車の塗装にかかる値段は? 車の塗装の剥がれ対策と自分で修理するやり方を解説

  • 筆者: MOTA編集部
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車の塗装は時間と共に劣化します。車の塗装の剥がれは、美観を損なうだけでなく、車体を守るためにも早急な対処が必要です。

この記事では、塗装の剥がれの原因から修理方法、費用まで詳しく解説します。

目次[開く][閉じる]
  1. 車の塗装が剥がれる原因は?
  2. 車の塗装剥がれを放置すると思わぬ出費が増えることも!
  3. 車の塗装をできるだけ長持ちさせる方法
  4. 車の塗装は自分でできる?
  5. 車の塗装を自分で修理する場合の手順
  6. 車の塗装剥がれの修理を依頼したい! どこで頼める?
  7. 車の塗装にかかる値段はどのくらい?
  8. 車の塗装に関するよくある質問
  9. まとめ

車の塗装が剥がれる原因は?

車の塗装は、美しい外観を維持するだけでなく、車体を守る重要な役割を果たしています。しかし、さまざまな要因によって塗装が剥がれてしまうことがあります。

主な原因としては、ぶつけたり擦ったりしてできたキズ、紫外線の影響、鉄粉や鳥のフンなどの汚れによる化学的反応の3つがあります。

これらの要因をそれぞれ詳しくみていきましょう。

ぶつけたり擦ったりしてできたキズ

車を運転していると避けられないのが、飛び石や擦りキズ、ドアパンチ、事故による損傷など、小さな事故や接触によってできるキズです。これらによるキズは塗装の剥がれやサビの原因になります。

駐車時は細心の注意を払い、運転中には他車と距離感を保つことが重要です。

発生したキズは早期に修理することで、塗装のさらなる剥がれなどを防ぐことができます。

紫外線

紫外線は塗装の色あせや劣化を引き起こす主な原因の一つです。特に強い日差しの下での駐車は、塗装の劣化を早めます。

紫外線から車を保護するためには、屋根付きの駐車場の利用やUVカットのカーフィルム、定期的なワックスがけが有効です。

鉄粉や鳥のフンなどの汚れ

鉄粉や鳥のフン、樹液などは塗装に強い化学反応を起こし、放置すると塗装を侵食します。特に、鳥のフンに含まれる酸性の成分は、塗装を素早く劣化させるため、発見次第すぐに洗い流すことが重要です。

また、都市部や工事現場近くでの駐車時には、特に鉄粉に注意が必要です。定期的な洗車と清掃は、これらの汚れから塗装を守る最も基本的な対策となります。

車の塗装剥がれを放置すると思わぬ出費が増えることも!

車の塗装の剥がれは、単に見た目の問題だけではありません。

塗装の下の金属部分が露出すると、そこから錆びるプロセスが始まります。

サビは車体の構造的な強度を低下させ、長期的には重大な安全性の問題につながる可能性があります。

また、塗装が剥がれた状態を放置することで、損傷が徐々に広がり、最終的には大規模な修理が必要になることも珍しくありません。

このような修理は、特に輸入車や高級車の場合、非常に高額になる可能性があります。

さらに、車の再販価値にも大きく影響するため、早期の対処が経済的にも賢明な選択と言えるでしょう。

車の塗装をできるだけ長持ちさせる方法

車の塗装は日々のケアによって、その寿命を大幅に延ばすことができます。

車の塗装を長持ちさせる方法

  • 定期的な洗車
  • ワックスがけ・コーティング
  • 駐車する環境を整える
  • 定期的な洗車

    最も基本的な対策として、定期的な洗車が挙げられます。

    汚れが塗装面に長く付着していると、化学反応によって塗装を傷め、剥がれやすくなってしまいます。

    ワックスがけ・コーティング

    また、ワックスがけは塗装表面に保護膜を作り、紫外線や小石からのダメージを軽減します。

    UVカット機能のあるコーティング剤であれば、施工することで紫外線による劣化を抑えることできます。

    駐車する環境を整える

    屋根付きの駐車場を利用する、もしくは車用のカバーをかけることで、直射日光や酸性雨から車を守ることができます。

    また海辺に住んでいる場合は、塩害対策が必要です。車体の下回りに防錆剤を塗布したり、高圧洗浄機で塩分を洗い流したりしましょう。

    冬は、路面に撒かれる融雪剤が塗装を傷める可能性があります。洗車後にしっかりと水気を拭き取り、融雪剤が付着しないように注意しましょう。

    これらの対策により、車の塗装はより長く美しい状態を保つことができ、結果として車全体の価値を維持することにもつながります。

    車の塗装は自分でできる?

