デビュー3か月でズバリ占う! 三菱 eKスペース/eK X スペースの人気度
- 筆者: トクダ トオル(MOTA)
2020年3月19日に発売された三菱のスーパーハイト軽ワゴン「eKスペース/eK X(クロス) スペース」。今、軽自動車の中でも最も売れ筋なジャンルだけに、その動向が気になるところだ。
デリカ顔がカッコいい! 三菱 eK X スペースを画像で見てみる
デビューから約3か月間の売れ行きなどから、今後について占ってみよう。
日産版の兄弟車は6月度3位にランクインするヒット作に
日産自動車と三菱自動車工業の合弁会社NMKVが統括し企画・開発を行った三菱の軽スーパーハイトワゴン、eKスペース/eK X スペース。2020年3月19日の発売タイミングはちょうど世界的なコロナ禍の影響をモロに受けた格好だが、販売状況はどうだろうか。
ちなみに日産版の兄弟車ルークスは、2020年6月度に9431台を販売し、軽自動車の販売ランキングでも3位にランクインする奮闘ぶりをみせている(全国軽自動車協会連合会調べ)。
コロナ禍の影響も受けたが6月は販売台数を大きく取り戻した
全国軽自動車協会連合会(全自協)の公開データでは、ハイトワゴンのeKワゴン/eK X(クロス)とeKスペース/eK X スペースの合算で発表されているため、今回の数値は三菱自動車工業調べとなる。
販売台数は、発売直後わずか10日少々の2020年3月度で3612台、その後やはりコロナ禍と外出自粛の影響か4月649台、5月663台とグッと下げた。しかし6月は1884台と大きく取り戻していて、3か月+αの販売台数は6223台となった。
ちなみに同時期の日産 ルークスは合計23843台を販売しており、およそ3.8倍以上の開きがある。少し古いデータだが、2018年3月時点での三菱車の国内販売拠点数は599店舗。対する日産は約2100店舗。約3.5倍ある拠点数と販売力の差が台数にもそのまま現れた格好だ。
とはいえ、厳しい経済環境の中でeKスペース/eK X スペースは十分に頑張っていると言えるだろう。7月以降の盛り返しに期待がかかるところだ。
売れ行きは6:4でeK X スペースが人気!
ちなみに販売の内訳では、6月の1884台のうち1275台がeK X スペース。他の月も平均すると全体の約6割を占めている。
ダイナミックシールド、いわゆる“デリカD:5顔”を与えたことで、日産版のデイズ/デイズルークスとは大きく異なる個性を与えたことが支持を集めた格好だ。
グレード別では、eK X スペースのターボモデルTが36.8%、ノンターボ標準グレードGが22.4%、次いでeKスペースのノンターボ標準グレードGが27.1%と、この3グレードだけで全体の約86%を占めている。
eKスペース/eK X スペースの人気カラーや人気オプションは!?
ボディカラーでは、eK X スペースの人気色は1位がホワイトパール20.2%、2位がチタニウムグレーメタリックで13.0%、次いでテーマカラーのオリーブグリーンメタリック/ホワイトソリッドの2トーンが12.5%と健闘している。
eKスペースも1位はホワイトパールで21.9%。次いでスターリングシルバーメタリックが15.7%で、3位はナチュラルアイボリーメタリックが14.9%となっている。
eK X スペースでは、62.8%のユーザーが先進安全パッケージ(デジタルルームミラー、マルチアラウンドモニター:93500円)を選択。さらに先進快適パッケージ(MI-PILOT、電動パーキングブレーキ:71500円)も53.7%が選んでおり、先進機能はマストアイテムと考える意識の高いユーザーが多いことを示している。
eKスペースも同様に、先進安全パッケージが38.8%、先進快適パッケージが21.3%でそれぞれ人気のオプションとなっている。
[筆者:トクダ トオル(MOTA編集部)]
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