【2024年】車中泊向けのポータブルクーラーおすすめ人気10選 選び方やデメリットも合わせて解説
- 筆者: MOTA編集部
場所を選ばずに使えるポータブルクーラーは、車中泊やアウトドア、災害時など様々な場面で活躍してくれます。
この記事では、ポータブルクーラーの選び方から、車中泊におすすめのポータブルクーラー、デメリットや注意点をご紹介します。
ポータブルクーラーとは
ポータブルクーラーは、小型で持ち運び可能なクーラーの総称です。家庭用エアコンと同じ仕組みで冷風を送り出し、夏場の車中泊やキャンプ、ピクニックなど、様々なアウトドアシーンで活躍します。
ポータブルクーラーの利点は、なんといってもその手軽さです。コンセントさえあれば、場所を選ばずに涼しい風を送ることができます。
ただし、一般的なカーエアコンと比べると、ポータブルクーラーの冷却能力は約4分の1から10分の1程度と低くなります。
そのため、ポータブルクーラーは真夏の車内を十分に冷やすには難しい場合もありますが、車のエンジンを停止した状態でも使用できるため、環境に配慮しつつ、涼しさを得られるポータブルクーラーに注目が集まっています。
ポータブルクーラーの選び方
ポータブルクーラーは、本体に冷風の吹出し口と排気口を備えています。
まるで小さなエアコンのように、吹出し口から冷風を送り、排気口からは冷却時に温められた空気を排出します。この仕組みによって、室内全体を涼しく快適に保ちます。
ポータブルクーラーの冷却能力は、「◯W(kW)」という単位で表されます。数字が大きいほど冷房能力が高くなります。真夏の暑さをしっかり冷やすためには、ご自身の用途に合った冷却能力のモデルを選ぶことが重要です。
そのほか、ポータブルクーラーの選び方として注目すべきポイントは以下の5つです。
ポータブルクーラーの選び方のポイント
一つずつみていきましょう。
スペースで選ぶ
一口にポータブルクーラーといっても、コンパクトなものから大型のものまで、様々なサイズがあります。選ぶ際には、設置場所と用途をしっかりと考慮することが重要です。
特に車中泊の場合には、車内という限られたスペースで使用するため、サイズをしっかりと確認するようにしましょう。
設置場所は、排気と排水がしやすい窓の近くが良いでしょう。
体に直接冷気が当たるよう、リモコンや冷風の向きをコントロールできるルーバーが付属している製品がおすすめです。
風向き調節機能が付いていれば、冷却能力が低い場合でも、体に直接冷風が当たるため、涼しさを感じやすくなります。
小型の商品を選びたい場合や、消費電力を抑えて長時間使用したい場合には、風向き調節機能の有無とルーバーを下に向けられるかチェックする必要があります。下向きにできれば、寝転がった時、体に冷気を当てやすくなります。
給電方法で選ぶ
ポータブルクーラーは、場所を選ばずに使えるのが魅力です。
AC電源だけでなく、シガーソケットやソーラーパネルなど、複数の電源方式に対応した製品を選ぶと、さらに便利に使えます。
ほとんどのポータブル電源はいずれかの規格に対応しているので、問題なく使用できます。
電源の種類
コンセントから給電できます。安定した電力で、パワフルな冷却が可能です。
車の電源から給電できます。車中泊やアウトドアに最適ですが、エンジンを付けていないと使えない点には注意が必要です。
太陽光で発電できます。環境に優しい電源です。
消費電力で選ぶ
車中泊でポータブルクーラーを使用する場合は、車のエンジンを切ってポータブル電源で稼働させることになります。そこで重要となるのが、ポータブルクーラーの消費電力です。
電源の容量や定格出力を比較し、きちんと起動できるのか、どれくらいの時間使い続けられるかのをチェックしておく必要があります。
一般的なポータブルクーラーの消費電力は、およそ100~350Wです。冷却能力が高いほど消費電力も高いので注意が必要です。
冷却能力が高いポータブルクーラーを求めるのであれば、合わせて容量の大きなポータブル電源を用意する必要があります。
重量で選ぶ
ポータブルクーラーの重量は、車中泊や自宅のガレージなど持ち運びを伴わないか、キャンプなどでの持ち運びを想定するかによって選び方が変わってきます。
車内に設置したまま使用するなら、多少重くても冷却能力の高いモデルを選ぶのがおすすめです。
持ち運びを前提とするなら、10kg程度までの軽量なモデルがおすすめです。製品に持ち手がついているかにも配慮すると良いでしょう。
ただし、軽量な製品ほど、冷却能力が低い傾向にあります。
