New MINIコンバーチブル 海外試乗レポート(2/4)
- 筆者: 西川 淳
- カメラマン:ビー・エム・ダブリュー株式会社
ロールオーバー・バーもデザイン優先
従来型と同じく、ファブリックのソフトトップ(といってもけっこう堅い)を採用した。折り畳まれた幌がクラシカルな佇まいをみせる。
ソフトトップの構造も旧型とほとんど同じ。気軽にオープンエアを楽しめるスライディングルーフ機能が付き、フル電動開閉式で要する時間はおよそ15秒、といった機能やスペックもほぼ旧型と同等だ。
改良ポイントは、時速30km/h以下なら走行時でも開閉が可能になったこと。天候の急変にも対応できる低速開閉タイプの有り難みは、オープンカーオーナーなら分かるはず。
ソフトトップの色は、ブラックとチョコレートブラウンが標準で、オレンジステッチのデニムブルーがオプション色となる。ソフトトップまわりで大きく変わったのがロールバーだ。横転の可能性を感知すると自動的にせり出す左右一体型電子制御機械式ロールオーバー・バーを採用することで、後方視界をよりクリアにし、ラゲッジスペースの有効活用も可能とした。
スタイリング的にも、特に真横からの眺めがすっきりとオープンカーらしくなり、リア斜め後方からの見栄えも落ち着いたものになったと思う。
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