車の乗り換え手続きを分かりやすく解説! 高額査定のコツや必要書類も紹介

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車を乗り換える際、手続きがわからないという人も多いでしょう。一般的に、車を乗り換える頻度は多くないですし、手続き自体も複雑なので当然のことです。

そこでこの記事では、車の売却方法からローン残債の注意点、必要な書類まで、乗り換えの全ステップを分かりやすく解説します。さらに、高額査定を引き出すコツやベストなタイミングについても紹介していきます。

この記事を読めば、車の乗り換え手続きの全体像がわかり、迷いなく手続きを進めることができるでしょう。

目次[開く][閉じる]
  1. 車の乗り換え手続きの流れ
  2. 車の売却方法は主に4種類
  3. 下取り・買取(一括査定)それぞれのメリット・デメリット
  4. 買取で高額査定を引き出すコツ
  5. ローン残債がある車を乗り換える場合の注意点と手順
  6. 車の乗り換えに必要な書類・印鑑
  7. 車の保険の切り替え手続き・必要書類
  8. 車の乗り換えはいつが適切? ベストなタイミングは?
  9. まとめ

車の乗り換え手続きの流れ

車の乗り換えは、新しい車を選ぶだけではなく、さまざまな手続きが必要です。

スムーズな乗り換えのためには、以下の手続きを順序立てて行う必要があります。

順序を間違えると、二度手間になる場合や返ってくるはずのお金を受け取れずに損をしてしまうこともあるため、注意が必要です。

このパートでは、効率的な手続きの流れをざっと解説します。

1.購入したい車をリサーチする

まずは、新しく欲しい車をリサーチしましょう。

燃費の良さ、運転のしやすさ、安全性能、デザイン、価格など、自分の優先順位に合わせて情報を集めると効率的です。

インターネットの比較サイトやカーレビューサイトの口コミも参考になります。

候補が決まったら、ディーラーを訪れて試乗することも大切です。

実際に見てみると「思っていたのと違う!」となる可能性もあるので、入念にチェックしましょう。

2.車の査定見積もりを依頼する

乗り換えたい車が決まったら、いま乗っている車を売却するための査定見積もりを依頼しましょう。

愛車がいくらで売れるのか事前にリサーチしておくと、予算も具体的になり、乗り換えの車が選びやすくなるため、早めに査定を受けることをおすすめします。

3.ローンの残債を確認する

いま乗っている車をローンで購入している場合は、残債の確認は欠かせません。

車を売却する際にはローンを完済する必要があるため、残債がある場合はどのように処理するか決めてから売却・乗り換えを検討するとスムーズです。

後ほど、「ローン残債がある車を乗り換える場合の注意点と手順」にて詳しく解説しますが、ローンの返済予定表や残高証明書を確認し、残債がある場合は査定見積もりの額と比較して相殺可能か計算しましょう。

4.購入・売却に必要な書類を揃える

車の購入や売却には公的書類が必要になるため、事前に揃えておくとスムーズです。

中には入手に時間のかかる書類もあるため、乗り換えたいタイミングが決まっている場合は早めに行動を開始するのがおすすめです。

後ほど、「車の乗り換えに必要な書類・印鑑」にて詳しく解説しています。

5.新しい車を購入する

購入する車が決定し、必要な書類が揃ったら、購入の手続きに進みましょう。

手続きの方法は基本的にディーラーの指示通りにこなせば問題ありませんが、可能な限り値引き交渉をすることは忘れずに。

同じモデルでも別のディーラーで交渉すると値引きやサービスでのオプション追加等が可能な場合もあるため、時間に余裕があるなら複数店舗をまわって比較をするのがおすすめです。

6.いま乗っている車を売却する

新しい車の購入が決まったら、いま乗っている車を売却します。

最高値をつけてくれた業者、あるいは気持ちよく取引ができそうな優良業者に買い取ってもらうとよいでしょう。

ただし、新車は購入直後すぐに納車されるとは限らないため、納車のタイミングを見計らってから、いま乗っている車を引き渡すことが肝心です。

納車までの期間があく場合は、査定額が変動する可能性もあるため、業者と査定額と引き渡しタイミングについて認識を合わせ、余計なトラブルを招かないように注意しましょう。

