「人馬一体」で意のままに操る!マツダの新世代商品のこだわりとは?(1/4)
- 筆者: オートックワン 編集部
- カメラマン:マツダ株式会社
「人馬一体」で意のままに操る!マツダの新世代商品のこだわりとは!?
マツダは、2012年に「CX-5」を発売して以来、アテンザ、デミオ、CX-3、ロードスターと、4年で6車種の新世代商品を投入し、着実に売り上げを伸ばしている。
これらの新世代商品について改めて理解を深めるため、我々自動車メディア向けに1泊2日の「マツダ体験会」が開催された。
東京から飛行機で1時間半。広島空港から約1時間のところに位置するマツダ広島本社に訪問したのは3月末のこと。
訪問の前日に、新型ロードスターがワールド・カー・アワーズ(WCA)が主催する2016年「ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー(WCOTY)」と「ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤー(WCDOTY)」をダブル受賞したということで、マツダ本社はお祝いムードに包まれていた。
>>なんと創立以来“初”の「2冠」!マツダ ロードスターが「ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー」「ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤー」でダブル受賞!
今回の目玉となる新世代商品とは、チーターやヒョウのような猛獣が獲物に襲い掛かる様子をモチーフにした躍動感あふれる造形の”魂動デザイン”と、エンジン、トランスミッション、ボディ、シャシーという車の基本となる技術を見直した”スカイアクティブテクノロジー”を全面的に採用した車種のことをさす。
近年マツダでは、商品の多様性と生産効率を高めるため、モノづくり改革を行ってきた。
5~10年後を見据えて商品を「一括企画」することで車両開発の効率化をはかり、基本骨格を固定とし、車種ごとに変更要素を最適化する「コモンアーキテクチャー構想」に基づいて設計をする。
また、工場では1つのラインでさまざまなモデルをランダムに生産するという「フレキシブル生産」で、生産効率を高めている。
さらに、最新の技術・デザインを、別の車種にも展開するという取り組みも行われている。
同じ思想で開発が行われているから、新技術をすべての車種に投入して商品改良ができるのも、一括企画・コモンアーキテクチャー構想を取り入れてるからこそ。
なので、最近のマツダには”マイナーチェンジ”という概念がなく、技術やデザインをすぐに反映し、商品を常にリフレッシュしているのである。
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