トヨタ 先代センチュリー 実燃費レポート|ハイブリッドモデルとの燃費の差は!?(2/6)

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トヨタ 先代センチュリー 実燃費レポート|市街地編

■トヨタ V12センチュリー 市街地・街乗りでの実燃費:6.5km/L

車種 V12センチュリー ハイブリッドセンチュリー

カタログ燃費

7.2km/L(10・15モード)

13.6km/L(JC08モード)

市街地実燃費

6.5km/L

10.9km/L

想像していたよりも市街地燃費は悪くない!?20年前から運転しやすさは健在

私のV12センチュリーの市街地での燃費は6.5km/Lと、予想通り現代の水準やハイブリッドセンチュリーには遠く及びませんでした。しかし満タン法による誤差もあるにせよ、当初予想していた「リッター4kmか5km?」の数値を思えば、望外とも言える燃費かもしれません。

市街地編ではV12エンジンの街乗りでのフィーリングと取り回しを中心にお伝えしましょう。

まず、V12エンジンは暖機が終わればアイドリングは500回転から650回転と低く安定し、エンジンはまさに無音です。走り出してもひたすらエンジン音は無音かつスムースで、V12エンジンを形容するには使い尽くされた「モーターのよう」という言葉しか思い浮かびません。

「モーターのよう」といえば、4速ATのシフトアップもスムースな上に、動き出せば40kgmものトルクが出るエンジンですので、シフトアップは1500回転も回らず、多くの場合は1300回転程度で10km/hで2速、30km/hで3速、40km/hであっという間に4速という具合で、気にしないで乗っていると電気自動車のようです。またこれだけ静かでスムースだとタコメーターの必要性も感じないくらいです。

燃費はともかくとして、これだけシフトチェンジが少なくスムースなのはCVTと並んで、V12エンジンに3速ATを組み合わせた1970年代から1992年まで生産された名車ダイムラー ダブルシックスにも通じる、トランスミッションの究極に近い形とも言えるかもしれません。

その代わり4速40km/hでアクセル全閉といったシーンだとエンジン回転は900回転程度と非常に低いのでエンジンブレーキはまったく効かず、フットブレーキの使用を減らすのにシフトダウンするといった小技も必要です。

取り回しに関してはボンネットがよ~く見える上に、私のV12センチュリーはフェンダーミラーなのでフェンダーミラーが全幅の目安になる上に、実質的な全幅であるミラーtoミラーは全幅1890mmに対し、アッと驚く1960mmとコンパクトカー並みに狭いため、普通に前進している分にはとても運転しやすいです。

機会があれば詳しく書きますが、V12センチュリーに2カ月乗りフェンダーミラーの〇と×も身を持ってよく分かりました。〇もありますが、総合すると「なくなったのがよく分かる」と感じています。

しかし、5270mmという長さは駐車などで意識しなければなりませんし、写真の通りリアのオーバーハングが強烈に長いので、バック駐車で輪止めはアテにしない方が無難です。おまけに私のV12センチュリーはバックモニターもないので、出先で狭いところがあったり、駐車場の不安が予想される場合にはV12センチュリーは使わず、ファーストカーのトヨタ86に乗っています(笑)。

なおボディサイズが若干大きいハイブリッドセンチュリーと取り回しの面で比べてみましょう。

ハイブリッドセンチュリーは、乗った時のフィット感に優れ、死角など視野をサポートするカメラ類も充実している上にリアのオーバーハングもおそらくV12センチュリーより短く、取り回しはしやすいです。

そしてセンチュリーというクルマは先代モデルでも周りからの扱いは(色々な意味で)大変よく、とても運転しやすいです。しかしこんなクルマに乗っている時こそ「気は優しくて力持ち」なジェントルな運転を心掛けなければなりません。

>>[次ページ]トヨタ 先代センチュリー 実燃費レポート|郊外路編

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永田 恵一
筆者永田 恵一

1979年生まれ。26歳の時に本サイトでも活躍する国沢光宏氏に弟子入り。3年間の修業期間後フリーランスのライターとして独立した。豊富なクルマの知識を武器に、自動車メディア業界には貴重な若手世代として活躍してきたが、気付けば中堅と呼ばれる年齢に突入中。愛車はGRヤリスと86、過去には日本自動車史上最初で最後と思われるV12エンジンを搭載した先代センチュリーを所有していたことも。記事一覧を見る

MOTA編集部
監修者MOTA編集部

MOTA編集部は自動車に関する豊富な知識を持つ専門家チーム。ユーザーにとって価値のあるコンテンツ・サービスを提供することをモットーに、新型車の情報や、自動車の購入・売買のノウハウなど、自動車に関する情報を誰にでも分かりやすく解説できるように監修しています。

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