コンパウンドで車の傷消し! 選び方やおすすめグッズを紹介【2025年】
- 筆者: MOTA編集部
車のボディについた気になる小傷。プロに頼むほどではないけれど、自分でなんとかしたい、そう考えている方も多いのではないでしょうか。そんな時に役立つのが「コンパウンド」です。
この記事では、コンパウンドがどんなものなのか、どのような傷に使えるのか、選び方からおすすめ商品、注意点など、車の傷を自分で補修するために必要な情報を解説します。
コンパウンドとは?
コンパウンドとは、車のボディについた細かい擦り傷などを消すためのアイテムで、ひと言でいえば「とても目の細かい、ペースト状または液体状の研磨剤」です。
傷を何かで埋めるイメージを持つ方もいますが、コンパウンドの原理は異なります。
傷の周りの塗装表面をごくわずかに削って平らにならし、なめらかにすることで傷を目立たなくするのです。傷でできた凹凸がなくなり、光が均一に反射するようになるため、傷が見えなくなるという仕組みです。
コンパウンドが効く傷と効かない傷の判断基準
コンパウンドが万能かというと、そうではありません。補修できるのは、車の塗装の一番外側にある透明な保護膜「クリア層」についた浅い傷だけです。
車の塗装は、表面から以下の層になっています。
クリア層(透明な保護膜)
カラー層(ボディの色)
下地層(サビ止めなど)
ボディ(鉄板)
爪で軽くこすってみて、引っかかりを感じない程度の浅い傷であれば、クリア層にとどまっている可能性が高く、コンパウンドで綺麗にできる見込みがあります。
一方で、爪が引っかかる、または色のついたカラー層や、その下の下地層(多くは白や灰色)が見えてしまっているような深い傷は、コンパウンドで削っても消すことはできません。
このような傷は、タッチペンや板金塗装で色を加える補修が必要になります。
さらにボディ本体(鉄板など)まで達している場合は、サビが広がる可能性もあるため、プロの専門業者に依頼することを強くおすすめします。
コンパウンドの種類と選び方
コンパウンドは、研磨剤の粒子の大きさ(粒度)のほか、形状や成分によって様々な種類があります。傷の状態や作業箇所に合わせて適切なものを選びましょう。
1. 粒子の細かさ(粒度)
粒子の細かさは、「粗目」「中目」「細目」「極細目」「超微粒子」といった種類に分けられます。粒子が粗いほど研磨力は高く、細かいほど穏やかになります。
一般的な車のクリア層の厚さは30~80μm(マイクロメートル)程度です。そのため、15μmを超えるような粗目や中目のコンパウンドは、塗装を削りすぎるリスクがあり、ボディの傷研磨にはほとんど使われません。
用途の目安
初めて使用する場合は、何種類かがセットになった商品を購入し、説明書をよく読んで、傷の状態に適したものを使い分けましょう。
2. 形状の違い
形状の違いとしては、大きくペーストタイプと液体(リキッド)タイプの2種類があります。
ペーストタイプ
粘度が高く、垂直な面に塗っても垂れにくいため、ドア側面などの作業に適しています。一方で、伸びが悪いため、広い範囲を均一に磨くのには向きません。
液体(リキッド)タイプ
伸びが良く、ボンネットやルーフなど、水平で広い面を効率よく磨くのに向いています。ただし、夏場など気温が高い日はすぐに乾燥し、作業性が落ちることがあります。
3. 成分の違い
成分の違いとしては、水性(水溶性)と油性(油溶性)があります。それぞれ特徴を紹介します。
水性(水溶性)コンパウンド
研磨力が高く、効率的に作業を進められます。油分を含まないため、磨き具合を正確に確認しながら作業できるのがメリットです。
一方、注意点としては乾燥しやすく、研磨カスが出やすい傾向があります。
油性(油溶性)コンパウンド
油分が潤滑剤の役割を果たすため研磨が穏やかで、塗装を過剰に削ってしまうリスクを抑えられます。
油分が傷を一時的に埋めて隠してしまうため、研磨状態を正確に把握するには、作業後に「脱脂」という油分を取り除く工程が必要になります。
コンパウンドで除去できる「汚れ」の種類
コンパウンドは傷だけでなく、通常の洗車では落ちにくい頑固なボディの汚れを除去する効果もあります。
例えば、以下のような汚れに有効です。
コンパウンドで落とせる汚れの種類
水アカ: 水滴が乾いて残った白い筋状の汚れ
