライバーも同乗者も楽しくも、苦痛にもなるということです(笑)。

>>[次ページ]トヨタ 先代センチュリー 実燃費レポート|高速道路編

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永田 恵一
筆者永田 恵一

1979年生まれ。26歳の時に本サイトでも活躍する国沢光宏氏に弟子入り。3年間の修業期間後フリーランスのライターとして独立した。豊富なクルマの知識を武器に、自動車メディア業界には貴重な若手世代として活躍してきたが、気付けば中堅と呼ばれる年齢に突入中。愛車はGRヤリスと86、過去には日本自動車史上最初で最後と思われるV12エンジンを搭載した先代センチュリーを所有していたことも。記事一覧を見る

MOTA編集部
監修者MOTA編集部

MOTA編集部は自動車に関する豊富な知識を持つ専門家チーム。ユーザーにとって価値のあるコンテンツ・サービスを提供することをモットーに、新型車の情報や、自動車の購入・売買のノウハウなど、自動車に関する情報を誰にでも分かりやすく解説できるように監修しています。

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