付属品で選ぶ
ポータブルクーラーには、いくつかの付属品が備わっています。付属品の品質や使い勝手も、製品を選ぶ際の基準になります。
ポータブルクーラーの付属品として代表的なのは、以下の2つです。
ポータブルクーラーの付属品
一つずつみていきましょう。
排熱ダクト
ポータブルクーラーは、本体内部で発生した熱を排熱ダクトを通して屋外へ排出します。このダクトは、快適な涼しさを持続するために欠かせない重要なパーツです。
排熱ダクトは、一般家庭用エアコンのダクトと太さがほぼ同じものが多いです。そのため、設置場所によっては十分なスペースを確保する必要があります。
本体から窓までの距離を考慮し、最低でも1m以上の長さの排熱ダクトを選ぶことをおすすめします。短すぎると設置場所が制限されてしまいます。
DIYが得意な方であれば、排熱ダクトを延長することも可能です。ただし、延長方法は製品によって異なるため、取扱説明書をよく確認する必要があります。
排水ホース
ポータブルクーラーでは、周囲の空気を冷やす際に発生する結露水を排水ホースを通して排出します。このホースがしっかりと設置されていない場合、結露水が排出できないため、車内が水浸しになってしまいます。
排水ホースは、排熱ダクトと比べて細く、柔軟性があるため、設置場所の自由度が高くなります。車内など狭いスペースでも邪魔になりにくいのが特徴です。
本体から窓までの距離を考慮し、最低でも1m以上の長さの排水ホースを選ぶことをおすすめします。短すぎると設置場所が制限されてしまいます。
ポータブルクーラーは性質上、搭載できるコンプレッサーの性能に限界があります。
限られたエネルギーで少しでも涼しさを感じられる工夫がなされた製品を選ぶことが重要です。
車中泊におすすめのポータブルクーラー10選
ポータブルクーラーは様々なメーカーから販売されており、初心者が自分に最適な製品を選ぶためには、製品仕様の見方を把握し、自分のニーズと照らし合わせることが重要です。
ここでは、おすすめのポータブルクーラーを10製品ご紹介します。最適な製品選びができるよう、指標となる仕様についてもそれぞれ記載しています。
アイリスオーヤマ IPA-2823G
- IPA-2823G
- アイリスオーヤマ
商品の特徴
・冷風・除湿・送風の3つの運転モードを備えており、その日の気温などに合わせて使い分けられる
・1日で約24L分の水分を吸収する除湿機能を備えており、梅雨時でも過ごしやすい環境を実現できる
・蒸発したドレン水は熱とともに排気ダクトから放出されるため、特別な排水処理は必要ない(高湿度など条件によっては排水処理が必要)
サイズ(奥行き×幅×高さ) | 39.3×42.5×80.4cm |
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重量 | 29.5kg |
給電方式 | AC100V |
冷房能力(W) | 2,500/2,800W |
定格消費電力 | 800/920W |
特殊機能 | 冷風・除湿・送風機能、内部洗浄機能 |
付属品 | 排気ダクト(約0.3~1.5m) |
シロカ SY-D151
- SY-D151
- シロカ
商品の特徴
・業界最小・最軽量クラスのコンパクトさを誇り、持ちやすい取っ手もあるため、非力な方でも簡単に持ち運べる
・小型ながらもエアコンと同じコンプレッサー式を採用しており、室温より約7度低い冷風を実現
・5~38度の幅広い環境で使えるため、車中泊だけでなく梅雨の室内干しの洗濯物乾燥や冬の結露対策などにも活用できる
サイズ(奥行き×幅×高さ) | 22×22×41.4cm |
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重量 | 7.2kg |
給電方式 | 交流100V |
冷房能力(W) | 350W |
定格消費電力 | 160W |
特殊機能 | 冷風・送風・除湿機能 |
付属品 | ダクト吹出口カバー、ダクトホース、ダクトアダプター |
エコフロー WAVE2
- WAVE2
- エコフロー
商品の特徴
・冷房使用時は湿度70%以下であれば排水不要。排水・排熱ダクトなしでどこででも使用できる
・約44dBという静かな稼働音で、聴覚を必要とする他の作業をしているときにも邪魔にならない
・4種類(AC電源・シガーソケット・ソーラーパネル・外部バッテリーパック)の給電方法が用意されており、様々な環境で電源を確保できる