ピッチ・タール: タイヤの跳ね上げなどで付着するアスファルト成分の黒い汚れ。専用クリーナーでも落ちますが、固着するとコンパウンドが有効
イオンデポジット: 雨水に含まれるミネラル成分が蒸発して、白い輪状に固着したウロコ状の汚れ
ウォータースポット: イオンデポジットが進行し、レンズ効果などで塗装面が焼けて凹んでしまった状態
塗装の付着: 他の車と擦れて相手の車の塗料が自車に付着した場合(自車の塗装が削れていない場合)
油性の汚れや鳥のフンによる化学変化:紫外線などにより塗装が変色、固着したもの
コンパウンド作業前の下準備
コンパウンド作業を始める前には、必ず念入りな洗車を行いましょう。車のボディには目に見えない汚れ(泥、オイル、砂、ホコリ、鉄粉など)がたくさん付着しています。
これらの汚れが残ったままコンパウンドで磨くと、まるで石の粒がついたスポンジで磨くような状態になり、新たな傷をつけてしまう原因になりかねません。
まずはシャンプー洗車で汚れをしっかりと落とし、必要であれば粘土クリーナーで鉄粉なども除去してください。
また、作業環境にも注意が必要です。強風時や炎天下での作業は避けましょう。
強風時は砂塵が舞い上がり、せっかくきれいになったボディに再び汚れが付着してしまいます。また、炎天下ではコンパウンドがすぐに乾燥してしまい、十分な効果が得られないだけでなく、熱による悪影響も考えられます。
直射日光を避け、比較的涼しい日や時間帯を選んで作業を行ってください。
手作業での研磨を考えている方も多いかもしれませんが、人間の手の力は想像以上に強く、柔らかい塗装面を均一に磨くのは熟練者でも難しいものです。
プロが手磨きよりも機械(ポリッシャー)を使うのは、作業効率だけでなく、ボディへの負担を減らすためでもあります。
コンパウンドと周辺アイテムのおすすめ商品一覧
この記事でご紹介する、コンパウンドを一覧でまとめました。
次の項目ではおすすめの商品の特徴やスペックをご紹介します。
商品名 | 画像 | 商品URL |
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コンパウンドのおすすめ商品10選
コンパウンドのおすすめ商品その1:SOFT99(ソフト99)99工房 液体コンパウンドトライアルセット
- 液体コンパウンドトライアルセット
- ソフト99
3種類の液体コンパウンドがセットになった商品です。粒の異なる3つのコンパウンドが入っているため、ペイント補修の仕上げから小傷消しまで、さまざまな用途に幅広く使用することができます。
ワックスなど、傷を埋める成分は入っていないため、研磨した後はワックスやコーティング剤で塗装面を保護する必要があります。
初心者でも使いやすいように、手順がしっかり説明されているほか、キズ消し用→仕上げ用→超鏡面用と3ステップが明記されているため、使う順番や番手を間違える心配がありません。
SOFT99(ソフト99)99工房 液体コンパウンドトライアルセット | |
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成分 | 研磨材、界面活性剤、石油系溶剤 |
内容量 | 液体:80ml×3種 |
付属品 | ミニスポンジ×3個 |
コンパウンドのおすすめ商品その2:ウィルソン ハンネリコンパウンド
- ハンネリコンパウンド
- ウィルソン
商品名の通り“半練り”のペースト状のコンパウンドで、傷の深さによって使い分けられる3種類のコンパウンドが用意されており、手磨きしやすいのが特徴です。
「アラ目」は平均粒径7マイクロメートルで、塗装補修の下地処理やサビ落としに最適。
「細目」は平均粒径3.5マイクロメートルで、塗装補修後の表面研磨や浅いキズ消し、老化塗膜の除去・再生に向いています。
「極細」はワックスがけや、洗車機のブラシでついた細かいキズを、平均粒径1ミクロンの超微粒子パウダーの働きできれいに消し去ります。補修塗装後の最終磨きにも最適です。
ウィルソン ハンネリコンパウンド | |
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内容量 | 200g |
コンパウンドのおすすめ商品その3:ピカール ラビングコンパウンド