7.保険の切り替えをする

車を乗り換える際、自動車保険の切り替えも必要になります。

自動車保険の車両変更については、車の使用者(保険の契約者)本人が行う必要があります。

現在契約している保険の内容を変更するだけでもOKですが、条件によっては別の保険会社のほうが安上がりになるケースもあります。

自動車保険の一括見積もりができるサービスもあるので、気になる人は利用してみると良いでしょう。

8.自動車税の手続きをする

車を売った後には、自動車税の手続きを忘れないようにしなければなりません。

なぜなら、還付金が受け取れるかもしれないからです(軽自動車を除く)。

車を買い取ってくれた業者が代わりに手続きをしてくれるケースや、査定額に自動車税の分も含まれていることも多いですが、売り主自身で手続きをしなければならない場合もあります。

もしご自身で還付金の手続きを進める場合は、陸運局(運輸支局)で還付金の受取手続きをしましょう。

9.名義変更をする

最後に、売却する車の所有者を変えるための名義変更の手続きが必要になります。

ほとんどのケースで買取業者が名義変更を代行してくれますが、自分で実施することで手数料を節約することも可能です。

名義変更の手続きそのものは難しくありませんが、平日の日中しか申請できない点は頭に入れておきましょう。

自分で名義変更をしたい旨を業者と交渉し、必要書類を管轄の陸運局(運輸支局)へ持参すれば手続きは完了です。

車の売却方法は主に4種類

全体の流れをお伝えしましたが、乗り換えにおいて重要な売却方法について紹介していきます。

ここからは中古車の4つの売却方法について、それぞれの特徴を紹介していきます。

買取査定

中古車販売店や買取専門店に買取査定を依頼する方法です。

売りたい車の状態を詳しく評価してもらえるため、車の状態が良ければ良いほど高額査定が期待できます。

また、査定額について査定員と直接交渉可能な点もメリットです。

ディーラーの下取り

新車の購入と同時に依頼できるため、手続きが簡単で時間短縮になる方法です。

正規ディーラーであれば安心して取引できるという印象を持っている人も多いのではないでしょうか。

オークション

オークションにも2種類があります。

1つ目はヤフオクなどの個人も参加できるオークションで、2つ目は加盟している専門業者だけが参加できるオークションです。

多くの人・業者が入札するため、市場価格に最も近い額での売却が期待できますが、個人向けのサービスの場合はトラブルに発展するリスクもあるため、車の売買に自信がない人にはおすすめできません。

一括査定

売却方法の中で、最もおすすめなのは一括査定です。

このサービスを利用すると、複数業者へ一度に査定依頼を出すことができます。買取業者の店舗を個別に回る必要はないため、手間を省くことができます。

何よりも、複数の業者が競い合うことで査定額が上昇し、高額査定が期待できる点でもおすすめです。

一社だけの査定だと金額の妥当性を判断することが難しいですが、複数の査定額を確認できれば最も高値で買い取ってくれる業者を選びやすくなります。


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下取り・買取(一括査定)それぞれのメリット・デメリット

続いては、下取りと買取(一括査定を含む)でどちらを選ぶか迷っている人に向けて、のそれぞれのメリットとデメリットを整理しながら、どちらがおすすめかを解説していきます。

下取りのメリット・デメリット

メリット

・車の売却と購入をディーラーのみで完結できるため、交渉や手続きが楽

・新車の値引きの代わりに、査定額に上乗せしてくれる場合がある

× デメリット

・市場の状況が考慮されにくい

・査定額の交渉がしづらい

・売却代金が手元に残らない

・下取り対応は新たに車を買う場合のみ

買取(一括査定)のメリット・デメリット

メリット

・車の人気度やオプションパーツの有無など、車の価値を考慮して査定してくれる

・複数の店舗を回れば、最も高い査定額の業者を選べる

※一括査定であれば、一度に複数業者から査定される

・査定額の交渉が可能

・売却代金が手元に入る(お金の使い道を売り主が選べる)

