三菱 RVR 試乗レポート/岡本幸一郎(1/4)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:オートックワン編集部
コンパクトクロスオーバーSUVになって帰ってきました!
1991年代、世の中はバブルの余韻で今よりもずっと元気だった。ちょうどその頃、三菱から登場した初代RVRは、幸い当時のRVブームにも乗って、なかなかのヒット作となった。
実際、初代RVRは、今考えてもとても先見の明のあるクルマだったと思う。そのネーミングが与えられたニューモデルは、4.3m足らずという全長こそ共通するものの、コンパクトなクロスオーバーSUVに姿を変えた。
コンパクトとはいえ、実車を目の前にすると意外と大きく見えるのは、抑揚のある表情豊かなボディパネルや、三菱車のアイキャッチである「ジェットファイターグリル」による存在感のせいだろうか。
まずは、ボトムで178万円台、4WDでも200万円を切るところからスタートする価格と、2WDで15.2km/L、4WDでも15.0km/Lという好燃費に目が止まる。
このご時勢に出るからには、エコカー減税&補助金への対応は必須だろうし、できるだけ低価格であることも重視されるはずだが、この数字を見るにつけ、開発陣の並々ならぬ努力がうかがい知れる。
パッと見で惜しいのは、左フロントフェンダーの補助ミラーの存在だ。オプションでいいから、いずれ何らかの形でこれを外せるものを用意してくれることに期待したい。
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