- ラビングコンパウンド
- ピカール
クルマの塗装部分のキズ取りや汚れ落とし、補修塗装の下地処理に最適なペースト状のコンパウンドです。
ピカールのラビングコンパウンドは、昔ながらの缶のデザインやマイナスドライバーでこじ開ける蓋など、レトロなスタイルからクルマ好きやバイク好きの人たちから長年愛されてきました。
コンパウンドの特徴は、中目~中細目(15マイクロメートル)の研磨剤入りで、磨く力はかなり強力。
磨きすぎに注意が必要ですし、塗装面は別のコンパウンドでツヤ出しをする必要があるなど通好みの商品です。
しかし、みるみる傷が落ちていく快感は一度やってみるとやみつきになります。
コンパウンドのおすすめ商品その4:ソフト99(SOFT99) 超ミクロンコンパウンド ダーク&メタリック車用
- 超ミクロンコンパウンド ダーク&メタリック車用
- ソフト99(SOFT99)
ペーストタイプの超微粒子コンパウンドで、特に黒や暗い色、メタリック系のボディカラーの車に最適。液体タイプにも近い目の細かさで、塗装面を削りすぎずに細かいキズやシミ、劣化を目立たなくするとともに光沢を出してくれます。
また油溶性で、削る効果だけでなくワックスがけをする前の下地処理に使えば、ワックスのノリがよくなるという効果も。
ペーストタイプを好む方や、小キズのみで余計な研磨をしたくない方にはコスパも高くオススメ。本格的な専用のスポンジが付属しているのも嬉しいポイントです。
ソフト99(SOFT99) 超ミクロンコンパウンド ダーク&メタリック車用 | |
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内容量 | 180g |
コンパウンドのおすすめ商品その5:ソフト99(SOFT99) コンパウンド 超ミクロンコンパウンド ホワイト車用
- 超ミクロンコンパウンド ホワイト車用
- ソフト99(SOFT99)
白色のボディカラー向けの超微粒子コンパウンドです。濃色系に比べると細かいキズが目立ちにくいホワイト系は、黄ばみや水垢が目立ってしまうという特徴もあり、こまめな洗車やワックスがけが物を言う色でもあります。
ペーストタイプで、小さなキズを目立たなくしながら光沢感が復活。またワックス前の下地にもなり、美しくツヤのある仕上がりが期待できますよ。
価格もリーズナブルで、使い勝手がいいのでリピート買いする人も多数。使用前には洗車をして埃や汚れを落とし、しっかり拭き上げをしてからの作業がおすすめです。
ソフト99(SOFT99) 超ミクロンコンパウンド ホワイト車用 | |
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内容量 | 180g |
コンパウンドのおすすめ商品その6:ソフト99 (SOFT99) 99工房 コンパウンドトライアルセット
- 99工房 コンパウンドトライアルセット
- ソフト99(SOFT99)
細目、中細、極細の3種類が入ったペースト状のコンパウンドで、それぞれ25gずつと少量かつ安価なため、ちょっとしたキズやお試しで使うのにぴったりのセットです。
初心者用としても使いやすく、3ステップで分かりやすいのが特徴。まずは極細から始めて、キズが消えなければ中細、細目へと移っていき、消えたら今度は仕上げに、中細、極細と逆戻りします。その際、3種類のコンパウンドそれぞれで使うスポンジや布を取り替えるのがコツですよ。
磨く際、くるくると円を描くようにやってしまいがちですが、タテヨコと直線で仕上げるとムラが出にくく仕上げることができます。
ソフト99 (SOFT99) 99工房 コンパウンドトライアルセット | |
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内容量 | 25g×3 |
コンパウンドのおすすめ商品その7:HOLTS(ホルツ) 液体コンパウンド リキッドコンパウンドミニセット 細目・極細・超極細
- 液体コンパウンド リキッドコンパウンドミニセット 細目・極細・超極細
- HOLTS(ホルツ)
80mlと少量で使いやすい、液体コンパウンド3本セットです。キズ取り用の細目、鏡面仕上げ用の極細、超鏡面ツヤ出し用の超極細というラインナップで、それぞれ研磨力によって使い分けるも良し、また段階的に使えば輝きのある仕上がりが期待できます。
