BMW MINIコンバーチブル 試乗レポート(4/4)
- 筆者: 藤島 知子
- カメラマン:柴田康年(編集部)
何かと重宝しそうな新型MINIコンバーチブル
このモデルに試乗して、もうひとつ気がついたことがあった。それは空間的な広さである。
これまで、MINIのシートは身体を深く包み込むホールド性の高さと収まり感という点では揺られにくくて良かったのだが、居住スペースについてはタイトなのは事実だった。しかし、いざ後席に乗り込んでみたところ、座り心地はキープしたまま、背もたれが薄型のものに変更されていて、膝回りにゆとりが生まれていた。
また、ラゲッジについても容量が増している。50:50の分割式のリヤシートを倒した場合は、従来よりも55Lも容量がアップしており、オープン時に荷物を積み込みたいときにも、テールゲートが外側から開閉できるので、後席に友人を乗せてドライブするさいは、何かと重宝してくれそうだ。
このように、伝統を守り続けながらも、細かな部分の技術的な改良によって、時代に即したクルマへと進化を続けるMINI。今なお幅広い層のユーザーに支持され続ける理由はここにあるのかもしれない。今後は一体どのようなモデルが登場して私たちを驚かせてくれるのか楽しみである。
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