バカ売れの「ダイハツ キャスト」燃費もライバル車を超えるか!?[実燃費レポート](5/6)

バカ売れの「ダイハツ キャスト」燃費もライバル車を超えるか!?[実燃費レポート]
ダイハツ キャストスタイル 海ほたるにて ダイハツ キャストスタイル 海ほたるにて ダイハツ キャストスタイル 茂原長南インターにて ダイハツ キャストスタイル 高速道路における燃費は21.9km/L ダイハツ キャストスタイル 郊外路にて ダイハツ キャストスタイル 郊外路にて ダイハツ キャストスタイル 郊外路にて 画像ギャラリーはこちら

ダイハツ キャストスタイル 燃費レポート/市街地編

市街地編では、主にドライバビリティ(運転のしやすさ)とアイドリングストップの印象をお伝えしよう。

ドライバビリティに関しては中低速トルクの太いエンジンとCVTも含めアクセル操作に対するレスポンスが適切かつ、あまり低いエンジン回転数を使わないセッティングとなっていることもあり、アクセル操作に気を使うようなことはなく優秀だ。

ただしNAエンジンを搭載する軽ハイトワゴンでは仕方のない面もあるが、流れの速い深夜、早朝の幹線道路などで流れに乗ろうとするとエンジン回転数を4,000rpmあたりまで回す必要があるケースも多々あり、そういった場面での余裕が欲しいのであればターボエンジン搭載車を選びたいところだ。

ダイハツ キャストスタイル

また、キャストにはムーヴと同様にアクセルとCVTのレスポンスを操作に対して敏感にすることで、加速をシャープにする「パワーモード」(ステアリングのスイッチで操作)も装備される。

試してみると、オンにすると確かに加速はシャープになるのだが、キャスト自体が前述したようにアクセル操作に対するレスポンスが適切で、アクセルを深く踏めばきちんと加速してくれるので、スイッチのオンオフが意外に煩わしいことも考えると、NAエンジン搭載車、ターボエンジン搭載車ともに乗車人数が多い時など以外にはそれほど必要の無い装備に感じた。

ダイハツ キャストスタイル アイドリングストップ中のメーター

アイドリングストップは9km/hからエンジンが停止するタイプで、車両の停止前からエンジンが止まるタイプのアイドリングストップは、停止した際の「ガタン」という揺り返しを防ぐためにブレーキの踏み方を変えた際などに不要なアイドリングストップとエンジン再始動が起きて煩わしさを感じることもあるが、キャストのアイドリングストップはそういったことが起きることは少なく、申し分ない。

また、エンジン再始動の早さやセルモーターの音量、音質も軽自動車として平均的なレベルで不満はない。アイドリングストップの頻度、時間もテスト日の気候であればほぼ信号で止まる度、時間も長かった。

しかし、アイドリングストップに関する「インフォメーション」がアイドリングストップ可能のインジケーターだけであることは、スズキの軽自動車がアイドリングストップできない理由や音でアイドリングストップからのエンジン再始動などをインフォメーションすることを考えると見劣りしてしまう。

ダイハツ キャストスタイル 先行車発進お知らせ

市街地ではスマートアシストIIの機能の1つとなる「先行車発進お知らせ機能」を試すことができ、月並みながら信号待ちで考えごとなどをした際には有り難い。

しかしこちらもインフォメーションが衝突警報が働いた時と同じブザー音と表示だけというのは、確かに問題はないのだがどうも事務的で今一つと感じるのは筆者だけでは無いはずだ。

まあ「実用上問題ないことにはお金や手間を掛けない」というのがダイハツの社風なのかもしれないが・・・。

ダイハツ キャストスタイル 市街地における燃費は「21.3km/L」

市街地での燃費は、スズキ ハスラーの「23.5km/L」には劣るが、ホンダ N WGNの「21.0km/L」は僅かに上回る「21.3km/L」であった。

ただし、N WGNをテストした際は市街地を通過したのが混雑が激しい夕方だったこともあり、同じ条件下であればN WGNに劣るということも十分考えられる。

全体的にキャストの燃費が振るわなかった要因としては、前述した車重に加えてあまり低い回転域を使わないことがドライバビリティの良さにつながった半面、燃費には悪影響を与えているのかもしれない。

ダイハツ キャスト X“SAⅡ” 市街地における実燃費/21.3km/L

スズキ ハスラー(NAエンジン搭載車、Sエネチャージ搭載前)市街地における実燃費/23.5km/L

ホンダ N WGN(NAエンジン)市街地における実燃費/21.0km/L

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永田 恵一
筆者永田 恵一

1979年生まれ。26歳の時に本サイトでも活躍する国沢光宏氏に弟子入り。3年間の修業期間後フリーランスのライターとして独立した。豊富なクルマの知識を武器に、自動車メディア業界には貴重な若手世代として活躍してきたが、気付けば中堅と呼ばれる年齢に突入中。愛車はGRヤリスと86、過去には日本自動車史上最初で最後と思われるV12エンジンを搭載した先代センチュリーを所有していたことも。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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