細目でキズ取りをした後は、極細、超極細の順番で磨きと拭き上げを行い、それを繰り返すことでボディに鏡のようなツヤを取り戻せます。
伸びやすい液体タイプですが、広い部分を一気に磨くのではなく、20~30cm四方を目安に少しずつ磨くのがポイント。タテヨコの直線で、ハガキほどのサイズに対しティースプーン半分ほどの量を使うといいですよ。
HOLTS(ホルツ) 液体コンパウンド リキッドコンパウンドミニセット 細目・極細・超極細 | |
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内容量 | 80ml×3 |
コンパウンドのおすすめ商品その8:HOLTS(ホルツ) コンパウンドミニセット 粗目・細目・極細 25gx3本セット
- コンパウンドミニセット 粗目・細目・極細 25gx3本セット
- HOLTS(ホルツ)
下地処理・サビ取り用の粗目、キズ取り・ツヤ出し用の細目、鏡面仕上げ用の極細という3本セットのコンパウンドです。ペーストタイプで、25gずつという少量のため買いやすく、とりあえず急いでキズを消したいという方にもおすすめ。
粗目から極細までの3種類となっていますが、浅いキズやツヤ出し用のセットに比べて研磨力が強いため、ツヤ出しよりキズ取りがメインとなります。くれぐれも磨きすぎには注意しましょう。粗目を使った後は、細目、極細の順に磨くとムラなく仕上がりますよ。
またクルマだけでなく、バイクや自転車、ゴルフ用品などの金属部分のお手入れにも幅広く使えるアイテムです。
HOLTS(ホルツ) コンパウンドミニセット 粗目・細目・極細 25gx3本セット | |
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内容量 | 25gx3 |
コンパウンドのおすすめ商品その9:RINREI(リンレイ) カーワックス コンパウンドWAX ダーク&メタリック
- カーワックス コンパウンドWAX ダーク&メタリック
- RINREI(リンレイ)
濃色系のボディカラーに適した半ネリタイプの「コンパウンドワックス」です。キズ消し・鏡面仕上げ・ワックスという3つの効果が同時に得られるというスグレモノで、濃色系のダーク&メタリック車用のほか、ホワイト&シルバーメタリック車用もあります。
超極細マイクロセラミックパウダー配合で細かな洗車キズや磨きキズを消し、最終仕上げレベルの研磨力を発揮してボディを鏡面に仕上げます。また同時にアクリル系ポリマー配合でボディをガードし、保護とツヤ出しを両立。
いくつもスポンジを使い分ける必要がないので作業効率もよく、継続したメンテナンスにもピッタリですよ。
RINREI(リンレイ) カーワックス コンパウンドWAX ダーク&メタリック | |
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内容量 | 180g |
コンパウンドのおすすめ商品その10:WILLSON (ウイルソン) 超光沢コンパウンド ライトカラー車用
- 超光沢コンパウンド ライトカラー車用
- WILLSON (ウイルソン)
ナノ粒子配合で、ボディにもやさしい液体タイプのコンパウンドです。細かなスリキズ、磨きキズに有効で、何となくボディ表面がくすんでいるなと感じた時、すっきりクリアなツヤを出してくれますよ。
ライトカラー車のほかダークカラー車用もあり、しつこい水アカ落としや、ワックス・コーティング前の下地としても使用できます。
専用のスポンジが付属しており、塗り込みと拭き上げ作業がスムーズで軽い感触なのも特徴の一つ。超光沢、ツルツルの鏡面仕上げに気分もアガりますよ。
:WILLSON (ウイルソン) 超光沢コンパウンド ライトカラー車用 | |
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内容量 | 180g |
コンパウンドと一緒に使いたいおすすめ商品3選
プロスタッフ 洗車用品 ガラス系コーティング剤 CCウォータープロテクト