× デメリット

・複数の店舗を回らないと比較ができない

※一括査定の場合を除く

・査定額の交渉には知識と経験が必要

・中古車相場の変動によって査定額に影響が出る

・車の乗り換えの場合は、売却と購入それぞれで交渉・手続きが必要

下取りは、車の売却に時間と手間をかけたくない人にとってはメリットがありますが、できるだけ高く売りたい人にとっては、買取や一括査定がおすすめです。

買取で高額査定を引き出すコツ

下取りよりも買取の方が高く売れるというメリットはありますが、時間と手間がかかる点が懸念事項として挙げられます。

また、査定員との交渉に不安を覚える人もいるかもしれません。

実際のところ、買取査定には注意点や高額査定を引き出すためのコツが必要になります。

このコツを押さえずに挑むと損をするリスクもあるため、特に重要な3つのポイントについて解説します。

1. 車の相場を事前に調べておく

査定員に提示された額が妥当かを判断し、交渉を有利に進めるためには、事前に相場を知っておくことが必須です。

MOTA車買取の「買取実績一覧」などを活用し、あなたの愛車の相場を把握しておきましょう。

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2. 複数の業者に査定してもらう

複数の業者に査定してもらうことは、高額査定を引き出すための重要なポイントです。

各社はより高い査定額を提示する必要があるため、競争原理が働きます。

しかし、複数の店舗を回るには時間と手間がかかります。

3. 一括査定サービスを利用する

そこで活用したいのが一括査定サービスです。

特に一押しのサービスは「MOTA車買取」です。

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ローン残債がある車を乗り換える場合の注意点と手順

ローン残債のある車を乗り換える際には注意が必要です。

残債がある車は厳密にはあなたの所有物ではなく借りているローンの担保になっているため、勝手に売ることはできません。

そのためローン残債のある車を売る場合は、そのお金を返済するか車の売却価格から返済に充当し、ローンの残債を清算する必要があります。

ローン残債のあるクルマの乗り換え手順

ローン残債のある車を乗り換える際の具体的な手順を解説します。

1.借り入れ額や完済スケジュールを確認

まずはローンの返済予定表や残高証明書を使用して、正確な借り入れ金額や完済スケジュールをチェックしましょう。

理想的なのは、ローン完済のタイミングで乗り換えることですが、まだ残債があるうちに乗り換えたい場合は、ローンの繰り上げ返済が可能かどうかを確認することが必要です。

繰り上げ返済が可能であることがわかったら、返済方法を検討します。

2.「繰り上げ返済」か「車の売却額で補填」のどちらかを選ぶ

自己資金での繰り上げ返済と、車の売却額を利用して完済するという2つの方法があります。

もし車の売却額でローンを完済したい場合は、買取業者に相談してみてください。

売却額がローンの残債を上回る場合は問題ありませんが、売却額が残債を下回る場合は、差額の分だけ自己資金で補填するか、新しい車を購入する際に新たなローンを組み、その一部を既存のローン返済に充てるなど、別の方法を検討する必要があります。

売却額では完済できない時は無理をせず、返済ができるタイミングを考えることも大切です。

3.ローンを返済したら完済証明を入手する

ローンの返済が完了したら、金融機関から完済の証明書を入手し、それを買取業者に提出することで手続きは完了します。

車の乗り換えに必要な書類・印鑑

ここからは、車の購入時に必要なものについて解説していきます。

公的な書類や印鑑などが必要になり、中には入手に時間がかかるものもあるため、余裕を持って行動しましょう。

必要なものについては以下のとおりです。

必要書類必要枚数交付元手配する人
印鑑登録証明書

1枚

市区町村の役所

自分

実印

-

-

自分

自動車検査証(車検証)

1枚

ディーラー

ディーラー

自賠責保険証

1枚

ディーラー

ディーラー

委任状

1枚

ディーラー

ディーラー

車庫証明書

1枚

警察署

ディーラー

自分で手配しなければならないもの

自分で手配しなければならないものは、実印と印鑑登録証明書だけです(軽自動車の場合は認印だけでOK)。

実印とは、市区町村に登録され、公的に認められた印鑑のことです。

印鑑証明書とセットで用いることで効力を発揮します。

車の購入・売却や住宅ローンを組む場合など、重要な契約の際に使用されます。

一般的な認印を実印として登録することも可能ですが、ゴム印やシャチハタなど、印影が変形しやすい材質はNGです。

100円ショップなどで売られている三文判もNGとする役所もあるため、このタイミングで印鑑登録を行う場合は、印鑑を専門に取り扱うお店などで適切な印鑑を入手し、居住地の役所に登録しましょう。

その際に、印鑑証明書も1部発行してもらえば、そのまま手続きに利用できます。

購入ディーラーが用意してくれる書類

ディーラーが車を登録するにあたり、必要となるのは車庫証明書です。

自分で申請することも可能ですが、ほとんどの場合ディーラーが申請を代行してくれるため、手間をかけたくない方は委任状に記入して担当者に申請を依頼しましょう。

多くの場合、委任状もディーラーが用意してくれるため、必要な欄に記入すればOKです。

車庫証明書が発行されるとディーラーが車を検査に通すことができ、合格すれば車検証・自賠責保険証が発行されます。

これにて購入手続きは完了となり、あとは支払いや納車日などについてディーラーと段取りを確認して納車を待ちましょう。

車の売却時に必要な書類・印鑑

続いては、現在乗っている車を売却するために必要なものについて解説します。

普通自動車と軽自動車で必要なものには少し違いがありますが、ほとんどは共通です。

売り主が用意しなければならないものばかりですが、車内に保管されているものもあります。

普通自動車の場合軽自動車の場合

自動車検査証(車検証)

