マツダ CX-5 SKYACTIV-D(クリーンディーゼル) 試乗レポート/渡辺陽一郎(3/4)

マツダ CX-5 SKYACTIV-D(クリーンディーゼル) 試乗レポート/渡辺陽一郎
マツダ CX-5 XD・Lパッケージ[FF/ボディカラー:ジールレッドマイカ] マツダ CX-5 XD・Lパッケージ[FF/ボディカラー:ジールレッドマイカ] マツダ CX-5 XD・Lパッケージ[FF/ボディカラー:ジールレッドマイカ] マツダ CX-5 XD・Lパッケージ[FF/ボディカラー:ジールレッドマイカ] フロント マツダ CX-5 XD・Lパッケージ[FF/ボディカラー:ジールレッドマイカ] サイドビュー マツダ CX-5 XD・Lパッケージ[FF/ボディカラー:ジールレッドマイカ] エクステリア マツダ CX-5 XD・Lパッケージ[FF/ボディカラー:ジールレッドマイカ] フロント周り マツダ CX-5 XD・Lパッケージ[FF/ボディカラー:ジールレッドマイカ] リアコンビランプ マツダ CX-5 XD・Lパッケージ[FF/ボディカラー:ジールレッドマイカ] 225/55R19 & 19インチアルミホイール マツダ CX-5 XD・Lパッケージ[FF/ボディカラー:ジールレッドマイカ] 試乗レポート1 マツダ CX-5 XD・Lパッケージ[FF/ボディカラー:ジールレッドマイカ] 試乗レポート2 画像ギャラリーはこちら

慎重に選んで欲しい、クリーンディーゼル選択の際の「タイヤサイズ」

走行安定性はどうか。基本的な挙動はCX-5 20S(ガソリンエンジン搭載車)に近いが、ターボを装着したディーゼルエンジンとATの容量拡大により、前輪側の荷重は100kgほど増えている。これに伴い、スプリングレートとボディの傾きを抑えるスタビライザーは強化された。

CX-5 XD(クリーンディーゼル)のタイヤは、20Sと同じ17インチ[ヨコハマ・ジオランダーG98]に加え、20Sでは用意されていない19インチ[トーヨー・プロクセスR36]も、XDではラインナップされている。

サスペンションの設定は、両タイプとも完全に同じだ。

マツダ CX-5 XD[4WD/ボディカラー: スカイブルーマイカ] 225/65R17 102Vタイヤ & 17インチアルミホイール

まずは、4WDで17インチタイヤを装着したCX-5 XD(クリーンディーゼル)を試す。

20S(ガソリンエンジン搭載車)に比べると前輪側の重さを意識させ、操舵に対する反応は少し鈍い。峠道を積極的に走れば旋回軌跡を拡大させやすいが、一般的なSUVに比べれば良く曲がる。タイヤの歪みは感じるが不安はない。

危険回避を想定して不用意にアクセルを閉じても、後輪が踏ん張る。横滑り防止装置の作動にも遅れはなく、挙動の乱れを抑え込む。

マツダ CX-5 XD・Lパッケージ[FF/ボディカラー:ジールレッドマイカ] 225/55R19 & 19インチアルミホイールマツダ CX-5 XD・Lパッケージ[FF/ボディカラー:ジールレッドマイカ] 試乗レポート5

では、前輪駆動の2WDではどうだろうか。タイヤの組み合わせを変え、19インチを履くCX-5 XD・Lパッケージ(クリーンディーゼル)を試した。

サイズは17インチが225/65R17なのに対し、19インチは225/55R19。19インチはタイヤ幅は同じで扁平率を55%に下げ、インチアップを行った。コーナーリング時の歪みが抑えられ、路面をつかむ力が強まった印象。

コーナーリング時の速度も高めやすい。微小舵角から操舵に対して正確に反応し、20S、さらにいえばアクセラなどの運転感覚に近づく。乗り心地は硬めだが、サスペンションの伸縮性は良好。粗さはなく、引き締まり感と表現できる。

従ってボディの重いディーゼルには19インチがピッタリともいえるが、好みの違いに収まるだろう。17インチは操舵に対する若干の緩さがSUVらしく、機敏に動かさないことで快適性を高める面もあるからだ。17インチは扁平率が65%に高まり、乗り心地も柔軟だ。

CX-5におけるタイヤサイズは重要な違いだから、購入前にはぜひ乗り比べて頂きたい。きっと、これもCX-5を買う楽しさになることだろう。

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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