メルセデス・ベンツ 新型Cクラス(W205)試乗レポート/九島辰也(1/2)
- 筆者: 九島 辰也
- カメラマン:和田清志
すでに多くの情報がネットでも飛び交っているが、新型となるW205の特徴はそのボディシェルにある。約半分をアルミニウムで占めることでボディ剛性アップと軽量化を実現した。先代比70キロの減量は立派である。また、アルミとスチールの結合部分に新技術を使い、異素材を見事につなぎ合わせている。つまり、開発と生産性両面での進化を大きくうたっているということだ。
では、自然の中で拝んだその第一印象だが、それ自体は発表会や写真で見たのと大きく変わらなかった。というか、前からあったのではないかと思うくらい違和感がない。それは「Sクラス」「Eクラス」といった兄弟車とデザインキューを共有しているからだ。その点で目新しさに欠けるといえばいえなくもないが、メルセデスのイメージからすると、まさに順当である。
ただヘッドライトとテールライトをすべてLEDにしているのはさすが。このカテゴリーでは他にない。各社フラッグシップでいえば「Sクラス」、BMW「7シリーズ」、アウディ「A8」がそれを採用しているだけだ。なるほど、高い技術が使われている。
ダッシュパネル全体にレザーを使用し、見た目はかなりラグジュアリーに
それじゃインテリアはどうか。じつはここが一番驚いた部分。というのも、ダッシュパネル全体がレザーで覆われていたからだ。これは前述したフラッグシップモデルなどで使われる手法で、ジャガー「XJ」あたりも採用している。見た目にかなりラグジュアリーで、これまでのイメージを格上げするといっていい。硬質プラスチックのそれとは別モノだ。
そしてセンターパネルの一枚ウッドパネルがさらに高級感を醸し出す。このレザーとウッドのコントラストはすばらしい。と同時に、各部にスイッチ類も大きく変わる。インターフェイスは世代がひとつ進んだといった印象だ。
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