サイズ(奥行き×幅×高さ) | 51.8×29.7×33.6cm |
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重量 | 14.5kg |
給電方式 | AC100-120V/220-240V・DC 12V/24V・ソーラー 11-60V |
冷房能力(W) | 1,500W |
定格消費電力 | 550W(AC)・495W(DC) |
特殊機能 | 冷風・低運転音・暖房機能 |
付属品 | エキゾーストダクトアダプターカバーA・排気ダクトアダプターカバーB・エキゾーストダクトアダプターカバーC・巻き取り機・窓通気板・排気ダクトD・排気ダクトE・排水管 |
EENOUR QN750
- QN750
- EENOUR
商品の特徴
・2気筒のコンプレッサーを採用しており、効率よく空間を冷やしながらも静音設計
・室内と室外の空気を負圧なしでパワフルに冷却できるデュアル換気システムにより、密閉された空間でも常に新鮮な空気を取り込める
・パワフルでありながら消費電力は250Wと低めに抑えられており、省エネ効果が期待できる
サイズ(奥行き×幅×高さ) | 26.0×58.3×31.5cm |
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重量 | 10.0kg |
給電方式 | AC100-220V、DC24V |
冷房能力(W) | 850W |
定格消費電力 | DC 250W |
特殊機能 | 冷風・3段階の送風モード |
付属品 | AC-DC電源コード・DC電源コード(24V用)・送風ダクトエンド・排気ダクトエンド・排気(送風兼用)ダクト |
日動工業 YNC-B160
- YNC-B160
- 日動工業
商品の特徴
・13kgの重さはあるものの、取っ手を握って楽に持ち運びできる
・3mもの長さのドレンホースが付属しており、排水したい場所から離れたところにも設置できる
・冷風用ダクトと排熱用ダクトがフレキシブル設計になっており、狭い場所でも形を工夫して設置可能
サイズ(奥行き×幅×高さ) | 62×27×39cm |
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重量 | 13kg |
給電方式 | AC100V |
冷房能力(W) | 410W |
定格消費電力 | 141/167W |
特殊機能 | 冷風・風量調節・ドレン満水検知 |
付属品 | ドレンホース3m・ダクト(前面、背面)0.3~1.3m・入力プラグ3m(ポッキンプラグ付) |
BougeRV ポータブルクーラー
- ポータブルクーラー
- BougeRV
商品の特徴
・大型の風口を備えており、6段階の風速調節が可能。風向きは上下に調整可能なので、状況に応じてちょうど良い風を体に受けられる
・5.2kgと軽量でありながらパワフルで、車中泊だけでなく様々なアウトドア用途に活用できる
・50dB以下の静音設計であり、夜間に眠るときにも音が気になりにくい
サイズ(奥行き×幅×高さ) | 24.2×35×24.5cm |
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重量 | 5.2kg |
給電方式 | AC100V |
冷房能力(W) | 530W |
定格消費電力 | 170W |
特殊機能 | 冷風・除湿・照明・送風・静音機能 |
付属品 | リモコン・ACアダプタ・ベースブラケット×4・ブラケットネジ×4・排水パイプ |
ナヴィック クレシード クレクール3
- クレクール3
- ナヴィック クレシード
商品の特徴
・冷房としてだけではなく、除湿・加湿・空気清浄機としても機能するため、多種多様な場面で活躍する
・室温が設定温度に達すると自動的に送風モードに切り替わり、室内の空気を循環させながら、電力消費を極力抑える。室温が上がると自動的に冷房モードに戻る
・コンパクトな設計であるためレジャー先での使用もしやすく、取り外し可能なキャスターにより持ち運びも簡単
サイズ(奥行き×幅×高さ) | 28.5×37.5×50cm |
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重量 | 13.2kg |
給電方式 | AC100V |
冷房能力(W) | 800W |
定格消費電力 | 350W |
特殊機能 | 冷風・送風・除湿・加湿・空気清浄・タイマー・チャイルドロック・首振り(上下)機能・キャスター付き |
