ヤマハ、電動アシスト自転車「PAS」2015年モデル発表 ~女性向けモデル”Mina”を新たに投入~
- 筆者: トクダ トオル(MOTA)
- カメラマン:オートックワン編集部
電動アシスト自転車のパイオニアYAMAHAが挑む23年目の戦略とは
ヤマハ発動機が世界に先駆けて開発した電動アシスト自転車「PAS」も、今年でデビューから23年目を迎える。2月26日、ヤマハは都内で、2015年のPAS事業方針と新製品の説明会を開催した。
消費税導入直後の需要冷え込みがあった2014年だが、ヤマハは前年比115%の15万台を販売し、市場で31.6%のシェアを獲得。その勢いに乗って、2015年は16万台の販売を目指す。
既に発表があったように、2015年モデルの多くが「GREEN CORE(グリーンコア)」コンセプトに基いた小型軽量の次世代ドライブユニットを搭載。軽量化により走行距離の向上を図るなど、電動アシスト自転車のコア技術を高めた。
さらにヤマハでは、これまで十分に顧客の開拓が出来ていなかった層や、今後需要が高まる層へのアプローチも図り、販売増を目指す。具体的には、3月10日より発売する女性層向けニューモデル「PAS Mina(パス ミナ)」や、昨年発表済みのシニア世代向けモデル「PAS SION」などが挙げられる。
大人の女性のための電動アシスト自転車は北欧テイスト
ニューモデル「PAS Mina」は、女性プロジェクトチームが中心となって企画した、大人の女性のための電動アシスト自転車だ。北欧テイストを想わせるクラシカル&ナチュラルモダンなデザイン・カラーの採用や、豊富なカスタマイズパーツの設定など、こだわりの強い女性ユーザーに向けた様々な取り組みが目をひく。
Minaとは北欧・フィンランド語で「わたし」を意味する。記者発表会場には、女性プロジェクトチームのメンバーによるコンセプトモデルも展示。4台それぞれが”わたし”だけの1台としてこだわりが込められており、PAS Minaの世界観をさらに広げていた。
[Photo&レポート:トクダ トオル(オートックワン編集部)]
※画像をクリックすると、より詳細な情報をチェックできるフォトギャラリーページへとジャンプします。
ヤマハ 電動アシスト自転車「PAS」関連記事はこちらも併せてチェック!
■ヤマハ、20インチの電動アシスト自転車「PAS CITY-C/PAS CITY-X」を発売[2015年2月26日]
■ヤマハ、2015年後半に「軽さを極める」電動アシスト自転車を発売 ~次世代の電動アシスト自転車用ドライブユニット開発~[2014年11月13日]
■ヤマハ 電動アシスト自転車「PAS(パス)」にシニア世代向けモデルが追加[2014年9月8日]
■YAMAHA電動アシスト自転車「PAS VIENTA5」「PAS Brace XL」試乗レポート/今井優杏[2014年7月22日]
■エコカーの真相/第七回 エコカー以上のエコ「電動アシスト自転車」がブレイク![2011年7月6日]
この記事にコメントする