    車の塗装修理は、専門の業者に依頼する以外にも、DIYで行う方法があります。

    自分でできる範囲の修理や、手軽に挑戦できる塗装方法を知ることで、費用を抑えつつ車をキレイに保つことができます。

    ここでは自分で修理することのメリットとデメリットをご紹介します。

    メリット:道具はカー用品店などで手に入りやすい

    車の塗装修理に必要な道具はタッチペンやスプレー塗料、サンドペーパーなどです。これらは近くのカー用品店で簡単に手に入れられるものばかりです。

    タッチペンは特に細かい作業に適しており、スプレー塗料は広範囲の修理に利用します。

    スプレーとタッチペンはどう使い分けるべき?

    塗装修理において、スプレー塗料とタッチペンの使い分けは重要です。

    タッチペンは、細かいキズや小さな塗装の剥がれに最適で、正確な色を選ぶことでキズが目立たないよう修理できます。

    一方、スプレー塗料は広範囲の塗装や、全体的な色の補修に適しており、均一な仕上がりを求める場合におすすめです。

    どちらも使用する際は、周囲の保護と塗装の乾燥時間を十分に確保することが重要です。

    デメリット:失敗するリスクがある

    DIYでの塗装修理には、失敗するリスクが伴います。

    特に、正しい塗装方法を理解せずに作業を行うと、仕上がりにムラが生じたり、期待した色と異なる結果になることもあります。

    また、塗装の前処理や後処理を適切に行わないと、修理した部分の塗装がすぐに剥がれる原因にもなります。

    そのため、事前に適切な知識を身につけ、小さなキズから試してみることが大切です。

    車の塗装を自分で修理する場合の手順

    ここでは、DIYで車のスプレー塗装修理を行うための基本的な手順と必要な道具を紹介します。

    1. 清掃と下地処理:塗装する部分の汚れや油分を耐水ペーパーとシリコンオフで徹底的に除去します。

    2. 養生:マスキングテープを使って塗装しない部分を保護します。

    3. 塗装:スプレー塗料を均一に塗布します。薄く数回に分けて塗ることでムラを防ぎます。

    4. 乾燥:塗料の指示に従い、適切な時間塗装を乾燥させます。

    5. クリアコート仕上げ:塗装面にクリアコートを施し、光沢と保護を提供します。

    6. 仕上げ:最後に、全体を軽く磨き上げ、仕上げます。

    適切な準備と正確な手順を踏むことで、自宅で車の塗装を美しく仕上げることが可能です。

    用意するもの

  • スプレー塗料
  • マスキングテープ
  • 耐水ペーパー
  • シリコンオフ(脱脂剤)
  • クリアコート(仕上げ用)
  • 塗装用マスク
  • 保護手袋
  • 1. 洗車する

    修理作業を開始する前の最初のステップとして、対象の塗装部分に付着している汚れや油分を丁寧に洗車で取り除きます。これは、新たに塗る塗料が車の表面にしっかりと密着するために非常に重要です。

    汚れが残っていると、塗料がうまく定着せず、仕上がりの質が低下する可能性があります。しっかりと洗車することで、塗装の持続性と美観が大きく向上します。

    2. シリコンオフで脱脂

    塗装がより効果的に密着するためには、シリコンオフでの脱脂作業が必要です。洗車だけでは除去できない細かな油分や汚れも、シリコンオフによってしっかりと取り除くことができます。

