ヤマハ、2015年後半に「軽さを極める」電動アシスト自転車を発売 ~次世代の電動アシスト自転車用ドライブユニット開発~
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年々拡大を続ける電動アシスト自転車市場
ヤマハ発動機株式会社は、次世代の電動アシスト自転車用ドライブユニットを開発し、同社の2015年モデルの電動アシスト自転車に順次搭載していくと発表した。
電動アシスト自転車の国内販売台数はここ数年、順調に伸びており2008年は28万台、2011年の東日本大震災時には電動アシスト自転車の有用性が認められて40万台に、さらに昨年2013年には44万台と年々販売台数を伸ばしている。また、2014年についても同社では47万台に達するであろうと見込んでおり、電動アシスト自転車の市場は順調に拡大していると言える。
そんな市場のなかで、ヤマハの電動アシスト自転車「PAS」は31.2%(2014年1~9月)と高いシェアを誇っているだけにその動向が注目されているのだが、本日11月13日に発表されたのが、電動アシスト自転車の「次世代ドライブユニット」だ。
この次世代ドライブユニットの特徴は、従来のユニットに比べて小型・軽量であること。容積は約16%削減、重量はこれまでの4.3kgから3.4kgと860g(約20%)軽量化されている。
同社では、電動自転車の購入ユーザーに対してアンケートを実施。その結果、航続距離や充電時間、スタイリングなどには満足しているものの、取り回しの重さについての不満が多く聞かれた為、重量低減を電動自転車の重要課題として取り組んできたという。
ヤマハでは、2013年から電動アシスト自転車の中期計画プロジェクトを立ち上げている。
その成果として、2013年は「よりスムースに!」として国内初トリプルセンサーを、今年2014年は「更に便利に!」として急速充電器・オートライトを、そして今回発表された2015年モデルには「もっと軽く!」と題して軽量な次世代ドライブユニットを開発した。
最後に、同社では2015年の後半に「軽さを極める」新たな電動アシスト自転車を投入すると発表した。この新商品は、ヤマハPASなど従来とは異なる新カテゴリとされ、15kg未満を最低限の目標値として開発が進められているという。
その具体的な詳細までは明らかにされていないので、同社からの続報を待ちたい。
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