三菱 アウトランダー 試乗レポート(2/3)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:オートックワン編集部
スポーティSUVとしてはもう少しパワーが欲しいところか
試乗したアウトランダーは、新たに75%のエコカー減税に適合した2リッターエンジンを搭載する「20G(4WD)」だ。
4WDだから車両重量のカタログ数値は1,610kg。2.4リッターと同じエンジンブロックを使うから、2リッターになっても10kg軽いだけ。実質的には同じ重量で、排気量は約17%下がる。
最高出力は148馬力、最大トルクは20.1kg-mだから2リッターエンジンでは優れた部類だが、1,600kgを超えるボディではさすがに負荷が大きい。従って、幅広い回転域にわたり動力性能が不足気味だ。
エンジン性能と車両重量のバランスは、ヴォクシーやセレナなど2リッターエンジンを搭載するハイルーフミニバンと同等だが、アウトランダーはスポーティなSUVのイメージ。もう少しパワーが欲しい。
しかもこの2リッターエンジンは、最大トルクが4,200回転で発揮される。アクセルを踏み続けて4,000回転を超えると車速の上昇が少し活発になるのだが、そもそもCVT制御が燃料消費を抑制するために1,500~3,500回転付近を多用してしまう。
仮に4,000回転以下で20.1kg-mの最大トルクを発揮できれば、運転感覚も多少は向上するだろう。
従って「減税対応の低燃費エンジン」という印象だが、欠点ばかりではない。
同じエンジンブロックを使いながら排気量が小さくなり、平坦路を巡航している時の回転感覚は、2.4リッターエンジンより少し洗練されている。振動も少ない。
それでも登坂路では、アクセルを踏み込むためにエンジン回転が高まり、ノイズが拡大する。2.4リッターは50%減税、2リッターなら75%減税という税額上の不利があっても、アウトランダーの本流はあくまでも2.4リッターだろう。
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