よりLEXUSらしくラグジュアリーに/レクサス 新型 RX200t・RX450hハイブリッド 試乗レポート(4/5)
- 筆者: 今井 優杏
- カメラマン:和田清志
V6+ハイブリッドらしい鋭い加速、しかも「いい音」がする・・・
加速の鋭さはさすがハイブリッド。ガソリン車にないズバっとした転がり始めはモーターにしか出来ない味わいだ。ここまで大きなボディでもそれは健在。燃費のためではなく、加速の滑り出しのためにハイブリッドを選ぶという人々が少なからず存在するということを、このRX450hで改めて思い出した。
ちなみにトロトロと渋滞のようなシチュエーションで流すだけなら、40~50km/hくらいまで余裕のモーター走行。さすがである。もちろん踏み込めばすぐにバウン!とV6のいい音が響き始める。
そしてこのV6エンジンがまた滑らかな吹け上がりで気持ちいいのである。音もいい。モーター走行からエンジン走行に切り替わってからこそが本領発揮、そこにも注目して欲しい。
驚くほど軽いステアリングフィール
ステアリングは驚くほど軽い。片手どころか指一本で動かせるほど軽い。慣れればきっと快適なんだろうが、たとえば長いカーブの最中なんかでは両手できっちり舵角を支えないとハンドルを保持出来ない。ちょっとした油断でグラグラしてしまうくらいに軽いのだ。個人的にはもう少し重みをつけてもらったほうが疲れが少ないと感じた。
直線では軽いわりにステアリングの中立を掴むこともできるし、いわゆるユルいだけのステアフィールではないので、操舵にたいしての反力だけはもう少しあってもいいのではないかなと思う。特に都心部でステアリングが軽いのはメリットだが、ワインディングなんかによく出かけるような、本来のSUVとしてのアウトドア的な目的でRXを使うような層には、この軽さは逆にデメリットになるかもしれない。
[RX 200tと450h、選ぶべきは!?・・・次ページへ続く]
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