水ハケをよくし、UVカット効果も発揮しつつ輝くツヤでコーティングしてくれるガラス系コーティング剤です。ノーコンパウンドのため、磨きキズをつける心配もありません。
このアイテムのすごいところは、何といっても洗車後の濡れたボディにそのままスプレーして拭くだけという驚きの手軽さ。ムラなく施工できるためボディ全体にしっかりとツヤが出るほか、窓ガラスやヘッドライト、ホイールやダッシュボードまで使用可能なためクルマ丸ごとキレイになりますよ。
疎水性があり雨じみ、水アカを防いでくれるほか、濃縮UV吸収剤配合で、梅雨時や初夏前の施工にもピッタリ。ボディが傷みやすい季節に心強いアイテムです。
プロスタッフ ガラス系コーティング剤 CCウォータープロテクト 300ml S152 | |
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配送重量 | 470g |
梱包サイズ | 24.8cmx10.2cmx9.7cm |
ガラコート 硬化ガラスコーティング剤
ボディの色褪せや劣化を防ぎ、高撥水ほか熱や静電気にも強くなるガラスコーティング剤です。プロ仕様の最高級品質で、濡れたような美しいツヤを長時間キープ。その期間、なんとノーワックスで5年間という超耐久性で愛車をしっかり守ってくれます。
安心の日本製で、最先端技術の4ナノ極小ダイヤモンド粒子を配合。その上、専用のスポンジとマイクロファイバークロスが3セットと分かりやすいマニュアル付きで、届いたそばから施工ができるのも嬉しいポイントですよ。
施工は初心者や女性でも簡単な洗車・塗布・拭き取りという3ステップで、手軽にプロ仕様を実感できます。他製品に比べると高額ですが、普通車で丸2回分の量があり、耐久性も鑑みれば高コスパ商品と言えるでしょう。
ガラコート 硬化ガラスコーティング剤 【5年間ノーワックス ボディ専用 プロ仕様】 | |
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配送重量 | 508g |
梱包サイズ | 30.6cmx22.9cmx5.4cm |
プロスタッフ 車用 電動ポリッシャー
- 電動ポリッシャー シャインポリッシュ
- プロスタッフ
家庭のコンセントで使用でき、女性でも取り回しがラクな軽量コンパクト設計の電動ポリッシャーです。手作業時に比べ力の入れ過ぎを防いでくれ、広い面積もムラなく均一な力で施工ができますよ。パッドの中心が少しずつずれながら動くダブルアクションタイプで、跡が付きにくいため初心者でも安心して使用できます。
10mのコードは車体の隅々まで余裕をもって届くほか、振動や騒音が少なく、両手で持ちやすいグリップアームで作業安定性もバツグン。ワックスを塗ったらタオルで拭き上げ、仕上げ用バフで仕上げれば新車の輝きが蘇ります。こまめなメンテナンスで愛車が美しいまま長持ちしますよ。
プロスタッフ 電動ポリッシャー シャインポリッシュ | |
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製品重量 | 2.02kg |
梱包サイズ | 25cmx25cmx22cm |
コンパウンドの使い方と実際の作業手順
ここでは、コンパウンドを使った研磨作業の具体的な手順をご紹介します。
道具を用意する
まず、コンパウンド作業に必要な道具を揃えましょう。
磨きに使用するスポンジは、水に濡らして十分に柔らかくなる、保水性の高いセルロース系やPVA(ポリビニルアルコール)フォームのワックススポンジが適しています。これらは摩擦熱によるコンパウンドの乾燥を防ぎ、削り過ぎのリスクを減らします。
使用前には水に浸し、しっかりと絞ってから使いましょう。
カー用品店にはコンパウンド用の専用スポンジも販売されており、一般的なワックス用より扱いやすいことが多いです。
また、使用するコンパウンドの種類ごとに新しいスポンジを用意するか、付属の専用スポンジを活用しましょう。
コンパウンドの拭き取りには、柔らかいネル地のウエスが最適です。
手作業が難しいボンネットやドアなどの広い範囲を磨く場合は、電動ポリッシャーの使用も検討すると良いでしょう。安価なものでは3000円程度から購入でき、効率的な研磨が可能です。
作業の際には、コンパウンドが樹脂、ゴム、ガラスなど周囲の素材に付着しないよう、マスキングテープで養生するのを忘れないでください。