自動車検査証(車検証)

自賠責保険証明書(※)

自賠責保険証明書(※)

自動車リサイクル券

自動車リサイクル券

自動車納税証明書

軽自動車納税証明書

印鑑登録証明書

-

譲渡証明書

譲渡証明書

委任状

委任状

(※)正式名称は自動車損害賠償責任保険証明書

普通自動車の場合

売却する車が普通自動車の場合、実印と印鑑登録証明書のセットに加え、譲渡証明書・委任状が必要です。

印鑑登録証明書は2部必要になる場合もあるため、業者に確認をしておくと間違いがありません。

自動車納税証明書とは、自動車税が支払い済みであることを証明する書類です。

コンビニ等で支払った場合はハンコが押された右端の一部が証明書として手渡されます。

譲渡証明書・委任状は売り主が買い主に車を譲渡したことを証明する書類で、委任状は名義変更など車の諸手続きを業者に任せることを記した書類です。

車検証・リサイクル券はセットで車の取り扱い説明書などと同じファイルにまとめられ、ほとんどはダッシュボード等に保管されています。

もし見つけられない場合は再発行の手配をしましょう。

軽自動車の場合

軽自動車の場合も必要なものは普通自動車の場合とほとんど同じですが、実印が必要ないため認印だけで問題ありません。印鑑登録証明書も不要です。

また、都道府県の登録となる普通自動車と違い市区町村の管轄となっているため、自動車税証明書ではなく軽自動車税証明書が求められます。

ただしコンビニ等で支払った際に、その証明として受け取る書類は同じような形ですので、探し出して車検証等と一緒に保管しておきましょう。

必要な書類等が見つからない時の再発行方法については以下の記事で詳しく解説しています。

車の保険の切り替え手続き・必要書類

車を乗り換える場合、保険の切り替え手続きも忘れてはいけません。

手続きすべき保険は自賠責保険と任意保険(自動車保険)の2つです。

自賠責保険とはいわゆる強制保険であり、交通事故が起きた際に被害者の治療費や慰謝料などの基本的な補償を行うための保険です。

一方、任意保険とは一般的に自動車保険として知られる保険であり、自賠責保険の補償範囲を超える事故の損害や対物・対人賠償、車両自体の損害などをカバーする保険です。

これらの手続き方法と必要な書類についても解説していきます。

自賠責保険の名義変更方法と必要書類

前の車から新しい車に自賠責保険を移行する場合、残っている保険期間を新しい車に入れ替えることが可能です。

この手続きは、自賠責保険の証明書を新しい車の登録に必要な書類と一緒に提出することで申請できます。

ただし、入れ替え手続きが可能な車種とそうでない場合があるため、ディーラーや保険代理店と確認してから手続きをしましょう。

また、買取額に自賠責保険の分が含まれている場合もあります。移行を行う際には、まずは手放した車の買取先に確認をしてからにしましょう。

任意保険の名義変更方法と必要書類

任意保険の場合も、前の車の保険を移行することができる場合があります。

乗り換え前の車と同じ契約者であり、大幅な保険内容の見直しをしない場合には、簡単な手続きで切り替えができることもあります。

車種の変更を行わずに事故に遭ってしまった場合、補償を受けられない可能性があるため、必ず走り出す前に手続きするようにしましょう。

新たに保険を契約し直す場合は、乗り換え前の車の保険を解約することも忘れずに。

早ければ早いほど受け取れる返金額が多くなります。

車の乗り換えはいつが適切? ベストなタイミングは?

この記事を読んでいる方はすでに乗り換えを検討中かと思いますが、そもそもいつ乗り換えるのが適切かご存知でしょうか?