付属品 | ダクトホース(上下左右、1.8m)・標準ダクトエンド |
山善 YEC-M03
- YEC-M03
- 山善
商品の特徴
・あらゆる場所で使えるコンパクト設計で、車中泊にぴったりなのはもちろん、部屋のインテリアにも調和しやすい
・電源を入れるとすぐに室温マイナス7度の風が出てくる冷風運転で、効率よく周囲の空気を冷やすことが可能
・正面の吹き出し口には左右に自動で各45度、上下に手動で各35度動くルーバーを搭載し、本体を動かさずとも体に冷風を当てやすい
サイズ(奥行き×幅×高さ) | 26.6×27×43.2cm |
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重量 | 10kg |
給電方式 | AC100V |
冷房能力(W) | 非公開 |
定格消費電力 | 170/190W |
特殊機能 | 除湿 冷風・ドライ・送風・切タイマー(1.2.8時間)・左右オートルーバー機能 |
付属品 | 排熱ダクト・排熱ダクト用継手 |
EENOUR PA600
- PA600
- EENOUR
商品の特徴
・1,758Wというポータブルクーラーとしては強力な冷房能力を誇り、周囲の空間を素早く冷却できる
・冷風、送風、除湿、スリープモードの4つの機能があり、7段階の風量温度調節が可能。温度は16~31度まで細かく設定可能
・デュアル換気システムを統制することにより、室内外の空気を負圧なしで均一にして循環させ、新鮮な空気を取り込める
サイズ(奥行き×幅×高さ) | 47.5×29.5×40.5cm |
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重量 | 13.8kg |
給電方式 | AC100V、DC48V |
冷房能力(W) | 1,758W |
定格消費電力 | 550W |
特殊機能 | 冷風・除湿・スリープモード(省エネモード)・タイマー機能 |
付属品 | リモコン・排気ダクト |
Aesval スポットクーラー
- スポットクーラー
- Aesval
商品の特徴
・コンパクトなサイズで、体のすぐそばに置いて使う用途として適している
・AC電源からだけでなくUSB給電も可能。2000mAhのバッテリーが内蔵されており、フル充電で最大8時間作動
・弱風モードでは35dB以下の騒音しか出さない設計で、繊細な作業をしているときにも音が邪魔にならない
サイズ(奥行き×幅×高さ) | 11.4×16.4×21.4cm |
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重量 | 0.84kg |
給電方式 | AC100V、USB給電 |
冷房能力(W) | 非公開 |
定格消費電力 | 2W |
特殊機能 | 冷風・送風・冷却・加湿・空気清浄機能 |
付属品 | なし |
ポータブルクーラーのデメリット・注意点
ポータブルクーラーは、車中泊で涼しさをもたらしてくれる便利なアイテムですが、設置や電源、冷却能力など、いくつか注意すべき点があります。
排熱ダクトの設置
多くのポータブルクーラーには排熱ダクトが付属しており、本体が発生させた熱を屋外へ排出する必要があります。車中泊の場合、本体の設置場所や排熱ダクトの設置先となる窓を決めなければならず、場所選びに手間がかかります。
電源の確保
ポータブルクーラーのほとんどはバッテリー非搭載のため、車中泊で使用する場合は車の電源を使用するか、ポータブル電源を用意する必要があります。
車のバッテリーを長時間使用すると、電気系統への負担やエンジン始動不良などのリスクも考えられます。
冷却能力
ポータブルクーラーは小型設計であるため、冷却能力は家庭用エアコンに比べて低くなります。車内全体を涼しくするには時間がかかり、条件によっては十分に冷えない場合もあります。
まとめ
今回は、ポータブルクーラーを車中泊として使用する場合を想定し、選び方をの解説するとともに、おすすめの製品を紹介しました。
ポータブルクーラーはコンパクトで扱いやすいことがメリットですが、小型ゆえにパワー不足や排熱ダクトの設置場所・ポータブル電源の確保などを考慮する必要があります。
この記事を参考に、ぜひ快適な車中泊を実現できるポータブルクーラーを選んでください。
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