ホンダ インサイト 実燃費レビュー【vol.2 100-200km】(1/2)
- 筆者： 金子 浩久
- カメラマン：吉澤憲治（編集部）
ナチュラルな運転感覚がインサイトの美点
中央高速道路を一宮御坂インターチェンジで降り、国道137号（通称 御坂みち）で河口湖方面へ向かう。御坂みちは、日本の地方国道にしては珍しく、片側２車線で、コーナーの見通しもよい。とても走りやすいから、ついついスピードを出し過ぎてしまう。同行の担当編集Yさんも、同時に気付いた。
「アブナイ、アブナイ」
案の定、スピード違反車を撮影するカメラの設置を警告する看板が出 てきた。安全運転を心掛ける。
御坂みちは、アップダウンも随分ある。従って、エンジン回転も上下する。ブレーキも使い、ハンドルも切る。そうしたところで、インサイトの美点が現れた。
運転感覚が、とてもナチュラルなのだ。ハイブリッド車特有の人工的なパワーアシスト感が薄い。エンジンパワーに電気モーターのアシストが上乗せされ加速する時も、スロットルペダルの踏み代に忠実に、細かく調整できる。前回に乗った、トヨタ・エスティマハイブリッドのように、電気モーターのアシストが加わった時の“段差”がほとんど認められない。
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モータリングライター 1961年東京生まれ。 自動車と自動車に関わる人間について執筆活動を行う。主な著書に、『10年10万キロストーリー』（１～４）、『セナと日本人』、『地球自動車旅行』、『ニッポン・ミニ・ストーリー』、『レクサスのジレンマ』、『力説自動車』など。記事一覧を見る
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