実は車の相場には季節性があり、お得に買い換えられる時期というものがあります。

どの時期に売るとお得に乗り換えられるかについては、以下の記事をご覧ください。

以下では、新車購入後からの期間や距離の目安によって分けて紹介していきます。

リセールバリューを考慮すると3年乗り換えはコスパ〇

リセールバリューを考慮すると、3年での乗り換えはコスパが良く、最初のおすすめのタイミングです。

なぜなら、新車購入後3年は車の価値が高く残っており、高額での買取が期待できるからです。

初回の車検費用や大きなメンテナンスが不要な点でも経済性が良くなっていますし、常に最新の安全運転支援や燃費効率の良い車に乗っていられる点も魅力的です。

ただし、ローンで購入した人にとっては残債がネックとなるため、現金一括購入した人におすすめしたいタイミングです。

リセールバリューを維持できる5年乗り換え

5年乗り換えの場合もリセールバリューを維持できる良いタイミングです。

車の購入・売却価格のバランスが良く「ゴールデンタイム」と言われるタイミングでもあります。

3年で売却するよりも5年のほうが経年劣化や走行距離の増加によって買取価格が低くなる点などは考慮しなければならないものの、車検・メンテナンスなど維持管理にかかる費用や売却額と新車購入の費用を考えるとバランスの良いタイミングと言えます。

7年乗ったら乗り換えるか乗り潰すかを決める

7年乗った車は、乗り換えるか乗り潰すかを決めるターニングポイントとなります。

車を乗り潰すほうがコスパが良いと考える人も多いかもしれませんが、実はそうとは限りません。

なぜなら部品の劣化や性能低下が顕著になる時期であるため、故障リスクと修理費用が増加するからです。

古い車の場合は高額な修理が発生するリスクも高まるため、結果的に乗り換えよりもコスパが悪くなる可能性もあります。

安全性や燃費性能などの観点を考慮した場合、7年での乗り換えは最後のタイミングと覚えておきましょう。

10年/10万キロは1つの目安

一般的には10年あるいは走行距離が10万kmに達した時点で、維持するためには交換が必要なパーツが増えます。そのため、10年/10万kmを超えた車は買い取ってもらえないこともあります。

しかし、この節目はあくまでひとつの目安に過ぎません。

なぜなら車の使用方法や保管環境、さらにはメンテナンスの頻度や内容によって車の寿命は大きく変わるからです。

もっと早くに寿命を迎えることもあれば、もっと遅くなる場合もあります。

一般的な目安に囚われず、定期点検などで車の調子を確認しながら、自分のライフスタイルや家計の支出などとバランスを見極め、自身にとって良い乗り換えのタイミングを判断することが最も重要です。

まとめ

この記事では、車の乗り換え手続きに必要な書類や注意点などに焦点を当てて解説してきました。

スムーズな手続きのためには、順序立てて手続きを行う必要があります。

複雑な手続きや用意が難しい書類はありませんが、役所で手続きをしなければならないケースもあるため、余裕を持って行動することをおすすめします。

また、手続きをしないと還付金が受け取れないなどの損失が生じることがあるため、忘れないように注意しましょう。

ローンの残債がある場合は、完済してからでなければ売却できないため、査定額で相殺する方法や新車のローンを新たに組む際に一部を返済に当てるなどの対応が必要です。

いずれにしても、ご自身のライフスタイルや経済状況に合った適切な乗り換えタイミングを判断すると、快適なカーライフが送れるでしょう。

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文生伊(あおい)/松浦 広恭
筆者文生伊(あおい)/松浦 広恭

文生伊(あおい)
車のサブスクNavi・自動車査定Navi、2サイトのメインライター。自動車関連企業に15年従事した経験を活かしながらフリーランスとして活動中。愛車遍歴はBMW Z3、Fiat 500、Abarth595、人生初の国産車ジムニーを経て現在はスバリストに転身。

松浦 広恭
車のサブスクNavi・自動車査定Naviという2つの自動車関連サイトを運営する自動車特化ブロガー。初心者でもわかりやすく納得して車の取引ができるようになることをモットーにコンテンツを制作。愛車は日産セレナ、セカンドカーはKINTOで契約したルーミー。3人の子育てのため静岡県東部に移住。休日は主に伊豆半島で海・山のレジャーを楽しんでいる。
車のサブスクNavi:https://carsubscription-navi.com/
自動車査定Navi:https://carappraisal-navi.com/記事一覧を見る

MOTA編集部
監修者MOTA編集部

MOTA編集部は自動車に関する豊富な知識を持つ専門家チーム。ユーザーにとって価値のあるコンテンツ・サービスを提供することをモットーに、新型車の情報や、自動車の購入・売買のノウハウなど、自動車に関する情報を誰にでも分かりやすく解説できるように監修しています。

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