よりLEXUSらしくラグジュアリーに/レクサス 新型 RX200t・RX450hハイブリッド 試乗レポート(5/5)
- 筆者: 今井 優杏
- カメラマン:和田清志
加速感は普通だが、直4ターボらしい軽快感も捨てがたい「RX200t」
対して2リッター直4 直噴ターボエンジンを搭載したレクサス RX200tのステアリングは、手応えと重厚感のあるどっしりしたもの。・・・というか、我々が良く知っている、いわゆるよくあるガソリンエンジン車のステアフィールだから、慣れた感じですぐに馴染める。
先述のとおり加速も至極普通。やはりハイブリッドに比べるとモッタリとした出足ではあるから、都心部でよく使うようなひとにはやはりRX450hをすすめたい。
しかし、ある程度速度域が上がってくると、2リッター直4エンジンという軽量からくる鼻先の軽さがなんとも愉快になってくるのだ。それこそ、レーンチェンジや合流なんかでも、この軽快さはかなり面白い。そして、この軽いボディでRXを取り回すと、足のなめらかさやボディの剛性など、素の良さがにじむように感じられてもっと踏みたくなってしまうニクイモデルになっている。
「もっといいクルマをつくろうよ」の精神はレクサスをも変えた
このRXの目を見張る進化の裏には、何を隠そうトヨタ自動車株式会社社長・豊田章男氏その人がいる。
現在はレクサスインターナショナル・チーフブランディングオフィサーとしてレクサスブランドをも自身の直轄とする豊田社長だが、RXは他ならぬ彼が「もっといいクルマを作ろうよ!」のスローガンを唱えた、まさにそれ以降の設計だった。
それまでは走行性能よりも居住性と高級感に重きを置いていた、いわば「背の高いセダン」であったRXは、その豊田氏のひとことで大きく方向性を変え、本格SUVとして生まれ変わったのだという。
その意外なほどにワクワクするハンドリングを、是非体感して欲しい。
[レポート:今井優杏/Photo:和田清志]
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レクサス RX450h ”version L”[FF] 主要諸元
全長x全幅x全高:4890x1895x1710mm/ホイールベース:2790mm/車両重量:2070kg/乗車定員:5名/駆動方式:前輪駆動(FF)/エンジン種類:「2GR-FXS」型 V型6気筒 DOHC Dual VVT-iW アトキンソンサイクル D-4S ガソリンエンジン/総排気量:3456cc/エンジン最高出力:262ps(193kW)/6000rpm/エンジン最大トルク:34.2kgf-m(335N・m)/4600rpm/フロントモーター(交流同期電動機)最高出力:167ps(123kW)/フロントモーター最大トルク:34.2kgf-m(335N・m)/駆動用主電池:ニッケル水素電池/トランスミッション:電気式無段変速機/燃料消費率:18.8km/L[JC08モード燃費]/タイヤサイズ:235/55R20 102Vタイヤ/メーカー希望小売価格:7,025,000円[消費税込み]
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