VW 新型ゴルフ7 TSIコンフォートライン 燃費レポート(2/5)
- 筆者: 永田 恵一
- カメラマン:永田恵一/オートックワン編集部
VW 新型ゴルフ7 TSIコンフォートライン 燃費レポート【高速道路編】
ゴルフ7は別の機会にも試乗していたが、今回の燃費テストで改めて「静かなクルマだなぁ」と感じた。この点だけでもゴルフのプレミアム性がさらにアップしていることが実感できる。
静粛性の高さもあって、高速道路での走行は実に快適。トップギアとなる7速での100km/h走行時のエンジン回転数は2,100回転だった。
TSIコンフォートライン、TSIハイラインには標準装備されている「アダプティブクルーズコントロール」を試してみたが、その加減速は滑らかで完成度は非常に高い。
アダプティブクルーズコントロールは、TSIトレンドラインでオプション装着することをお勧めしたいが、それによりTSIコンフォートラインとの差額が縮まることを考えるならば、初めからTSIコンフォートラインを選んだ方が良いだろう。
数少ない難点としては、ポンピングロス(アクセル操作による出力調整を最終的にスロットルバルブで行うことによって起きる抵抗)が非常に少なく、燃費がいいことの副作用として起きるエンジンブレーキの効きの弱さが挙げられる。
これは最近の燃費のいいクルマではやむを得ないこととなっているので、シフトダウンで対応すれば問題ないだろう。
なお、1.4リッターのTSIハイラインには前述した気筒休止システムに加え、TSIハイラインに装備されるドライブモード選択からエコモードを選ぶと、アクセルオフ時にエンジンブレーキではなくDSGのクラッチを切り離し、空走状態(ギアをニュートラルにして走るのと同じ、ブレーキペダルを踏めばギアが繋がってエンジンブレーキが効く)にして燃費を稼ぐ機能も備わる。
この記事にコメントする