自動車のミラーレス化実現は認可の問題?技術の問題? レクサス新型LSでの可能性を探る(1/2)

  • 筆者: 桃田 健史
  • カメラマン:レクサスインターナショナル
自動車のミラーレス化実現は認可の問題?技術の問題? レクサス新型LSでの可能性を探る
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新型LSの実車に乗りミラーレス化についてじっくり考えた

レクサスイベントで取材中の筆者 桃田健史氏

2017年7月23日、北海道網走市内のデンソー網走テストセンター。一部メディアを対象に、たった1日だけ開催されたレクサス新型LSの試乗会。

先進技術満載の予防安全パッケージ、レクサス・セーフティ・システム+A(読み方:プラスエー)の各種技術をじっくりと体感した。

▼関連記事:早くもレクサス新型LS試乗!予防安全技術『2つの世界初』が凄い▼

試乗の合間にも、屋外展示された新型LSをじっくりと観察する時間があった。レクサスインターナショナルの関係者らと”立ち話”しながら、新型LSに秘められた未来の可能性が筆者の頭の中で徐々に具現化していった。

また、助手席が最も前方にスライドされ、さらに前に倒された状態で、後席に座り、太もも部分を支えるオットマンを出して、エグゼクティブ気分を満喫しながら、運転手さん付のいわゆるショーファーカーとしての醍醐味を想像したり。

そんな中でも、やはり気になったのがミラーレス化だ。

>>レクサス 新型LS 量産に向けテスト開始

一般的な想定より、かなり小さい突起物になるのでは?

レクサス 新型LSのドアミラー

窓を開けた状態で、フロントドアの真横に立って、ドアミラーをじっくりと見ると、「結構大きいなぁ」と感じた。また「結構、外に大きく張り出しているものなんだなぁ」とも思った。

そして、仮にこれをミラーレス化した場合、代替品の搭載位置はどうなるのか?

それは、フロントガラスを側面から支えているAピラーの付け根と、ドアモールの先端が交差する部分。ここには現状、黒色っぽい樹脂パーツが組み入れてある。ここを支点に、小型カメラのホルダーを付けることになる。

その長さだが、各種のコンセプトモデルでは、20~30センチ程度でピ~ンと張り出す感じで造形される場合が多いが、そんな長くては空力に悪影響が出てしまう。

ミラーレス化のメリットのひとつとして、Aピラー下部で起こる小さな乱流を整流することで、高速走行でのハンドリングの向上と、燃費向上が期待される。

そうした視点で、改めて新型LSのフロントドア部を上から観察すると、Aピラー側を支点として、ボディ側面から飛び出さない長さは、10センチ強だ。

そんな細くて小さい突起物に、小型カメラをどう配置するのがベストか? 現在採用しているサイドミラーの下部には、アラウンドビュー対応の小型カメラが装着されているが、ミラーレス化の場合に同様のカメラ1基だけではなく、複数基のカメラを装着する案も考えられるようだ。

>>レクサス 新型LS 写真で詳細を見る

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桃田 健史
筆者桃田 健史

日米を拠点に、欧州、BRICs(新興国)、東南アジアなど世界各地で自動車産業を追う「年間飛行距離が最も長い、日本人自動車ジャーナリスト」。自動車雑誌への各種の連載を持つ他、日経Automotive Technologyで電気自動車など次世代車取材、日本テレビで自動車レース中継番組の解説などを務める。近著「エコカー世界大戦争の勝者は誰だ?」(ダイヤモンド社)。1962年東京生まれ。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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