    この工程により、塗料の密着力が向上し、塗装後の仕上がり品質と耐久性が向上します。

    3. 養生する

    車の塗装修理において、マスキングでの養生は美しい仕上がりを実現するために欠かせない重要な工程です。

    これは、塗料が不要な部分に付着するのを防ぎ、塗装範囲をしっかりと定めることで、プロのような仕上がりに近づけることができます。

    4. 耐水ペーパーで足付け

    車の塗装修理で、美しい仕上がりを実現するためには、「足付け」と呼ばれる重要な工程があります。

    これは、塗装する箇所の表面を耐水ペーパーでわずかに研磨し、塗料の密着性を高めるための処理です。

    5. プラサフで下地を作る

    車の塗装修理で、美しい仕上がりを実現するためには、「プラサフ」と呼ばれる下地材を使用することが重要です。

    プラサフは、塗装面を滑らかにし、上塗りの塗料を均一に定着させる役割を果たします。

    6. 耐水ペーパーで表面をならす

    車の塗装修理で、美しい仕上がりを実現するためには、プラサフを塗った後の「研磨」が重要です。

    これは、耐水ペーパーを使ってプラサフ表面を滑らかにすることで、上塗りの塗装をより美しく、長持ちさせるための工程です。

    7. ぼかし剤を塗る

    車の塗装修理で、修理箇所を目立たなくするために、「ぼかし剤」と呼ばれる特殊な塗料を使用することがあります。

    ぼかし剤は、新旧の塗装の境界線をぼかし、自然なグラデーションを作り出すことで、修理箇所を目立たなくします。

    8. 本塗装をする

    車の塗装修理で、最も重要な工程の一つが「本塗装」です。

    この工程では、選定した本色の塗料を均一に塗布します。

    9. 必要に応じて研磨をする

    必要に応じて、カラー塗装後の塗装面に耐水ペーパーで軽く磨いて凹凸や粗さを修正し、美しい光沢を実現します。

    10. クリア塗装をする

    カラー塗装を行ったのち「クリア塗装」と呼ばれる工程を行います。

    これは、カラー塗装した表面を保護し、美しい光沢を与えるために、透明な塗料を上から塗布するものです。

    11. 塗装面を整える

    塗装作業の最終段階では、全体を丁寧に磨き上げることで、塗装面の仕上げを行います。この工程により、塗装面はさらに滑らかになり、均一で美しい光沢が引き出されます。

    車の塗装剥がれの修理を依頼したい! どこで頼める?

    車の塗装の剥がれは、見た目に大きく影響するだけでなく、放置するとさらなる損傷の原因にもなります。

    修理を依頼できる場所はいくつかありますが、それぞれ特徴が異なります。

    ディーラー

    正規ディーラーでの塗装修理は、純正色での完璧な修復ができることが一番の特徴です。

    購入した車種専用の塗料を使用してもらえるため、色の一致が保証されます。

    また、新車保証の対象となることもあり、特に新車を購入したばかりの方や保証を活用したい方に適しています。

    ただし、費用は他の選択肢に比べて高額になる傾向があります。

    板金整備工場

    板金整備工場では、専門的な知識と技術を持つ職人が、広範囲の損傷や複雑な修理にも対応します。また、カスタムペイントなど特殊な塗装にも対応しています。

    修理後の仕上がりの品質が高く、コストパフォーマンスに優れている点が魅力ですが、事前に見積もりを取ることをおすすめします。

    カー用品店

    カー用品店では、小さなキズの修理サービスだけでなく、DIYでの修理道具を幅広く取り扱っています。

    低コストで自分で修理を行いたい方や、小規模な修理を依頼したい方に適しています。ただし、専門的な技術や道具が必要な場合は、他の選択肢も検討する必要があります。

    ガソリンスタンド

    一部のガソリンスタンドでは、簡単な塗装修理サービスを提供しています。

    手軽に利用できるため、急な塗装の損傷に対応したい場合に便利です。

    サービスの範囲や質はガソリンスタンドによって異なるため、事前に確認することが重要です。

    車の塗装にかかる値段はどのくらい?