特に傷の修復がメインであれば、作業範囲を30cm四方ほどに区切り、周囲を覆っておくと安心して作業を進められます。不要な箇所に傷をつけないための重要な準備です。
コンパウンドで塗装面を磨く
準備が整ったら、いよいよコンパウンドで塗装面を磨いていきます。
スポンジを水に浸して柔らかくし、水が滴り落ちない程度に絞ります。複数のコンパウンドを用意している場合は、最も目の細かいものから使用を始めましょう。
液体のコンパウンドなら500円玉大、ペースト状なら1cmほどの量をスポンジに取り、磨く面に数回軽く押し付けて馴染ませます。
次に、スポンジを直線的に10回ほど動かして磨きます。この時「キュッ、キュッ」という音がしていれば、適切に磨けている証拠です。
縦方向と横方向の動きを織り交ぜながら、傷の部分だけでなくその周辺も優しく擦るのがきれいに仕上げるコツです。円を描くように磨く方法は、ムラや新たな傷の原因になるため避けてください。
最も細かいコンパウンドで効果が見られない場合は、より粒子の大きいコンパウンドに順次切り替えていきます。異なる種類のコンパウンドを使う際は、必ずスポンジ(ポリッシャーの場合はパフ)を新しいものに交換してください。
傷が目立たなくなったら、再び粒子の細かいコンパウンドに戻し、磨き傷を消していきます。最終的には、最も細かいコンパウンドでツヤ出しを行いましょう。
最後に柔らかいウエスでコンパウンドを拭き取り、塗装面を確認します。ドアノブ周辺や複雑な形状のバンパーなど、スポンジが届きにくい場所はウエスで丁寧に磨いてください。
コンパウンドでの磨き作業は地道ですが、一度削ってしまった塗装は元に戻せません。焦らず、粒子の細かいコンパウンドから段階的に使用するという基本を守りましょう。
コンパウンドを使用する際の注意点
コンパウンドは塗装面を研磨して傷を目立たなくするためのものであり、その作業は繊細な力加減と地道な手間を要します。
誤って削りすぎてしまうと、かえって状態を悪化させ、最終的に専門業者による全面塗装が必要となり、多額の費用が発生する可能性もあります。作業は常に慎重に進めましょう。
また、レクサスの一部車種が採用している「セルフリストアリングコート(耐すり傷向上塗料)」や日産の「スクラッチシールド」など、表面の劣化を防ぐ特殊な塗装が施されている車には、コンパウンドの使用は避けるのが無難です。
そして、一部のワックス成分配合商品を除き、コンパウンド自体には塗装を保護する役割はありません。むしろ、塗装を覆っているクリア層を薄くしたり、剥き出しの状態にしたりするものです。
そのため、コンパウンドで磨いた後は、必ずワックスやコーティング剤などを使用し、削られたクリア層の代わりとなる新たな保護膜を塗装の上に形成する必要があります。
この保護膜は、汚れや雨を弾く効果があり、化学変化の予防にも有効です。
しかし、ワックスもコーティング剤も効果は数ヶ月で薄れてしまいます。
時間が経つと、コンパウンドで磨いたことで以前よりも汚れや傷に敏感になった塗装面が、再び無防備な状態になってしまうことを忘れてはいけません。
したがって、コンパウンドで傷が消えたからといってそれで終わりではなく、その後の愛車のメンテナンスにはこれまで以上に注意を払うように心がけてください。
無理な作業はせず、判断に迷った場合は、馴染みのプロ専門業者(カーディーラー、カー用品店、ガソリンスタンド、整備工場など)に相談することをおすすめします。
まとめ
コンパウンドは、車のクリア層についた浅い傷や、水アカ、ピッチ・タールといった頑固な汚れを、塗装面を研磨して目立たなくするアイテムです。
粒子の粗さ、ペースト/液体、水性/油性などの種類があり、傷の深さや用途に応じて選び分けることが重要です。
使用前には徹底した洗車と適切な環境での作業が必須で、特殊な塗装の車への使用は避けましょう。コンパウンドは塗装を保護する役割はないため、作業後は必ずワックスやコーティングで保護膜を形成し、以降も丁寧なメンテナンスを心がけてください。
無理な作業は避け、判断に迷ったらプロに相談するのが賢明です。
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