    車の塗装修理にかかるコストは、作業の範囲や選択する塗料に大きく依存します。

    部分塗装から全塗装まで、さまざまなケースでの費用と、価格を左右する主な要因を見ていきましょう。

    修理箇所料金相場

    フロントバンパー

    15,000円〜

    リアバンパー

    18,000円〜

    フロントフェンダー

    30,000円〜

    リアフェンダー

    40,000円〜

    ドア

    35,000円〜

    ルーフ

    52,000円〜

    部分塗装の場合

    部分塗装は、小さなキズや損傷に対処する経済的な選択肢です。

    具体的な費用は数千円から数万円程度で、修理する範囲の大きさや塗装する色の種類によって異なります。

    例えば、一般的な黒や白の塗装は比較的安価ですが、特殊なメタリックカラーやパールカラーは高額になる傾向があります。

    このような小さな修理でも、塗装によって費用は大きく異なります。そのため、見積もりを取ることが重要です。

    全塗装の場合

    全塗装は車の外観を一新したい時や大きな損傷がある場合に選ばれます。費用は車の大きさや塗料の種類、塗装の質によって大きく異なり、一般的には数十万円から百万円程度が目安です。

    全塗装では、車全体を均一に仕上げるための高度な技術が求められるため、選ぶ業者の実績や評判を確認することも大切です。

    部分塗装、全塗装に関わらず料金が上がる要因

    塗装の費用には、色の特殊性、塗装の層数、下地処理の複雑さなどの要素が左右しています。

    例えば、高品質な塗料を使用したり、複数層にわたる塗装を行ったりすると、美しい仕上がりを実現できますが、費用もそれに比例して上がります。

    また、サビや深いキズのある車体には下地処理に手間と時間がかかるため、これもコストを上げる主要な要因です。これらの要素を事前に考慮し、予算内で最適な塗装プランを選択することが重要です。

    部分塗装と全塗装の違いをご紹介します。こちらを参考に、ご自身の愛車の適切な修理方法について検討してみてください。


    項目部分塗装全塗装

    対象

    小規模なキズや損傷

    車の外観全体を一新したい場合や大きな損傷がある場合

    費用

    数千円から数万円程度
    修理範囲や塗装色により変動する
    黒や白は安価、メタリックやパールカラーは高額

    数十万円から百万円程度
    車の大きさ、塗料の種類、塗装の質により変動する

    注意点

    塗装によって費用は大きく異なる
    小さくても見積もりを取ることが重要

    車全体を均一に仕上げるための高度な技術が必要
    業者選定時に実績や評判の確認が大切

    メリット

    経済的で小規模修理に適している

    車全体の見た目を完全に一新できる

    デメリット

    色の選択や修理範囲によって費用が上がる可能性がある

    費用が高額になる
    正しい業者選定が必要


    車の塗装に関するよくある質問

    ここでは、車の塗装の持続期間や色の選択に関する一般的な質問をご紹介します。

    車の塗装は何年くらい持ちますか?

    車の塗装の持続期間は、そのケアに大きく依存します。

    定期的な洗車、ワックスがけ、そして適切な保管条件を守れば、塗装は5年から10年は美しい状態を保つことができるでしょう。

    しかし、直射日光や雨、雪のあたる環境下にある車や、メンテナンスを怠った車は、この期間よりも早く塗装の劣化が進む可能性があります。

    また、使用する塗料の種類や塗装方法によっても持続期間に差が出ることがあります。

    一番長持ちする車の色と経年劣化しやすい色は?

    車の色によって塗装の持続期間に違いがあります。一般的に、白や淡色系の色は紫外線や熱を反射しやすいため、長持ちしやすいとされています。

    一方、黒や濃い色は紫外線を吸収しやすく、経年による劣化や色あせが起こりやすい傾向にあります。

    特にメタリックやパール塗装は、その複雑な反射効果が経年劣化で失われやすいため、定期的なメンテナンスがさらに重要になります。

    まとめ

    車の塗装の維持は、外観の魅力だけでなく、車体の保護にも欠かせません。

    車の美観と機能性を長期間にわたって維持するためには、定期的な清掃や適切な保護対策、そして早期の損傷対応が重要です。

    さらに、DIYで修理技術を身につけることで、小さな損傷に迅速かつ効果的に対処することができます。車の塗装を適切に管理することで、その寿命を大幅に延ばし、愛車との良好な関係を長く維持することができるでしょう。

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    筆者MOTA編集部

    MOTA編集部。編集部員は、自動車雑誌の編集者やフリーランスで活動していた編集者/ライター、撮影も同時にこなす編集ディレクターなど、自動車全般に対して詳しいメンバーが集まっています。

    樺田 卓也 (MOTA編集長)
    監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

    自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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